こんにちは、CFDで資金200万円を運用しているシータ(@trade_theta)です。
「株とCFDって何がどう違うの?」
「株じゃなくてCFDもあるらしい。どう使い分けるのがいいんだろう」
こんな方向けに現物株式とCFDの違いを徹底解説、使い分けの方法をご紹介します。
- CFDと現物株式の違いがわかる
- CFDと現物株式をどう使いわければいいかがわかる
また、「初心者向けのおすすめ証券会社」、「観点別の証券会社比較」、「取扱商品ごとの証券会社比較」、「その他の金融商品との比較」などCFDに関する網羅的な情報は「CFD口座の比較!初心者向けのおすすめ国内業者・証券会社を紹介」にまとめているので、これからCFDを始める方はぜひ一度目を通してみてください。
CFDと現物株式の違いを比較
株式とCFDの違いは次のとおりです。
項目 | 米国株 CFD | 米国 株式 |
---|---|---|
ポジション | 買/売 | 買のみ |
レバレッジ | 5倍 | 1倍 |
取引単位 | 価格x1倍 (1株) | 価格x1倍 (1株) |
追証 | あり | なし |
最低 必要資金 | 5,099 | 25,494 |
売買手数料 | 無料 | 売買代金 0.45% |
スプレッド | 0.9ドル | 無料 |
手数料率 | 0.19% | 0.45% |
オーバーナイト 金利 | 毎日 買:-0.84円 売:-3.34円 | 無料 |
配当金 | 年4回 もらえる | 年4回 もらえる |
取引日時 | 月曜〜金曜 22:30〜翌5:00 | 月曜〜金曜 22:30〜翌5:00 |
株式とCFDの違い1:CFDは売り(ショート)からも入れる
株は原則的に「買い」ポジションをとることしかできません。
下落相場では含み損を歯を食いしばりながら耐えるか、傷口が広がる前に損切りするかを迫られることになります。
一方、CFDなら下落にあわせて「売り=ショートポジション」を取れるので、利益を出すことができます。
株式とCFDの違い2:CFDはレバレッジをかけて元手資金より大きな金額で売買できる
株式はレバレッジを使えないので、100万円の株を買うのに100万円の現金を用意する必要があります。
しかし、CFDなら「レバレッジ」が使えるので20万円の現金を用意するだけで同じ株が買えてしまいます。(個別株のレバレッジは5倍)
レバレッジが使えると用意するお金が少なくなるので、あまったお金をまた別の投資に回すことができ、投資の資金効率が劇的にあがります。
株式とCFDの違い3:CFDは元手資金以上の損失を出す(追証)ことがある
レバレッジをかけたCFDは利益が出るスピードも速いですが、損失を出すスピードも速いです。
「たんまりあった利益がたった1日の暴落ですべてなくなった」なんてことをしょっちゅう起こります。
元手資金が0になるだけでなく、追加で入金を求められる(追証)が発生することもあり、使い方を誤るととてもリスクが高くなります。
レバレッジをかけた取引をするときは、必ず「損切り注文」も同時に入れて損失の上限を確定させておきましょう
株式とCFDの違い4:CFDの手数料はスプレッド、株式の手数料には売買手数料がかかる
株式は、購入時に「売買手数料」がかかります。例えば、SBI証券の米国株では購入代金に対して0.45%の手数料がかかります。
一方、CFDは売買手数料はありません。かわりに「スプレッド」と呼ばれる「買値」と「売値」の差額が実質的な手数料となります。
GMOクリック証券の「Apple株」のスプレッドは0.90ドルです。
ちょっとどっちが多いのかわかりにくいので、売買代金に対する手数料の割合として計算してみると次のようになります。
- 株式:0.45%
- CFD:0.19%
株式とCFDの違い5:CFDはポジション保有中にオーバーナイト金利がかかる。株式は無料
株式は1度買ってしまえば、売却するまで費用がかかることは一切ありません。
ですが、CFDは「オーバーナイト金利」と呼ばれる証券会社への金利支払いが発生します。
オーバーナイト金利についてはCFD会社によって傾向が大きく変わります。
各社のオーバーナイト金利の違いについては「」で徹底比較しているので、コストを抑えた堅実な投資を行いたい方はぜひ一度目を通してみてください。
株式とCFDはどっちがおすすめ?
長期投資は株式がおすすめ
- 値動きが大きいため、レバレッジを使うと一発退場のリスクがある
- 株式は保有中の費用が一切発生しない
- 売買手数料が比較的高いため、頻繁に売買すると手数料負けする
個別株は1日の値動きが激しいです。1日で10%、20%下落することもあるし、ひどい銘柄だと1日で50%暴落するものもあります。
米国株式CFDはレバレッジが5倍なので、原資産の株式が20%下落したら、CFDでは100%の下落に等しいです。
100%も下落したなら、追証が発生してしまいますね。
短期投資はCFDがおすすめ
- 売買手数料が現物株よりも安い
- 1日の間に何度も同じ銘柄を売買できる
- CFDは保有中は常にオーバーナイト金利が発生する
- 短期間での暴落対策に使える
CFDは売買手数料が現物株よりも安く、1日の間に同じ銘柄を何度も売買できるので短期投資で使いやすいです。
逆に長期投資をすると、オーバーナイト金利が毎日発生したり、よきせぬ暴落や急上昇に見舞われる機会が増え、大事故になる可能性も増えます。
短期的な暴落時のリスクヘッジとしてもCFDは使いやすいです。
まとめ:個別株でCFDをやるなら低コストで米国株・中国株も充実しているGMOクリック証券がおすすめ
現物株式とCFDの違いをおさらいします。
項目 | 米国株 CFD | 米国 株式 |
---|---|---|
ポジション | 買/売 | 買のみ |
レバレッジ | 5倍 | 1倍 |
取引単位 | 価格x1倍 (1株) | 価格x1倍 (1株) |
追証 | あり | なし |
最低 必要資金 | 5,099 | 25,494 |
売買手数料 | 無料 | 売買代金 0.45% |
スプレッド | 0.9ドル | 無料 |
手数料率 | 0.19% | 0.45% |
オーバーナイト 金利 | 毎日 買:-0.84円 売:-3.34円 | 無料 |
配当金 | 年4回 もらえる | 年4回 もらえる |
取引日時 | 月曜〜金曜 22:30〜翌5:00 | 月曜〜金曜 22:30〜翌5:00 |
価格変動が大きい個別株でレバレッジをかけた長期投資をすると、一発退場なるリスクがあります。個別株では現物株での投資が無難です。
CFDは短期トレードで利益を狙いにいくほうが適しています。「損切り注文」を入れた上で資金管理と規律をもったトレードができれば、十分利益を狙えるはずです。
個別株でCFDをやるなら手数料が安く米国株・中国株のラインナップが充実しているGMOクリック証券がおすすめです。
僕もメイン口座として利用しています。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会に作っておきましょう。
他の観点でのCFD会社との比較はこちら記事をご覧ください。