こんにちは、CFDで資金200万円を運用しているシータ(@trade_theta)です。
「日経225の先物とCFDは何がどう違うの?」
「日経225の先物とCFD、僕はどっちを選ぶといいんだろう」
こんな方向けに、日経225CFDと先物の違いを徹底比較、あなたがどちらを選ぶべきかをご紹介します。
- 日経225先物と日経225CFDの違いが分かる
- 自分が選ぶべき商品はどちらなのかが分かる
また、「初心者向けのおすすめ証券会社」、「観点別の証券会社比較」、「取扱商品ごとの証券会社比較」、「その他の金融商品との比較」などCFDに関する網羅的な情報は「CFD口座の比較!初心者向けのおすすめ国内業者・証券会社を紹介」にまとめているので、これからCFDを始める方はぜひ一度目を通してみてください。
日経225先物と日経225CFDの違いを徹底比較
日経平均先物(ミニ・ラージ)とCFDの違いを表にまとめたものがこちらです。
日経225 CFD | 日経225先物 ミニ | 日経225先物 ラージ | |
---|---|---|---|
取引期限 (限月) | なし | あり | あり |
取引単位 | 指数価格 x10倍 | 指数価格 x100倍 | 指数価格x 1000倍 |
最低 必要証拠金 | ¥21,345 | ¥69,000 | ¥690,000 |
レバレッジ | 10倍 | 約30倍 | 約30倍 |
売買手数料 | 無料 | ¥38 | ¥275 |
スプレッド | ¥2 | なし | なし |
手数料率 | 0.0094% | 0.0018% | 0.0013% |
オーバーナイト 金利 | 有料 (GMOは 無料) | 無料 | 無料 |
取引形態 | 店頭取引 | 取引所取引 | 取引所取引 |
取引日時 | 平日・祝日 8:30〜翌7:00 | 平日 8:45〜15:15 16:30~翌5:30 | 平日 8:45〜15:15 16:30~翌5:30 |
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券の数字で比較しています
取引期限:日経平均先物は取引ができる締切日が決められている。CFDは無期限
日経平均先物には「限月」と呼ばれる取引期限があり、締切日をすぎてポジションを持ち続けることはできません。
日経225先物は「限月」ごとに別商品として取引がされています。
- 日経225ミニ10月限:¥21,365
- 日経225ミニ11月限:¥21,360
- 日経225ミニ12月限:¥21,355
10月限の先物は、10月の締切日までにポジションを決済しなければなりません。
もし、ポジションを持ち続けたい場合は、新たに次の限月の商品を買う必要があります。
これに対してCFDは取引期限はなく、1年でも10年でも会社・ルールが変わらない限り、ポジションを持ち続けることができます。
取引単位:日経平均先物は取引単位が大きく必要証拠金が多額になる。CFDは小額で投資できる
取引単位は以下のようにCFDの方が小さく、先物の方が大きくなっています。
- 日経225CFD:指数価格x10倍
- 日経225先物ミニ:指数価格x100倍
- 日経225先物ラージ:指数価格x1000倍
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券のケース
CFDの最小取引単位は10倍です。たとえば、日経225が¥21,345の場合、¥213,450相当の日経225CFDを売買することになります。
同じ価格のときの日経225先物ミニは最小単位で¥2,134,500、先物ラージは¥21,345,000の売買になります。
先物とCFDはレバレッジも異なるため、必要証拠金にも違いがあります。
- 日経225CFD:¥21,345
- 日経225先物ミニ:¥69,000
- 日経225先物ラージ:¥690,000
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券のケース
実際に取引を始める前に、日経平均の値動きがどのぐらい資産へインパクトを与えるのかも確認しておきます。
2019年10月時点で日経平均の1日の変動幅(100日ATR)はざっくり300円です。
1日の変動分にあたる300円日経平均が動くと、資産に対して以下のようなインパクトがあります。
- 日経225CFD:¥3,000
- 日経225先物ミニ:¥30,000
- 日経225先物ラージ:¥300,000
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券のケース
日経平均先物は取引単位が大きく、必要となる証拠金も大きくなり、資産変動も大きくなります。
売買時のコスト(スプレッド・手数料):日経平均先物の方が安く、CFDの方が高い
手数料でみると、一度に取引する量が多い先物の方がコストは安いです。
CFDは手数料は無料ですがスプレッドが存在し、先物はスプレッドはありませんが手数料が存在します。
- 日経225CFD:スプレッド2円、手数料無料
- 日経225先物ミニ:スプレッドなし、手数料38円
- 日経225先物ラージ:スプレッドなし、手数料275円
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券のケース
日経平均が¥21,345のときに、株価指数の1000倍にあたる¥21,345,000分の買いポジションをとるときのトータル手数料で考えてみます。
- 日経225CFD:¥2,000
約定代金あたりの手数料率 0.0094% - 日経225先物ミニ:¥380
