こんにちは、自分のビジネスを育て始めているシータ(@tsumitate_theta)です。
僕は既に副業で法人を作り不動産投資をしていますが、このブログも新たなビジネスとして育てていきたいと思ってます。
そこで、「お小遣いもらえたらいいな」なんていうぬるい考えじゃなくて「真剣に月収100万を事業として成立させようとしてるんだぞ!」という意思表示をするために、2018年7月に「開業届」と「青色申告」を税務署に提出してきました。
その際書類作成に「開業freee」を使ったところ、ものの3分で資料が完成してしまい超絶便利だったので、ここでご紹介したいと思います。
開業届とは
開業届とは何かというと、新たに事業をはじめたことを税務署へ連絡する書類です。正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」。
事業を開始した日から、1ヶ月以内に提出するようにと定められていますが、「事業を始めた日」の定義は明確に定められていません。
なので、実際には年間の所得(=売上-経費)が20万円を超えそうになったら出せばいい、などと言われます。
僕は7月に初めての売り上げが発生したので、7月中に「開業届」を出すことにしました。
参考:No.2090 新たに事業を始めたときの届出など|国税庁
青色申告とは
開業届と一緒に「青色申告」の書類も提出してきました。正式名称は「所得税の青色申告承認申請書」。
個人事業主になり、年間20万円以上の利益をあげると確定申告が必要になりますが、確定申告には2種類のやり方があります。
- 白色申告:簡単な記帳で良いが、所得控除が10万円しかもらえない
- 青色申告:ちゃんとした記帳を求められるが、65万円の所得控除がもらえる
日本は「納税者が税法に従って正しく納税額を申告する」制度をとっていますが、「白色申告」と「青色申告」では求められる精度が異なります。
青色申告はちゃんとした記帳を求められるけど、その分多くの税制優遇を受けることができます。
- 65万円の所得控除がもらえる「青色申告特別控除」
- 本業として働く身内に支払う給与を経費にできる「青色事業専従者給与」
- 3年間にわたる赤字の繰越
所得控除の65万円は大きいですよね。もし、あなたが専業の個人事業主になるとしたら、サラリーマン時代にもらえていた給与所得控除はなくなるので、青色申告控除は必ずもらっておいた方がいいです。
また赤字の繰越ができるのも大きいです。ブログを書くためのパソコンが2012年製であまりにも遅かったので、今年macbook proを新調しました。(購入直後に新型を発表されて仰け反りましたが)
なので、今年は赤字になるんじゃないかと思いますが、こうした赤字も繰り越せるようにしておけるのはありがたいです。
青色申告の注意点
メリットを書きながら注意が必要なのは、サラリーマンが副業としてブログを書いている場合は「事業所得」とみなされず「青色申告」が認められない可能性があることです。
その可能性も大いにあるなーとは思いつつ、確定申告の時に跳ね返されそうになったら
- 本業以外の時間は全てブログに投入しているよ
- Macbook、サーバー費、SEOツール、会計ツール、書籍、noteなど大量にお金を投入しているよ
をアピールして戦おうと思ってます。
その上で認められなかったら、来年に再アタックして今年分に遡って確定申告のやり直しで攻めるつもりです。
来年には売り上げは確保できてるんじゃないかと思うので、きっとなんとかなるでしょう。
この手の話の場合、駄目そうだから動かないではなく、まず動いてしまう方が幸せになれるケースは多いです。
開業freeeの使い方。開業届と青色申告書ができるまで
それでは早速、開業届・青色申告書を「開業freee」を使って作成する流れをご紹介します。
開業freeeのアカウントを作る
まずは「開業フリー」にアクセスします。
「今すぐ開業準備を始める」ボタンをクリックしましょう。クリックすると、ログイン画面になります。
Google、Facebookなど既存サービスのアカウントを使って始めることができます。
僕はgoogleアカウントを使ってスタートしました。
準備:質問に答える
- 仕事の概要
- 事業開始予定日
- 収入はいくらになりそうか
- どこで仕事をするか
- 従業員や家族に給与を支払う予定があるか
仕事の概要
仕事の種類と概要を入力します。
自由入力なので何と書けばいいのか戸惑ってしまうかもしれませんが、極端な話「ここが原因であとあと死ぬほどしんどいことになった」なんてことにはならないと思うので、気軽に入力すればいいと思います。
何か起きたとしても税務署の人と話せば問題なく解決できるはずです。
