こんにちは、CFDで資金200万円を運用しているシータ(@trade_theta)です。
「日経平均CFDってどこの証券会社でやるのがいいんだろう」
「日経平均CFDのおすすめ証券会社を知りたい」
こんな方向けに、日経平均CFDの取扱がある4社を徹底比較、おすすめの証券会社をご紹介します。
- 日経平均CFDをやるならGMOクリック証券が最適
- スプレッド、維持費、配当金、必要証拠金、保有期限の各社の違いが分かる
また、「初心者向けのおすすめ証券会社」、「観点別の証券会社比較」、「取扱商品ごとの証券会社比較」、「その他の金融商品との比較」などCFDに関する網羅的な情報は「CFD口座の比較!初心者向けのおすすめ国内業者・証券会社を紹介」にまとめているので、これからCFDを始める方はぜひ一度目を通してみてください。
日経平均CFDは日経平均の値動きを小額でトレードできる
日経平均は日本を代表する225社の株価平均をとった株価指数です。
日経平均CFDは、日経平均の値動きをトレードして、収益機会を得ることができます。
日経平均の過去のチャート
日経平均の過去の値動きはこんな感じになっています。
日経平均は約30年前の1990年にバブルで39000円台の最高値をつけてから大暴落。
2003年と2007年に7000円台の最安値をつけてからは徐々に復活してきており、最近は22000円あたりをうろちょろしています。
米国株のようにずっと右肩上がりの成長を続けているわけではないので、長期保有にはふさわしくありませんが、CFDでトレードする分には十分に利益機会がある市場です。
日経平均(日本225)CFDの取扱がある証券会社を徹底比較!
日経平均CFDを取り扱っているCFD会社4社の特徴を比較表がこちらです。
項目 | GMO | DMM | サクソ バンク | IG 証券 |
---|---|---|---|---|
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
為替手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2 | 7 | 5 | 7〜30 |
維持費 | 年4回 価格調整額 | スワップ ポイント 買:-¥5 売:-¥30 | オーバー ナイト金利 買:-¥2 売:-¥2 | 期限有商品 無料 or 無期限商品 オーバー ナイト金利 買:-¥182 売:-¥182 |
配当金 | 価格調整額 に含む | なし | ◯ | ◯ |
最小 取引単位 | 10倍 | 10倍 | 1倍 | 100倍 |
レバレッジ | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 |
最低保証金 | ¥20,523 | ¥20,552 | ¥2,057 | ¥206,249 |
保有期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 or 最大3ヶ月 |
売買手数料・為替手数料:4社ともに無料
売買にかかる直接的な手数料は4社すべてが無料です。
また、日経平均は基軸通貨が日本円なので、為替手数料も無料です。
スプレッド:GMOクリック証券が最安、2番手はサクソバンク証券
スプレッドは「買い価格」と「売り価格」の差のことで、この差額は実質的売買手数料になります。そのため、スプレッドは狭ければ狭いほど良いです。
日経平均CFDのスプレッドはGMOクリック証券の2円が最安です。
2番手はサクソバンク証券で5円です。
維持費:GMOクリック証券が最も優秀
CFDは「ショート」や「ロング」のポジションを持っているだけでも維持費がかかることがあります。
各社で費用の呼び名が異なるため、ややこしい状況になっています。
- GMOクリック証券:価格調整額
- DMM.com証券:スワップポイント
- サクソバンク証券:オーバーナイト金利
- IG証券:ファンディングコスト
先に結論を言ってしまうと、これらの維持費は、GMOクリック証券が無駄な費用が発生しないためオトクです。
GMOクリック証券の日経225価格調整額はロングとショートの受け払い金額が同額なので、何度も売買をするなら気にしなくてもOK
GMOクリック証券の日経平均CFDには、「価格調整額」と呼ばれる調整金の受け払いが発生します。
日経平均CFDの過去の価格調整額は次のようになっています。
「売」に書かれている金額がショートポジションを持っているときに受け払いする価格調整額で、「買」に書かれている金額がロングポジションを持っているときの価格調整額です。
例えば、2019年9月11日に1lotの日経平均CFDを保有していた場合、ポジションにより以下のような受け取り・支払いになります。
- ロングポジション:1790円の受け取り
- ショートポジション:1790円の支払い
価格調整額の一覧表をみると「ロングで受け取る金額とショートで支払う金額が同額」ということがわかります。
なので、どちらか一方向に偏らず、ロングとショートを同程度トレードをするやり方であれば、費用負担を気にする必要はありません。
価格調整額の詳細は「CFDの価格調整額とは何か」で解説しているので、さらに詳しく理解したい方はぜひご覧ください。
DMM.com証券の日経平均CFDは、ロング・ショートどちらもスワップポイントがマイナスで支払いが発生する
DMM.com証券の日経平均CFDには、毎日スワップポイントと呼ばれる調整金が発生します。
最新のスワップポイント履歴はこちらです。
日経平均のスワップポイントは、「買い」から入っても「売り」から入ってもマイナスです。つまり、支払いが発生します。
