こんにちは、シータ(@tsumitate_theta)です。
「投信工房をどんな感じなんだろう。やってみた方がいいかな」と検討中の方向けに、僕が実際に投信工房を使ってみた感想とレビューをご紹介します。
投信工房は次のようなメリットがあるので、投資初心者から上級者まで多くの人におすすめです。
投信工房のメリット
- ロボアドなのに信託報酬等のコストが最大0.34%と安い
- 100円から始められる
- 組入銘柄を自分で変更できる
- 自作ポートフォリオでも簡単に一括購入・リバランス積立ができる
- NISAが使える
なお、松井証券はネット証券の中でも積極的に手数料無料化を先導してくれている素晴らしい証券会社です。
2019年の松井証券手数料無料化の動き
- 投資信託:購入時手数料を完全に無料化(ネット証券初)
- 現物取引・信用取引:1日の取引金額50万円まで手数料無料!
まだ松井証券をご存知ない方も、これから資産運用を始める方なら一度チェックしておくことをおすすめします。
CHECK! 松井証券「投信工房」の公式をみてみる
目次
【1/16更新】松井証券のロボアド「投信工房」の運用実績をブログで公開!【リターン+16.52%】
日付 | 評価額 | 買付総額 | リターン |
---|---|---|---|
2019/12/10 | ¥10,000 | ¥10,000 | 0.00% |
2019/12/20 | ¥10,143 | ¥10,000 | 1.43% |
2019/12/31 | ¥10,221 | ¥10,000 | 2.21% |
2020/01/17 | ¥20,481 | ¥20,000 | 2.40% |
2020/01/31 | ¥20,139 | ¥20,000 | 0.70% |
2020/02/14 | ¥30,541 | ¥30,000 | 1.80% |
2020/02/28 | ¥28,534 | ¥30,000 | -4.89% |
2020/03/13 | ¥33,436 | ¥40,000 | -16.41% |
2020/03/31 | ¥34,366 | ¥40,000 | -14.09% |
2020/04/17 | ¥45,336 | ¥50,000 | -9.33% |
2020/04/30 | ¥46,443 | ¥50,000 | -7.11% |
2020/05/15 | ¥55,142 | ¥60,000 | -8.10% |
2020/06/05 | ¥60,662 | ¥60,000 | 1.10% |
2020/06/19 | ¥69,618 | ¥70,000 | -0.55% |
2020/06/30 | ¥69,107 | ¥70,000 | -1.28% |
2020/07/17 | ¥80,549 | ¥80,000 | 0.69% |
2020/07/30 | ¥80,277 | ¥80,000 | 0.35% |
2020/08/14 | ¥93,430 | ¥90,000 | 3.81% |
2020/08/31 | ¥93,698 | ¥90,000 | 4.11% |
2020/09/18 | ¥102,829 | ¥100,000 | 2.83% |
2020/09/30 | ¥101,770 | ¥100,000 | 1.77% |
2020/10/16 | ¥113,486 | ¥110,000 | 3.17% |
2020/10/30 | ¥109,844 | ¥110,000 | -0.14% |
2020/11/13 | ¥126,587 | ¥120,000 | 5.49% |
2020/11/30 | ¥128,612 | ¥120,000 | 7.18% |
2020/12/18 | ¥141,081 | ¥130,145 | 8.40% |
2020/12/30 | ¥141,281 | ¥130,145 | 8.56% |
2021/01/15 | ¥153,602 | ¥140,145 | 9.60% |
2021/01/31 | ¥153,284 | ¥140,145 | 9.38% |
2021/02/19 | ¥168,143 | ¥150,145 | 11.99% |
2021/02/28 | ¥166,017 | ¥150,145 | 10.57% |
2021/03/19 | ¥181,557 | ¥160,145 | 13.37% |
2021/04/02 | ¥183,914 | ¥160,145 | 14.84% |
2021/04/16 | ¥195,089 | ¥170,145 | 14.66% |
2021/04/30 | ¥195,778 | ¥170,145 | 15.07% |
2021/05/14 | ¥203,215 | ¥180,145 | 12.81% |
