こんにちは、CFDで資金200万円を運用しているシータ(@trade_theta)です。
「CFDの手数料やスプレッドが安い会社を知りたい」
こんな方向けに、CFD会社の手数料・スプレッドを徹底比較をしたのでおすすめsh条件会社をご紹介します。
結論から言えば、手数料・スプレッドはGMOクリック証券が最安です。
手数料・スプレッド面でのおすすめ証券会社はつぎのとおりです
- GMOクリック証券:手数料を最安にしたい人向け
- サクソバンク証券:手広く個別株CFDをやりたい人向け
- IG証券:手数料よりハイレバレッジやノースリッページ向け
各項目ごとの比較結果をご紹介します。
また、「初心者向けのおすすめ証券会社」、「観点別の証券会社比較」、「取扱商品ごとの証券会社比較」、「その他の金融商品との比較」などCFDに関する網羅的な情報は「CFD口座の比較!初心者向けのおすすめ国内業者・証券会社を紹介」にまとめているので、これからCFDを始める方はぜひ一度目を通してみてください。
目次
CFD会社の手数料・スプレッドを徹底比較!
CFD会社の手数料・スプレッドは各社の商品ごとに異なります。
ここでは以下の3つに分類して、各社の代表的な銘柄の手数料・スプレッドを比較します。
- 株価指数CFD
- 商品CFD
- 個別株CFD
株価指数CFDの手数料・スプレッドの比較:GMOクリック証券が優秀
まず手数料についてですが、今回比較するCFD会社4社すべてが無料でした。よって、ここではスプレッドを中心にコスト比較をしていきます。
株価指数CFDの取引手数料は、4社ともに無料
主要な株価指数CFD10種のスプレッドをCFD大手4社で比較しました。
結果は次の表をご覧ください。
銘柄 | GMOクリック 証券 | DMM.com 証券 | サクソバンク 証券 | IG証券 |
---|---|---|---|---|
日経225 | 2 | 7 | 5 | 7〜30 |
NYダウ | 2 | 3 | 2.5 | 1.6〜9.8 |
NASDAQ | 0.7 | 2 | 1 | 1.0〜5.0 |
S&P500 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.4〜1.5 |
FTSE100 (イギリス) | 3.1 | 取扱なし | 1 | 1〜4 |
DAX (ドイツ) | 3.8 | 取扱なし | 4 | 1〜5 |
香港ハンセン | 3 | 取扱なし | 12 | 5〜30 |
ユーロ50 | 2 | 取扱なし | 2 | 1.5〜3 |
FTSE 中国A50 | 5 | 取扱なし | 12 | 10〜24 |
Nifty50 (インド) | 3 | 取扱なし | 4 | 2〜10 |
注)IG証券は時間帯によりスプレッドが変動するため、公式サイトで公開されている数値範囲を記載しています。
GMOクリック証券のスプレッドは、日経225や米国系株価指数のNYダウ、S&500を含む8種で最安水準のため、とても優秀です。
IG証券は時間帯が悪いとスプレッドが大きく開いてしまいますが、対象取引所が開いている時間帯では比較的狭いスプレッドになっています。
サクソバンク証券は、IG証券のスプレッドの平均をとったような数値です。
商品CFDの手数料・スプレッド:3社混戦
代表的な商品CFD6種の4社スプレッドは次のようになっています。
銘柄 | GMOクリック 証券 | DMM.com 証券 | サクソバンク 証券 | IG証券 |
---|---|---|---|---|
金スポット | 0.4 | 1.2 | 0.18 | 0.3 |
銀スポット | 1.5 | 5.4 | 0.6 | 2.0 |
WTI原油 | 0.03 | 0.039 | 0.05 | 0.028 |
コーン | 0.5 | 取扱なし | 1.25 | 0.6 |
大豆 | 0.6 | 取扱なし | 2 | 1.2 |
天然ガス | 0.006 | 取扱なし | 0.017 | 0.003 |
商品ごとにスプレッドが最安となるCFD会社はバラバラで大混戦になっています。
まとめると、次のような感じです。
- 金・銀:サクソバンクが最安
- 原油・天然ガス:IG証券が最安
