こんにちは、CFDで資金200万円を運用しているシータ(@trade_theta)です。
「NYダウ平均CFDってどこの証券会社でやるのがいいんだろう」
「NYダウ平均CFDのおすすめ証券会社を知りたい」
こんな方向けに、NYダウ平均CFDの取扱がある4社を徹底比較、おすすめの証券会社をご紹介します。
- NYダウ平均CFDをやるならGMOクリック証券が最適
- 為替手数料、スプレッド、維持費、配当金、必要証拠金、保有期限の各社の違いが分かる
また、「初心者向けのおすすめ証券会社」、「観点別の証券会社比較」、「取扱商品ごとの証券会社比較」、「その他の金融商品との比較」などCFDに関する網羅的な情報は「CFD口座の比較!初心者向けのおすすめ国内業者・証券会社を紹介」にまとめているので、これからCFDを始める方はぜひ一度目を通してみてください。
目次
NYダウ平均CFDは長期的な上昇トレンドがあるため、トレンドに乗ったトレードがしやすい
NYダウ平均は米国を代表する30社の株価平均をとった株価指数です。
ダウ平均に選ばれている企業は日本人でも誰もがよく知る会社ばかりです。
- マイクロソフト
- アップル
- コカ・コーラ
- マクドナルド
- ビザ
- P&G
- アメリカン・エキスプレス
- ウォルト・ディズニー・カンパニー
などなど
NYダウ平均CFDは、このNYダウ平均の値動きをトレードして、収益機会を得ることができます。
NYダウ平均の過去のチャート
NYダウ平均の過去の値動きはこんな感じになっています。
NYダウは、2000年頃のITバブル、2008年のリーマンショックのときに暴落をしましたが、それ以外の時期は順調に右肩上がりを続けている綺麗なチャートをしています。
現物の長期保有でも十分な利益が出ますが、CFDを使えば暴落時に「売り」から入ることでリスクヘッジができます。
また、一度上昇トレンドに入ると長く継続するため、トレンドにのったトレードもしやすい銘柄です。
NYダウ平均(米国30)CFDの取扱がある証券会社を徹底比較!
NYダウ平均CFDを取り扱っているCFD会社4社の特徴を比較表がこちらです。
項目 | GMO | DMM | サクソ バンク | IG 証券 |
---|---|---|---|---|
売買手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
為替手数料 | 無料 | 不明 (記載なし) | 0.50% | 0.50% |
スプレッド | 2 | 3 | 2.5 | 1.6〜9.8 |
維持費 | 年4回 価格調整額 | 毎日 スワップ ポイント 買:-¥23 売:-¥25 | 毎日 オーバー ナイト金利 買:-¥86 売:-¥368 | 毎日 ファンディング コスト 買:-¥162 売:-¥813 |
配当金 | 価格調整額 に含む | なし | ◯ | ◯ |
最小 取引単位 | 0.1倍 | 0.1倍 | 1倍 | 2倍 |
レバレッジ | 10倍 | 10倍 | 10倍 | 10倍 |
最低保証金 | ¥27,668 | ¥27,691 | ¥277,047 | ¥522,606 |
保有期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 |
売買手数料:4社ともに無料
売買にかかる直接的な手数料は4社すべてが無料です。
ですが、次に紹介する間接的な手数料で違いがあるので総合的にみていきましょう
為替手数料:GMOクリック証券が無料
為替手数料は、ドル建ての商品を日本円で売買する際に発生する手数料です。
GMOクリック証券は、為替手数料は無料です。
DMM.com証券は、為替手数料無料の記載がなかったため不明です。
IG証券とサクソバンク証券は、0.5%の為替手数料がかかります。
スプレッド:GMOクリック証券が最安、2番手はサクソバンク証券
スプレッドは「買い価格」と「売り価格」の差のことで、この差額は実質的売買手数料になります。そのため、スプレッドは狭ければ狭いほど良いです。