2021/06/04 | ¥210,658 | ¥180,145 | 16.94% |
2021/06/18 | ¥220,885 | ¥190,145 | 16.17% |
2021/07/02 | ¥223,249 | ¥190,145 | 17.41% |
2021/07/16 | ¥233,271 | ¥201,491 | 15.77% |
2021/07/30 | ¥232,791 | ¥201,491 | 15.53% |
2021/08/13 | ¥245,207 | ¥211,491 | 15.94% |
2021/09/03 | ¥249,277 | ¥211,491 | 17.87% |
2021/09/24 | ¥256,977 | ¥221,491 | 16.02% |
2021/10/08 | ¥263,484 | ¥223,922 | 14.29% |
2021/10/22 | ¥273,873 | ¥231,491 | 18.31% |
2021/11/05 | ¥276,113 | ¥231,491 | 19.28% |
2021/11/19 | ¥287,949 | ¥241,491 | 19.24% |
2021/12/03 | ¥278,180 | ¥241,491 | 15.19% |
2021/12/17 | ¥292,720 | ¥251,491 | 16.39% |
2021/12/30 | ¥298,685 | ¥251,491 | 18.77% |
2022/01/14 | ¥304,693 | ¥261,491 | 16.52% |
【1/14】トータルリターン:+16.52%
2022年の1月前半は、新興国株式とコモディティ以外は下落という結果になっています。
【12/30】トータルリターン:+18.77%
12月後半は、先進国株式が大きく回復した他、海外リートやコモディティも持ち直してリターンは大きく回復しました。
【12/3】トータルリターン:+15.19%
11月後半は、ほぼすべての資産が下落する厳しい時期でしたね。
【11/5】トータルリターン:+19.28%
10月後半は、国内株式、先進国株式がさらに急伸して過去最高のリターンを更新しました。
【10/8】トータルリターン:+14.29%
9月後半は、国内株式が大きく下げた一方で、意外に他の株式はそれほど下げませんでした。
債券がじわじわ下がっています。
【9/3】トータルリターン:+17.87%
8月後半は、国内株式や先進国株式のほか、海外リートも絶好調でした。
【7/30】トータルリターン:+15.53%
7月後半は、国内株式や新興国株式が減少する一方で、先進国株式がそれをカバーする形になっています。
【7/2】トータルリターン:+17.41%
6月後半は、株式をはじめすべての資産クラスが微増しています。
【6/4】トータルリターン:+16.94%
5月後半はほぼすべての資産クラスが上がってくれてました。
【5/2】トータルリターン:+15.07%
4月後半は先進国株式や新興国株式、海外リートが上昇に貢献してくれました。
【4/2】トータルリターン:+14.84%
3月後半は、先進国株式がさらに上昇して、リターンは過去最高になりました!
【2/28】トータルリターン:+10.57%
2月の後半では株式が少し下がりました。
【1/30】トータルリターン:+9.38%
1月後半は現状維持で終わりました。
【12/30】トータルリターン:+8.56%
12月の後半も、株価は最高値を更新していきました!
【11/30】トータルリターン:+7.18%
11月の後半も、株価はじわじわと上昇して、全世界株式や米国株式は最高値を更新していきましたね!
【10/30】トータルリターン:-0.14%
10月後半は、コロナ感染拡大や大統領選挙を控えている影響で、株価が大きく下げましたね。
【9/30】トータルリターン:+1.77%
9月後半は、米国株式市場が踏ん張りをを見せましたが、海外リートや新興国株式が低調な推移で、リターンはさらに下がりました。
【8/31】トータルリターン:+4.11%
8月後半は米国がリードする形で先進国株式が絶好調。リターンは過去最高を更新しました!
【7/30】トータルリターン:+0.35%
7月後半は株式が調整に入ったものの、ゴールドの暴騰や債券の上昇に助けられて前半よりもリターンを伸ばすことができました。
【6/30】トータルリターン:-1.28%
6月下旬は株価の急落がありましたが、代わりに債券、コモディティが上昇して値動きは微減という結果になりました。
【6/5】トータルリターン:+1.1%
ついに3月のコロナショックの暴落を克服して、リターンがプラスに戻ってきました!
【4/30】トータルリターン:-7.11%
2020年3月23日につけた安値を最後に世界の株式は大きく値を戻してきました。再び下落する可能性はありますが、上がってくるとやっぱり嬉しいですね!