- コーン・大豆:GMOクリック証券が最安
商品CFDに関しては、お目当ての商品がある人は上記の最安CFD会社を、特にこだわりがない方はとりあえず入門CFD会社として使いやすいGMOクリック証券を選んでおけば良いと思います。
手数料:サクソバンク証券のみ、ミニマムチャージが発生する銘柄があるので注意
GMOクリック証券、DMM.com証券、IG証券の商品CFDは取引手数料が無料なので、安心してください。
ですが、サクソバンク証券は一定数量以下の取引の場合手数料が発生する(ミニマムチャージ)銘柄があります。
対象銘柄と発生するミニマムチャージは、次のとおりです。
- 金ドル:
取引数量が50オンス未満:10ドル - 銀ドル:
取引数量が5000オンス未満:10ドル - プラチナドル:
取引数量が50オンス未満:10ドル - パラジウムドル:
取引数量が50オンス未満:10ドル
個別株CFDの手数料・スプレッド:GMOクリック証券が最安
個別株はサクソバンクは6000以上、IG証券は12000以上と膨大な量の銘柄があるため、いくつか代表的な銘柄をピックアップして比較します。
代表的な米国株9銘柄の各社のスプレッドは次のとおりです。
銘柄 | GMOクリック 証券 | DMM.com 証券 | サクソバンク 証券 | IG証券 |
---|---|---|---|---|
Amazon | 5 | 取扱なし | 0.57 | 2.51 |
Apple | 0.9 | 取扱なし | 0.02 | 0.21 |
5 | 取扱なし | 0.17 | 1.72 | |
マイクロソフト | 0.5 | 取扱なし | 0.04 | 1.7 |
0.5 | 取扱なし | 0.03 | 0.38 | |
アリババ | 0.5 | 取扱なし | 0.07 | 0.38 |
ツイッター | 0.2 | 取扱なし | 0.01 | 0.51 |
ネット フリックス | 1 | 取扱なし | 0.09 | 0.46 |
テスラ | 0.9 | 取扱なし | 0.09 | 0.43 |
スプレッドに関しては、サクソバンク証券が圧勝です。
ただし、個別株CFDは取引手数料も別途発生するのでそちらも加味して、考える必要があります。
個別株CFDの取引手数料
個別株CFDは、次の3つの要素があります。
- 取引手数料:個別株1株あたりにかかる手数料
- ミニマムチャージ:最低限かかる取引手数料
- 為替手数料:取引額の合計額にかかる
各社の上記3要素は次のようになっています。
項目 | GMOクリック 証券 | サクソバンク 証券 | IG証券 |
---|---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 0.025ドル (1株あたり) | 0.0216ドル (1株あたり) |
ミニマム チャージ | 無料 | 10ドル | 16.2ドル |
為替手数料 | 無料 | 0.50% | 0.50% |
手数料でみると、GMOクリック証券が無料で良さそうに見えます。
アップル株CFDを売買するケースで、スプレッド・取引手数料・為替手数料の合計が安い証券会社を探す【GMOクリック証券が最安でした】
スプレッド + 取引手数料 + 為替手数料 = すべての手数料
手数料の計算は、以下の前提条件で行います。
- アップル株価:220ドル
- 1ドル:106円
- アップルCFDを購入し、同じ価格で即売却するものとする
- このときの購入・売却にかかる全手数料を計算する
取引手数料はミニマムチャージで変わってくるため、売買する株数を増やしていき、手数料の変化をみてみます。
各社の手数料の推移はこちらです。
売買株数 | GMOクリック証券 | サクソバンク証券 | IG証券 |
---|---|---|---|
1 | ¥95 | ¥2,355 | ¥3,690 |
10 | ¥954 | ¥4,473 | ¥5,989 |
50 | ¥4,770 | ¥13,886 | ¥16,207 |
100 | ¥9,540 | ¥25,652 | ¥28,980 |
200 | ¥19,080 | ¥49,184 | ¥54,526 |
500 | ¥47,700 | ¥120,310 | ¥131,164 |