NYダウ平均CFDのスプレッドはGMOクリック証券の2ドルが最安です。
2番手はサクソバンク証券で2.5ドルです。
維持費・金利:GMOクリック証券が最も優秀
CFDは「ショート」や「ロング」のポジションを持っているだけでも維持費がかかることがあります。
各社で費用の呼び名が異なるため、ややこしい状況になっています。
- GMOクリック証券:価格調整額
- DMM.com証券:スワップポイント
- サクソバンク証券:オーバーナイト金利
- IG証券:ファンディングコスト
先に結論を言ってしまうと、これらの維持費は、GMOクリック証券が無駄な費用が発生しないためオトクです。
GMOクリック証券のNYダウ価格調整額はロングとショートの受け払い金額が同額なので、何度も売買をするなら気にしなくてもOK
GMOクリック証券のNYダウ平均CFDには、「価格調整額」と呼ばれる調整金の受け払いが発生します。
NYダウ平均CFDの過去の価格調整額は次のようになっています。
「売」に書かれている金額がショートポジションを持っているときに受け払いする価格調整額で、「買」に書かれている金額がロングポジションを持っているときの価格調整額です。
例えば、2019年9月13日に1lotのNYダウCFDを保有していた場合、ポジションにより以下のような受け取り・支払いになります。
- ロングポジション:54円の受け取り
- ショートポジション:-54円の支払い
価格調整額の一覧表をみると「ロングで受け取る金額とショートで支払う金額が同額」ということがわかります。
なので、どちらか一方向に偏らず、ロングとショートを同程度トレードをするやり方であれば、費用負担を気にする必要はありません。
価格調整額の詳細は「CFDの価格調整額とは何か」で解説しているので、さらに詳しく理解したい方はぜひご覧ください。
DMM.com証券のNYダウ平均CFDは、ロング・ショートどちらもスワップポイントがマイナスで支払いが発生する
DMM.com証券のNYダウ平均CFDには、毎日スワップポイントと呼ばれる調整金が発生します。
最新のスワップポイント履歴はこちらです。
NYダウ平均のスワップポイントは、「買い」から入っても「売り」から入ってもマイナスです。つまり、支払いが発生します。
サクソバンク証券のNYダウ平均CFDは、オーバーナイト金利が買いでも売りでも発生する
サクソバンク証券のNYダウ平均CFDは、オーバーナイト金利と呼ばれる維持費がかかります。
CFD取引はレバレッジを効かせることで元手よりも大きな金額の売買ができますが、これは証券会社からお金を借りていることに他なりません。
オーバーナイト金利は、証券会社から借りているお金に対する金利の受け払いに該当します。
オーバーナイト金利は、約定代金(レバレッジを効かせた金額)に対してかかり、計算式は次のようになります。
- 買オーバーナイト金利=約定代金x(LIBOR+2.5%)/360
- 売オーバーナイト金利=約定代金x(LIBOR-3.0%)/360
参考:証券CFD取引で約定代金が100万円の建玉を持ち越した場合に発生するオーバーナイト金利の概算値を教えて下さい – よくある質問・FAQ|サクソバンク証券
NYダウ平均CFDを最小取引単位で1日だけ保有した場合のオーバーナイト金利は次のとおりです。
- 買オーバーナイト金利:
-366円 = 27070ドル x (2%+2.5%)/360 x 108.20ドル/円 - 売オーバーナイト金利:
-81円 = 27070ドル x (2%-3.0%)/360 x 108.20ドル/円
※LIBOR=2%として計算
※LIBOR金利は毎日変動します
サクソバンクのオーバーナイト金利は、トレード画面で確認ができます。
金額は少ないので影響は軽微なものですが、ロング・ショート問わず必ず費用が発生するので、あまり長期保有はしないほうが良いと思います。
IG証券のNYダウ平均CFDは、売りでも買いでもファンディングコストの支払いが発生する