【3/31】トータルリターン:-14.09%
3月後半は、コロナウィルスの暴落も一息着いて、株式市場は底から少し戻す展開になりました。
【3/13】トータルリターン:-16.41%
3月前半は、コロナウィルスから原油暴落も発生して株式市場はリーマンショック以来の大暴落となりました。
ついにこの10年で最強だった米国株もNYダウ、S&P500ともに弱気相場に突入しました。
(一般に最高値から20%下落したら「弱気相場になった」と言われます)
【2/28】トータルリターン:-4.89%
2月後半は、コロナウィルスの不安が世界的に広まり、全世界の株式が軒並み10%以上も急落する、最悪の月になりました。。。
【2/15】トータルリターン:+1.8%
【2/1】トータルリターン:+0.7%
【1/19】トータルリターン:+2.4%
【1/5】トータルリターン:+2.2%
【12/22】トータルリターン:+1.4%
現金の入出金の影響を調整した月次リターンは+1.99%
前述のトータルリターンは、資産の増減を正しく知る上で有用ですが、「現金を積み立てたタイミング」によりパフォーマンスが変わるため、他商品と比べる場合は使い勝手がよくないです。
現金入出金の影響を除外するために「修正ディーツ法」と呼ばれる計算がよく使われます。
「修正ディーツ法」による月次リターンは以下になります。
年月 | 月次損益 | 月次 平均元本 | 月次 リターン | 参考 (全世界株式) |
---|---|---|---|---|
2019年12月 | ¥221 | ¥6,774 | 3.26% | 2.81% |
2020年1月 | -¥82 | ¥15,705 | -0.52% | -1.40% |
2020年2月 | -¥1,605 | ¥25,311 | -6.34% | -8.22% |
2020年3月 | -¥4,168 | ¥34,018 | -12.25% | -13.50% |
2020年4月 | ¥2,077 | ¥39,699 | 5.23% | 10.00% |
2020年5月 | ¥1,902 | ¥51,927 | 3.66% | 4.90% |
2020年6月 | ¥762 | ¥63,678 | 1.20% | 3.42% |
2020年7月 | ¥1,170 | ¥74,591 | 1.57% | 3.23% |
2020年8月 | ¥3,421 | ¥85,761 | 3.99% | 6.32% |
2020年9月 | -¥1,928 | ¥99,031 | -1.95% | -3.69% |
2020年10月 | -¥1,926 | ¥107,254 | -1.80% | -3.15% |
2020年11月 | ¥8,768 | ¥115,177 | 7.61% | 11.99% |
2020年12月 | ¥2,669 | ¥134,096 | 1.99% | 3.51% |
2021年1月 | ¥2,003 | ¥146,765 | 1.36% | 1.10% |
2021年2月 | ¥2,733 | ¥158,456 | 1.72% | 4.19% |
2021年3月 | ¥7,897 | ¥171,501 | 4.60% | 6.73% |
2021年4月 | ¥1,864 | ¥189,247 | 0.98% | 3.04% |
2021年5月 | ¥4,880 | ¥201,262 | 2.42% | 1.81% |
参考値として「全世界株式(MSCI ACWI)」の配当込み円建て月次リターンを載せていますが、2月・3月・9月・10月のような株式が下落する局面では、株式100%の「全世界株式」を上回るリターンが出せていますね。
投信工房のアセットアロケーション・リバランス
松井証券の投信工房ってやっぱりすごい
直近1ヶ月で新興国株式の資産が成長して目標配分からずれちゃったんだけど「目標比率に近づくように銘柄毎の金額を計算」ってのをポチッとすると、目標配分に近づくよう綺麗にファンドごとの購入金額を求めてくれる
自作ポートフォリオでも使えるのがいい pic.twitter.com/wLBJOU9Blv
— シータ@成長株攻略中:目標S&P500+5% (@tsumitate_theta) January 12, 2020
上記ツイートのとおりですが、投信工房は「毎月の積立」はもちろんのこと「不定期な買付」に対しても、自動で目標配分に近づくよう計算して買付をしてくれます。
運用していると以下の画像のように、ある資産は増え、ある資産は減り、当初目標としていた資産配分から少しずつずれてきます。
通常は資産配分のズレは自分でどのぐらい買うべきか計算して、買付をしなければなりませんが、投信工房は違います!
「目標比率に近づくように銘柄毎の金額を計算」ボタンをポチっとするだけです。
すると、以下のように増えた資産は買付量を減らし、減った資産は買付量を増やしてくれます。
しかも、これを「自分が選んだ低コスト商品のポートフォリオ」であっても利用できちゃいます。
投信工房のリバランスはボタンをポチっとするだけでできるから、初心者も上級者も簡単にできて最高だね!
