こんにちは、SBI証券と楽天証券、両方を愛用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
「楽天証券とSBI証券、どちらで口座開設しようか迷ってる」
「誰か私にふさわしいのはどっちか教えてよ!」
こんな風にお困りの方向けに、SBI証券と楽天証券のおすすめはどちらかを解説します。
最初に結論をお伝えすると、用途に応じて美味しいとこ取りで使い分けるのが正解です。
- つみたてNISA・投資信託は楽天証券がおすすめ
- iDeCo・米国株はSBI証券がおすすめ
文字を読むのが面倒な方向けに動画でも解説しているので、簡単に内容を理解したい方はぜひ一度ご覧ください。
目次
SBI証券と楽天証券を徹底比較
投資家にも人気が高い次の4つの観点で比較していきます。
- つみたてNISA
- 投資信託
- iDeCo
- 米国株式
つみたてNISAの比較:楽天証券がポイント還元面でお得
つみたてNISAは、最大で20年間、運用で得られる分配金や値上がりによる利益が非課税になる制度です。
少子高齢化で年金制度はほぼ崩壊しています。年金頼りに生きていくのは非常にリスクが高いです。つみたてNISAは資産づくりで発生する税を0円にしてくれる貴重な制度なので、多くの人が始めていますね。
つみたてNISAの詳細比較は「【2021年4月版】つみたてNISA(積立NISA)のおすすめ口座は?金融機関(銀行・証券会社)ごとの違いを徹底比較!」で解説しているので、ここでは大事なポイントを抜粋してご紹介します。
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
購入手数料 | 無料 | 無料 |
取扱商品 ラインナップ | 160 | 158 |
積立可能 最低金額 | 100円〜 1円単位 | 100円〜 1円単位 |
積立頻度 | 毎日 毎週 毎月 | 毎日 毎月 |
積立時 ポイント | ポイント 利用不可 | 楽天ポイント 利用可能 |
購入時 ポイント還元 | なし | 楽天銀行 引き落としで ポイント還元 |
カード決済 ポイント還元 | カード 利用不可 | 楽天カードで 最大1% ポイント還元 |
保有時 ポイント還元 | 最大年率0.05% 銘柄により 率が異なる | 一定の残高を達成ごとに10~500ポイント ※対象月の月末時点の残高で計算 |
- 楽天証券は楽天銀行引き落としでポイント還元がある
- カード決済は楽天証券が可能。最大1%ポイントもらえる
- 楽天証券はポイント投資が可能
手数料や取扱商品など他の部分はそこまで大差はないよ!
つみたてNISAは楽天証券の「毎日積立」でポイント還元をもらうとお得
2019年6月26日以降、楽天証券でのポイント還元を最大化するには、毎日積立を停止して、以下で紹介している楽天カード決済をご利用ください。
楽天証券の「毎日積立」は、投資信託1つにつき3ポイントがもらえます。(つみたてNISA限定)
「毎日積立」をするとこんな感じで毎日ポイントが溜まっていきます。
ポイントがもらえるのは平日のみです。1ヶ月にすると20日程度。
僕の場合は「1日6ポイントx20日=120ポイント」が1ヶ月でもらえることになります。
毎日積立の具体的な設定方法はこちらの記事で詳しく紹介しているので、興味のある方は一度ご覧ください。
投資信託の比較:楽天証券がポイント還元面でお得
投資信託の比較は、つみたてNISAと被る部分が多いけど、いくつか異なる部分もあるので紹介します。
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
eMAXIS Slim シリーズ | 取扱あり | 取扱あり |
ニッセイ シリーズ | 取扱あり | 取扱あり |
楽天バンガード シリーズ | 取扱あり | 取扱あり |
積立可能 最低金額 | 100円〜 1円単位 | 100円〜 1円単位 |
積立頻度 | 毎日 毎週 毎月 | 毎月 |
積立時 ポイント | Tポイント 利用可能 | 楽天ポイント 利用可能 |
購入時 手数料 | 全商品無料 | 全商品無料 |
カード決済 ポイント還元 | カード 利用不可 | 楽天カードで 最大1% ポイント還元 |
保有時 ポイント還元 | 最大年率0.05% 銘柄により 率が異なる | 一定の残高を達成ごとに10~500ポイント ※対象月の月末時点の残高で計算 |
- カード決済は楽天証券が可能。最大1%ポイントもらえる
- 楽天証券はポイント投資が可能
- 「毎週」「毎日」積立できるのはSBI証券だけ
毎月最大500ポイントで年間最大6000ポイントもらえるから、SBI証券を使うよりも単純にお得だね!