僕は、「ブログ運営」か「ウェブサイト運営」にしようかと思いましたが、ブログだけじゃなくてネット上でもっと色々やりたくなりそうだなぁと思い、「ネット事業」という何とでも取れるものにしました。
素直に「ブログ運営」でも全く問題ないです。好みです。
事業開始予定日
7月から売上が上がったので7月中のどの日にしようか考えましたが、8月1日だと「キリよく下半期のスタートだな」ということで7月1日にしました。
この開始予定日も調べた感じだといつでも問題なさそうです。
ただし、青色申告は「事業を開始した2ヶ月以内に提出する」、開業届は「事業を開始した日から1ヶ月以内に提出する」というルールがあるので、税務署への提出予定日から逆算して1ヶ月以内に収まる日付にすると良いと思います。
僕は7月30日に提出しましたが、事業開始予定日は7月1日で1ヶ月以内におさめました。
収入はいくらになりそうか
この項目は青色申告書類を用意するかどうかを「開業freee」が判断するための質問のようです。
夢は大きく「月収100万円」ぐらい入力しておきましょう。
気が引き締まりますよ。
どこで仕事をするか
これは、書類を提出する税務署を確定させる質問です。働く場所に応じて、届け出る税務署が変わるんですね。
以下から選択します。
- 自宅で働く
- お店を開いて働く
- 事務所を開いて働く
- その他 / 決まっていない
僕は事務所を構えるほどのお金がないので、当然「自宅で働く」ですね。
従業員や家族に給与を支払う予定があるか
誰に給与を支払うかで、提出すべき書類が追加になることがあります。
以下から選択しましょう。
- 今はない
- 従業員(パート・アルバイト含む)に支払う
- 家族に支払う
- 家族と従業員(パート・アルバイト含む)に支払う
ゆくゆくは嫁とやっていきたいですが、今はまだ売上がほぼないので「今はなし」を選択しました。
作成:追加の情報を入力する
- 屋号があれば入力する
- 申請者の情報を入力する
- 収入の種類を選ぶ
- 確定申告の種類を選ぶ
屋号があれば入力する
僕はブログ運営が主なので、屋号は「入力なし」にしました。
ECショップなどであれば、お店の名前などを入れると良いと思います。
申請者の情報を入力する
「姓名」「住所」「電話番号」「生年月日」を入力しましょう。
この内容が提出書類にそのまま使われることになるので間違えないようにしましょう。
収入の種類を選ぶ
不動産などでなければ、基本的には「事業所得」を選択すればOKです。
確定申告の種類を選ぶ
前の画面で入力した月収に応じて、青色申告だといくら税金がお得になるかを試算してくれます。
開業届を出して白色申告にするのはあり得ません。ここは迷わず「青色申告」一択です。
提出:印刷して税務署に書類を提出しよう
ここまでで書類作りの質問は終わりです。
ここからは提出のための印刷などをしていきますが、その手順も開業freeeが案内してくれます。
書類の提出先を選択する
自宅の住所のほか、事務所やお店の住所によっても書類の提出先が異なるため、働く場所から最寄りの税務署を選択しましょう。
書類を確認する
僕の場合は、給料を支払う人がいないので書類は「開業届」と「青色申告書」の2つのみでした。
「書類を確認する」を押すと、作成された資料を確認できます。
ちょっとした質問に答えただけで必要な資料がバッと作成されていたので感動しました。
ここで税務署に提出する資料とは別に「自分で保存しておく控」もあるので要注意。
あとあと事業主用の銀行口座開設に開業届の控えを求められることもあるので、控えも大切に保管しておきます。
書類を印刷する
PDFをスマホに転送してコンビニなどで印刷しましょう。
印刷した書類にマイナンバーを記入して、ハンコを押しましょう。
控えにも同じく、マイナンバー記入とハンコを押してください。
書類を提出する
税務署に直接持っていくか、郵送するかを選んでください。
僕は直接税務署へ提出しました。
こういうところも早くオンラインで完結するようになって欲しいですね。
提出は以上です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕は法人の法人設立届出書や青色申告書は、自分で調べて書いて登記までやったのですが、あのときの労力を考えると簡単すぎて感動しました。
書いていて何が正解かわからないから自分で調べながらやると不安だし、確信を得られるまで裏を取っていくと相当時間がかかってしまうんですよね。
でも、開業freeeのように既に他の人が提出している実績あるフォーマットで作ってくれると安心感があります。
僕は法人の方での経験もあったので、作成された書類が問題ないことも自分で確認することができました。
もし、開業届を出すことがあればぜひ使ってみることをおすすめします。
脳死で書類作成ができてしまいます。しかもこれが無料。ありがたいことです。
CHECK! 開業フリー