1000 | ¥95,400 | ¥240,620 | ¥260,039 |
なんと、スプレッドではさえなかったGMOクリック証券が最も手数料が安いという結果になりました。
最も手数料に影響を与えたのは「為替手数料0.5%」です。売買代金の全額に0.5%がのるため非常に大きい手数料の差が生まれました。
というわけで、個別株CFDをやるならGMOクリック証券が最も手数料を抑えられます。
【CFD比較】手数料・スプレッドおすすめ証券会社
株価指数、個別株CFDやるならGMOクリック証券がおすすめ
CFDの手数料・スプレッド比較で最もおすすめの証券会社は「GMOクリック証券」です。
GMOクリック証券はCFD大手4社の中でもスプレッドが最安なので、取引コストを他社より抑えることができます。
- 株価指数CFDのスプレッドが最安
- 個別株CFDのスプレッドが最安
- 商品CFDもコーン・大豆は安い
ほしい銘柄や必要な機能に特別なこだわりがなければ、GMOクリック証券でCFDを始めると幸せになれると思います。
手びろく個別株CFDをやりたいならサクソバンク証券がおすすめ
サクソバンク証券の株式指数CFDや個別株CFDのコストは、GMOクリック証券には劣るものの他の2社より優秀です。
- 株価指数CFDの費用は第2位の安さ
- 約7,000以上の中からこだわりの個別株CFDに投資できる
- CFDだけでなく、FX、現物米国株も一元管理
サクソバンク証券は、米国株CFD、中国株CFDだけで7000以上の銘柄があります。こだわり銘柄のCFDでトレードをしたい人にはうってつけの証券会社です。
また、CFDだけでなく現物の米国株やFXに投資ができ、それを同じアカウントで一元管理できます。一つの口座で現物からCFDまで手広くやりたい方にもおすすめできる証券会社です。
手数料よりも高いレバレッジやスリッページの大事故を防ぎたい人はIG証券がおすすめ
おすすめ度 | ||
---|---|---|
株価指数 CFD | 商品 CFD | 個別株 CFD |
3位 | 引き分け | 3位 |
日経225 スプレッド | NYダウ スプレッド | 金 スプレッド |
7〜30 | 1.6〜9.8 | 0.3 |
IG証券は費用面では2社より劣るものの、以下の点では他社よりも圧倒的に優れています。
- 16000以上の圧倒的な銘柄数
- ノックアウト・オプションで100倍以上のレバレッジが可能
- ノースリッページ注文で100%スリッページなしにできる
IG証券はFX/CFD/バイナリーオプションなど含めると16,000以上の圧倒的な銘柄数を誇ります。ここで買えないものは他のどこでも買えないと思って良いレベルです。
IG証券の強烈なポイントは「ノックアウト・オプション」と呼ばれる、実質100倍以上のレバレッジで取引ができる新しいタイプの商品があることです。
1,000円程度の保証金で100万円相当の商品が買えてしまいます。購入時に最大損失(1000円など)を確定させることができるため、大敗するリスクもないのが嬉しいポイントのです。
また、わずかな手数料を払えば「スリッページ」と呼ばれる約定価格が大幅にずれてしまう現象を回避できるのも素晴らしいです。
手数料・スプレッド比較まとめ:初めてのCFD口座はGMOクリック証券で始めよう
CFD大手4社の手数料・スプレッド比較のおさらいです。
- 株価指数CFD:GMOクリック証券が最安
- 商品CFD:3社混戦
- 個別株CFD:GMOクリック証券が最安
手数料・スプレッド面でのおすすめ証券会社はつぎのとおりです
- GMOクリック証券:手数料を最安にしたい人向け
- サクソバンク証券:手広く個別株CFDをやりたい人向け
- IG証券:手数料よりハイレバレッジやノースリッページ向け
どの証券会社にすればよいかわからない初心者の方は、GMOクリック証券から始めれば間違いありません。
GMOクリック証券は、CFD初心者の方が最初に始める証券会社にピッタリです。
取扱銘柄も多いため、中長期のトレンドトレーダーの方にとってもチャンスを掴みやすい唯一の国産証券会社です。
まだ口座をお持ちでない方は、この機会に口座開設をしておきましょう。
他の観点でのCFD会社との比較はこちら記事をご覧ください。