約定代金あたりの手数料率 0.0018% - 日経225先物ラージ:¥275
約定代金あたりの手数料率 0.0013%
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券のケース
保有時のコスト(オーバーナイト金利):日経平均先物は無料、CFDは有料
先物は売買のときに手数料がかかりますが、ポジション保有中の費用はありません。
一方、CFDはポジションを持ったまま日をまたぐと一般的に「オーバーナイト金利」と呼ばれる金利支払いが発生します。
ただし、GMOクリック証券の日経平均CFDに関しては、オーバーナイト金利がかからずオトクです。
取引形態:日経平均先物は取引所取引、CFDは店頭取引
取引形態には「取引所取引」と「店頭取引」の2つの形態があります。
- 取引所取引:取引所を介してユーザ間での取引を行う形態。価格は相手ユーザが決める(株と同じようなイメージ)
- 店頭取引:CFD会社とユーザが取引をする形態。価格はCFD会社が決める
先物は上記のうち「取引所取引」にあたります。取引所取引の場合、価格は相手側ユーザが決めています。具体的には「板」を通してユーザ間での取引が行われます。
板は誰でも見ることができるため、価格に不正が入る余地はなく、透明性が高いです。
一方、GMOクリック証券、DMM.com証券、サクソバンク証券、IG証券などのCFD会社が展開するのは「店頭CFD」と呼ばれる取引形態です。
店頭CFDは、相手側ユーザとではなくCFD会社と取引をします。取引価格はCFD会社が自由に決められるため、CFD会社によって価格が異なります。
この特性上、店頭CFDは透明性が低くなるため、CFD会社の信用・信頼が大事になってきます。
取引時間:CFDはほぼ24時間取引できる
日経225先物と日経225CFDの取引時間は、以下のような違いがあります。
- 日経225先物:平日8:45〜15:15、16:30~翌5:30
- 日経225CFD:平日・祝日8:30〜翌7:00
※CFDはGMOクリック証券、先物は楽天証券のケース
日経225先物は、平日限定で祝日などのお休みの日は取引ができません。対してCFDは祝日も取引ができるため、GW中などの祝日が続く時期にも取引をすることが可能です。
また、取引時間に関しては、先物の方は15:15から16:30まで休憩期間が入る点、翌朝5:30までで終了する分だけ、取引できる時間が少ないです。
結局日経平均先物とCFD、どっちがいいの?
運用資金が小額の人、祝日も取引をしたい人はCFDが断然おすすめ
先物は「ミニ」でさえ69,000円の証拠金が必要で、値動きを資産影響を考えると少なくとも100万円以上の元手は欲しいところです。
もし、それだけの資金を用意するのが大変な場合はCFDを選ぶのが良いです。
日経225CFDをやる場合、オーバーナイト金利がかからないGMOクリック証券がおすすめです。
他社を利用するより費用を抑えることができます。1年、2年と長期でトレードすることを考えるとオーバーナイト金利も無視できないコストになるため、できるだけ安くおさえられるGMOクリック証券にしておくのが無難です。
日経225CFDを取り扱っているCFD会社の徹底比較はこちらの記事で詳細に解説しているため、無駄なコストをかけたくない方はぜひ一度目を通してみてください。
まとまったお金を投資にまわせる人、取引は平日のみでOKな人は日経225先物がおすすめ
逆に、ある程度まとまったお金を用意できる人は日経225先物がおすすめです。
CFDよりも多少手数料を抑えられるため、その分だけ勝率も上がってくるはずです。
ただし、先物は取引期限があるのでそこだけは注意をしてください!
まとめ:日経225でCFDやるならオーバーナイト金利がかからないGMOクリック証券で始めよう
日経225先物と日経225CFDの比較表を再掲します。
日経225 CFD | 日経225先物 ミニ | 日経225先物 ラージ | |
---|---|---|---|
取引期限 (限月) | なし | あり | あり |
取引単位 | 指数価格 x10倍 | 指数価格 x100倍 | 指数価格x 1000倍 |
最低 必要証拠金 | ¥21,345 | ¥69,000 | ¥690,000 |
レバレッジ | 10倍 | 約30倍 | 約30倍 |
売買手数料 | 無料 | ¥38 | ¥275 |
スプレッド | ¥2 | なし | なし |
手数料率 | 0.0094% | 0.0018% | 0.0013% |
オーバーナイト 金利 | 有料 (GMOは 無料) | 無料 | 無料 |
取引形態 | 店頭取引 | 取引所取引 | 取引所取引 |
取引日時 | 平日・祝日 8:30〜翌7:00 | 平日 8:45〜15:15 16:30~翌5:30 | 平日 8:45〜15:15 16:30~翌5:30 |
いくつか違いがありますが、運用資金が小額な人、祝日も取引がしたい場合はCFDを、まとまったお金を運用に回せる人、取引は平日のみでOKな人は先物を選ぶと良いです。
日経225でCFDをやる場合、オーバーナイト金利がかからないGMOクリック証券がおすすめです。
他社ではポジションを翌日に持ち越すと毎日金利支払いが発生しますが、GMOクリック証券なら無料で長期保有ができます。
「もう少しポジションキープしたいけど、金利に利益を削られるのやだなぁ」
という嫌な悩みを抱えることもなくなります。
もし日経225CFDをトレード予定でまだ口座をお持ちでない方は、無駄なコストをかけたないためにもこの機会に口座開設をしておきましょう。
他の観点でのCFD会社との比較はこちら記事をご覧ください。