サクソバンク証券の日経平均CFDは、オーバーナイト金利が買いでも売りでも発生する
サクソバンク証券の日経平均CFDは、オーバーナイト金利と呼ばれる維持費がかかります。
CFD取引はレバレッジを効かせることで元手よりも大きな金額の売買ができますが、これは証券会社からお金を借りていることに他なりません。
オーバーナイト金利は、証券会社から借りているお金に対する金利の受け払いに該当します。
オーバーナイト金利は、約定代金(レバレッジを効かせた金額)に対してかかり、計算式は次のようになります。
- 買オーバーナイト金利=約定代金x(LIBOR+2.5%)/360
- 売オーバーナイト金利=約定代金x(LIBOR-3.0%)/360
参考:証券CFD取引で約定代金が100万円の建玉を持ち越した場合に発生するオーバーナイト金利の概算値を教えて下さい – よくある質問・FAQ|サクソバンク証券
日経平均CFDを最小取引単位で1日だけ保有した場合のオーバーナイト金利は2円です。
- 買オーバーナイト金利:
2円 = 21921円 x (0%+2.5%)/360 - 売オーバーナイト金利:
2円 = 21921円 x (0%-3.0%)/360
サクソバンクのオーバーナイト金利は、トレード画面で確認ができます。
金額は少ないので影響は軽微なものですが、ロング・ショート問わず必ず費用が発生するので、あまり長期保有はしないほうが良いと思います。
IG証券は2種類の日経平均CFDを選べる。期限ありを選んだら維持費は無料。期限なしはファンディングコストがかかる
IG証券は保有期限ありとなし、2種類の日経平均があります。
- 期限あり:維持費無料
- 期限なし:ファンディングコストが発生
「期限あり」の日経平均は、期限が来るたびに決済をする必要がありますが、維持費は無料です。
一方、「期限なし」の日経平均は、無期限にポジションを持つことができますが、維持費としてファンディングコストがかかります。
IG証券のファンディングコストは、サクソバンクのオーバーナイト金利と計算式は同じです。
日経平均CFD(ミニサイズ)のファンディングコスト計算式は次のとおりです。
- 買ファンディングコスト=約定代金x(LIBOR+3.0%)/360
- 売ファンディングコスト=約定代金x(LIBOR-3.0%)/360
参考:IG証券公式
日経平均CFDを最小取引単位で1日だけ保有した場合のオーバーナイト金利は、182円です。
- 買ファンディングコスト:
182円 = 21,921,00円 x (0%+3%)/360 - 売ファンディングコスト:
182円 = 2,192,100円 x (0%-3%)/360
IG証券は最小取引単位が大きい(サクソバンクの100倍、GMOクリック証券の10倍)ため、ファンディングコストも大きくなっています。
IGのファンディングコストも、ロング・ショート問わず必ず発生する費用です。
配当金:GMOクリック証券、サクソバンク証券、IG証券はもらえるが、DMM.com証券はもらえない
IG証券、サクソバンク証券はそれぞれ「配当金相当額」「配当等調整金」という形で配当金が受け取れます。
参考:株価指数CFDの手数料およびその他コストについて教えてください – よくある質問・FAQ|サクソバンク証券
参考:配当金相当額はどのように反映するのですか?
GMOクリック証券は、価格調整額に配当金が含まれます。
もう一度GMOクリック証券の価格調整額履歴をみてみます。
3月分と9月分の金額が多くなっています。ここに配当金相当額が含まれてます。
DMM.com証券は、残念ながらスワップポイントだけしか存在しておらず、配当金に相当する金額を受け取ることはできません。
必要保証金:サクソバンク証券が最も小額。2番手はGMO、DMM
4社のうち、最も必要証拠金が少なく済むのはサクソバンク証券で、金額は約2,000円です。
2番手となるGMOクリック証券、DMM.com証券は約20,000円です。
これは取引単位の違いが影響してます。
保有期限:4社とも無期限。IG証券は期限ありを選べる
4社とも無期限でCFDを保有できます。
ただし、維持費がかかるDMM.com証券、サクソバンク証券、IG証券は長期保有はおすすめできません。
IG証券は無期限と期限ありを選べます。もし、IG証券で長期保有をするなら、維持費が無料となる「期限あり」を選ぶのが良いです。
基本的に「期限あり」は維持費が無料で、「期限なし」は維持費がかかるケースが多いですが、GMOクリック証券は無期限かつ維持費無料のため、とても優秀です。
まとめ:日経平均CFDをやるならGMOクリック証券で始めよう
スプレッド、維持費、配当金、必要証拠金、保有期限などを総合的にみて、日経平均CFDをやるならGMOクリック証券が最適です。
- スプレッド:最安水準
- 維持費:無料
- 配当金:もらえる
- 必要証拠金:お手頃
- 保有期限:無期限
特に維持費が無料、かつ配当金がもらえるのが大きいですね。
他社であれば長期保有はコストがかさむため避けた方がよいですが、GMOクリック証券であれば期間を気にせずに保有できるのが嬉しいです。
日経平均CFDを始めるのであれば、まずGMOクリック証券で始めるのが良いと思います。
他社では余分なコストがかかってしまうため、単純にもったいないです。
GMOクリック証券は、取扱銘柄も多いため、中長期のトレンドトレーダーの方にとってもチャンスを掴みやすい証券会社です。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会に口座開設をしておきましょう。
他の観点でのCFD会社との比較はこちら記事をご覧ください。