IG証券のファンディングコストは、サクソバンクのオーバーナイト金利と計算式は同じです。
NYダウ平均CFD(ミニサイズ)のファンディングコスト計算式は次のとおりです。
- 買ファンディングコスト=約定代金x(LIBOR+3.0%)/360
- 売ファンディングコスト=約定代金x(LIBOR-3.0%)/360
参考:IG証券公式
NYダウ平均CFDを最小取引単位で1日だけ保有した場合のファンディングコストは次のとおりです。
- 買ファンディングコスト:
-813円= 27070ドル x 2 x (2%+3%)/360 x 108.20ドル/円
- 売ファンディングコスト:
-162円 = 27070ドル x 2 x (2%-3%)/360 x 108.20ドル/円
※LIBOR=2%として計算
※LIBOR金利は毎日変動します
IG証券は最小取引単位が大きい(サクソバンクの2倍、GMOクリック証券の20倍)ため、ファンディングコストも大きくなっています。
IGのファンディングコストも、ロング・ショート問わず必ず発生する費用です。
配当金:GMOクリック証券、サクソバンク証券、IG証券はもらえるが、DMM.com証券はもらえない
IG証券、サクソバンク証券はそれぞれ「配当金相当額」「配当等調整金」という形で配当金が受け取れます。
参考:株価指数CFDの手数料およびその他コストについて教えてください – よくある質問・FAQ|サクソバンク証券
参考:配当金相当額はどのように反映するのですか?
GMOクリック証券は、価格調整額に配当金が含まれます。
もう一度GMOクリック証券の価格調整額履歴をみてみます。
価格調整額として配当を受け取れている時期もありますが、米国金利が高い時期は価格調整額がマイナス、つまり支払いが発生することもあります。
「価格調整額」は原資産である先物の「期近」と「期先」の価格差を調整する役割がありますが、先物の価格は「金利」と「配当利回り」の両方の影響を受けます。
先物価格 = 現物価格 x (1 + (金利 – 配当利回り) x 決済までの日数/365)
最後にDMM.com証券は、残念ながらスワップポイントだけしか存在しておらず、配当金に相当する金額を受け取ることはできません。
必要保証金:GMOクリック証券とDMM.com証券が最も小額
4社のうち、最も必要証拠金が少なく済むのはGMOクリック証券とDMM.com証券で、金額は約28,000円です。
2番手はサクソバンク証券で約28万円、IG証券は約53万円です。
これは取引単位の違いが影響してます。
保有期限:4社とも無期限
4社とも無期限でCFDを保有できます。
ただし、維持費がかかるDMM.com証券、サクソバンク証券、IG証券は長期保有はおすすめできません。
基本的に無期限のCFDは維持費として金利支払いが発生するケースが多いですが、GMOクリック証券は無期限かつ維持費無料のため、とても優秀です。
まとめ:NYダウ平均CFDをやるならGMOクリック証券で始めよう
為替手数料、スプレッド、維持費、配当金、必要証拠金などを総合的にみて、NYダウ平均CFDをやるならGMOクリック証券がベストです。
- 為替手数料:無料
- スプレッド:最安水準
- 維持費:無料
- 配当金:もらえる
- 必要証拠金:最小
特に維持費が無料、かつ配当金がもらえるのが大きいですね。
他社であれば長期保有はコストがかさむため避けた方がよいですが、GMOクリック証券であれば期間を気にせずに保有できるのが嬉しいです。
NYダウ平均CFDでトレードをするなら、まずGMOクリック証券で始めるのが良いと思います。
他社では余分なコストがかかってしまうため、単純にもったいないです。
GMOクリック証券は、取扱銘柄も多いため、中長期のトレンドトレーダーの方にとってもチャンスを掴みやすい証券会社です。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会に口座開設をしておきましょう。
他の観点でのCFD会社との比較はこちら記事をご覧ください。