投資信託は楽天証券のカード払いでポイントをもらうのがお得
僕はつみたてNISAで「毎日積立」を使いつつ、特定口座の方で楽天カード払いで最大1%還元を利用してます。
毎月ノーリスクで最大1%分のポイント還元がもらえるので、投資信託ではやはり楽天証券の方が優れてます。
楽天カード払いの買い方についての詳細は次の記事で画像付きで解説しているので、ぜひご覧ください。
iDeCoの比較:SBI証券が商品ラインナップで有利
iDeCoの詳細比較は「【2021年4月版】iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!」で徹底解説しているので、ここでは重要な部分を抜粋してご紹介します。
- 手数料
- 運用商品
iDeCoの手数料比較
手数料面では両社に差はないよ!
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
加入時 初期手数料 | 2829円 | 2829円 |
毎月 (拠出あり時) | 171円 | 171円 |
毎月 (拠出なし時) | 66円 | 66円 |
給付手数料 | 440円 | 440円 |
還付手数料 | 2148円/1回 | 1488円/1回 |
移管手数料 | 4400円 | 4400円 |
- 還付手数料以外に差はない
- 還付手数料は通常運用では発生しないので気にしないでOK
iDeCoの取扱商品比較
SBI証券の取扱商品は、2018年11月に登場した「セレクトプラン」のもので比較をしています。
「主な資産クラスで信託報酬が最安水準の商品」をまとめたものがこちらです。
資産クラス | SBI証券 セレクトプラン | 楽天証券 |
---|---|---|
新興国株式 | eMAXIS Slim 新興国株式 0.2079% | DCインデックス 海外新興国株式 0.605% |
先進国株式 | eMAXIS Slim 先進国株式 0.10615% | たわらノーロード 先進国株式 0.10989% |
全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本) 0.1144% | 楽天 全世界株式 (楽天VT) 0.222% |
国内株式 | eMAXIS Slim 国内株式 (TOPIX) 0.154% | 三井住友・DC つみたてNISA 日本株 0.176% |
米国株式 | eMAXISSlim 米国株式 (S&P500) 0.0968% | 楽天 全米株式 (楽天VTI) 0.162% |
- 全世界株式、米国株式、新興国株式の3つでSBI証券の方が低コストな商品が揃っている
楽天全米株式(楽天VTI)や楽天全世界株式(楽天VT)も決して悪い商品ではないのですが、eMAXIS Slimシリーズと比較すると見劣りしてしまいます。
iDeCoの金融機関比較の詳細は「【2021年4月版】iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!」の記事も合わせてご覧ください。
米国株式の比較:SBI証券が為替手数料でお得
米国株式も投資家に人気があります。世界的な優良企業が多く集まっており、全世界に分散するよりも高いリターンが期待できるからです。
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
買付手数料 | 0.45% (税込0.495%) | 0.45% (税込0.495%) |
手数料下限 | 0ドル | 0ドル |
手数料上限 | 20ドル (税込22ドル) | 20ドル (税込22ドル) |
NISA | 可能 (手数料無料) | 可能 (手数料無料) |
為替手数料 | SBIネット 銀行利用で 2銭 | 円決済利用で 25銭 |
定期買付 サービス | あり | なし |
購入時 ポイント還元 | なし | 手数料の1% ポイント還元 |
- 為替手数料がSBI証券だと格安
- SBI証券には定期買付サービスがある
- 楽天証券にはポイント還元があるが、手数料の最大1%なので効果は限定的
米国株式購入時の手数料については、両社に差はありませんが、為替手数料のところで大きな差があります。
米国株式は米国市場に上場されているため、日本円のままでは買うことができません。必ず日本円を米ドルに交換する必要があるのですが、ここで為替手数料が発生します。
(1ドル=110円で計算してます)
SBI証券の為替手数料を下げるには住信SBIネット銀行が必要
実はSBI証券単体では為替手数料は25銭かかるため、けして安くありません。
ですが、住信SBIネット銀行の外貨積立を使うと為替手数料を2銭まで下げることができます。
住信SBIネット銀行からSBI証券への外貨入出金は無料なので、為替手数料を2銭に抑えることが可能です。
金額でみると小さく感じますが、抑えられる費用は抑えるのが長期投資では鉄則です。
米国株をSBI証券でやる場合は、住信SBIネット銀行も忘れずに口座開設しておきましょう。
こんな人は楽天証券がおすすめ:つみたてNISA・特定口座で投資信託をやりたい人
楽天カード払いで最大1%ポイント還元サービスが始まったことで、つみたてNISAや投資信託をやりたい多くの人にとって楽天証券が最もお得な証券会社になります。
- 最もお得につみたてNISA・投資信託をやりたい人
- 楽天カードを持っている人
- 楽天ポイントを貯めている人
- 楽天市場でよく買い物をする人
初めてつみたてNISAを利用する方はまず楽天証券から、すでに他の証券会社を利用中の方も今後は楽天証券でのつみたてNISAに移管することをおすすめします。
僕も2018年まではSBI証券でNISAしていましたが、2019年分からは楽天証券のつみたてNISAに移管しました。
つみたてNISA・投資信託を始めるなら、最優先で楽天証券の口座を作りましょう。
今なら期間限定で楽天ポイントをもらえるキャンペーンが開催中です。
「楽天銀行口座開設+自動入出金設定で1,000円プレゼント」はノーリスクで簡単に満たせる条件なので、このタイミングで申し込んでおくと良いと思います。
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こんな人はSBI証券がおすすめ:iDeCo・米国株をやりたい人
SBI証券は「iDeCoでコスト国内最安の商品が買える」「米国株の手数料が最安」のメリットがあります。
さらに国内株、つみたてNISAなど他の商品も他証券会社と比べると平均以上の手数料・使い勝手を誇る万能な証券会社なので、SBI証券の口座1つだけ持っていれば他の証券会社は使わずに済むというメリットもあります。
- 最もお得にiDeCoもやりたい人
- 最もお得に米国株もやりたい人
- 1つの証券会社だけでiDeCo・つみたてNISA・米国株・国内株を完結させたい人
- みんなが使っている安心感が欲しい人(口座数No1)
SBI証券のつみたてNISA・投資信託はカード決済+ポイント還元がある楽天証券に劣るものの、その他の部分では全く楽天証券に引けを取らず、優秀です。
また、iDeCoや米国株に関しては楽天証券より遥かに低コストで運用できるため「複数の口座を使い分けるのはちょっと無理そう」という人は、最初からSBI証券を作ってしまうのがおすすめです。
投資初心者のうちの嫁は、まさに「複数口座なんてどこで何をやってるのかわからなくなるから無理!」というタイプなので、SBI証券1つに絞って運用しています。
460万人以上が口座開設をしていて、うちの嫁でも問題なく使えているので、初心者の方でも使いこなせると思います。
シンプルにつみたてNISAを運用したいなら、SBI証券で口座を作りましょう。
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まとめ:投資信託・つみたてNISAは楽天証券、iDeCo・米国株式はSBI証券で始めよう
SBI証券と楽天証券はネット証券シェアの1位と2位を占める優良証券ですが、得意とする領域は異なります。投資家は美味しいとこ取りで使い分けるのが、賢い選択です。
あらためておすすめどころをおさらいします。
「初めて証券会社の口座を開設するよ」という方は、初心者でも手を出しやすい「つみたてNISA」「投資信託」利用を目的に楽天証券の口座を作るのが良いかと思います。
「iDeCo」や「米国株」は中級者以上向けの商品になってくるので、後から作る形でも問題ないと思います。
「本気で資産運用するつもりだから、2つの口座を作るのも全然問題ないよ」という方は、この機会にSBI証券と楽天証券両方作ってしまうことをおすすめします。
使える口座は2つキープしておきつつ、一方から良いサービスが開始されたら即利用する、ぐらいの機動力がある方が、いろいろと得することが多いです。
僕も今は楽天証券で「つみたてNISA」と「投資信託」をやっていますが、これからSBI証券で米国株式を始めるつもりです。
用途に応じて証券会社を使い分けて、賢く資産形成をしていきましょう!
楽天証券、SBI証券の詳細レビューは、以下の記事にまとめているのであわせてご覧ください。