投信工房での僕の運用方針【積極型の配分を自分好みの銘柄でカスタマイズ】
僕は投信工房の「積極型」プランで銘柄を自分好みにカスタマイズして運用することにしました。
投信工房で運用する資産配分はこちらです。
採用した銘柄はこちらになります。
投信工房をやってみようと思った理由
投信工房をやってみようと思った理由
- ロボアドなのにコストが投信の信託報酬しかかからなくて安いこと
- 組み入れる投信を変更できるからeMAXIS Slimに置き換えてコストを下げることができる
- さらに無料で目標ポートフォリオの配分へ自動で積立・リバランスをしてくれる
上記の内容がものすごく便利そうだったからです。
ロボアドといえばウェルスナビやテオのように商品選定、資産配分、積立まですべてを全自動でやってくれる「投資一任型」が人気ですが、やっぱりその分コストは高めに設定されているものが多いです。
その点「投信工房」は自分でやる手間が少し増えるけど、圧倒的に低コストで自動運用ができるのが魅力的。
これは試してみる価値アリだなと思って始めてみました。
投信工房が提案してくれるポートフォリオ
投信工房では8つの質問に答えると、自分にあったポートフォリオを提案してくれます。
質問はこんな感じで選択肢をポチっと選んでいくだけなので簡単に終わります。
僕が提案をもらったポートフォリオは「積極型」。投信工房が提案してくれる5つのプランの中でも「最もリスクをとる代わりにリターンが高くなるプラン」です。
ちなみに投信工房のプランは次の5つがあります。
投信工房の5つのプラン
- 安定型:リターン3.1%、リスク7.0%
- やや安定型:リターン3.9%、リスク8.9%
- バランス型:リターン4.7%、リスク11.0%
- やや積極型:リターン5.5%、リスク13.0%
- 積極型:リターン6.2%、リスク14.9%
もともとつみたてNISAでも「非課税枠を最大限に生かすため100%株式運用派」なので、投信工房でもリスクが高い「積極型」が自分に合っていてちょうどいいと思いました。
「積極型」で提案されるアセットアロケーション・ポートフォリオは以下のものです。
より大きい分類で分けると以下のようになります。
積極型のアセットアロケーション
- 株式:53%
- 債券:28%
- リート:16%
- コモディティ:3%
債券が3割弱あるので「積極型」と言えど完全ノーガードというわけではなく、しっかり暴落時のクッション効果は期待できそうです。
より積極的な運用をしたいならカスタマイズで債券を除外することもできるのですが、どちらかというと僕は「リスクを取りすぎる傾向がある」ので、今回の投信工房の運用では提案してもらった「債券クッションのあるアセットアロケーション」を素直に受け入れることにしました。
「積極型」を利用するときの信託報酬は0.3010%です。
ウェルスナビはサービス利用料だけで1%、別途信託報酬で0.1%以上がかかってくるので、これらのロボアドと比較すると破格の安さですよね。
この安さなのに、自動で一括リバランス・リバランス積立ができるというのは相当お得に感じます。
ポートフォリオの銘柄を自分の好きなものに入れ替えできる
投信工房では、提案されたポートフォリオの銘柄を自分の好きなものに入れ替えることができます。
これによって、もともと安い信託報酬をさらに低くすることができちゃいます。(ロボアドなのに)
例えば、信託報酬が国内最安水準のeMAXIS Slimで置き換えちゃう、といったことが可能です。
それでは「積極型」で提案されたポートフォリオ(銘柄達)をみてみます。
上記が「積極型」で使われる銘柄たちですが、一部、信託報酬が0.5%を超える高めの商品も入っていますね。
これらの商品を同じ資産クラスの低コスト商品と入れ替えてみると、リスク・リターンの値は変わらずに信託報酬を0.3010%から0.2226%まで下げることができました。
入れ替えたあとのポートフォリオはこんな感じです。
各資産クラスの銘柄変更理由は次のとおりです。
銘柄変更ビフォーアフター
- 国内株式:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
今後も最安値に自動追従してくれることを期待 - 先進国株式:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
今後も最安値に自動追従してくれることを期待 - 新興国株式:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
今後も最安値に自動追従してくれることを期待 - 国内債券:eMAXIS Slim 国内債券インデックス
今後も最安値に自動追従してくれることを期待 - 先進国債券:Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)
為替ヘッジありの先進国債券で最安値 - 国内リート:Smart-i Jリートインデックス
国内リートで最安値 - 海外リート:Smart-i 先進国リートインデックス
海外リートで最安値
新興国債券とコモディティはよい代替商品がなかったので据え置きです。
投信工房のメリット
投信工房のメリット
- ロボアドなのに信託報酬等のコストが最大0.34%と安い
- 100円から始められる
- 組入銘柄を自分で変更できる
- 自作ポートフォリオでも簡単に一括購入・リバランス積立ができる
- NISAが使える
まだ紹介できていない「リバランス対応」と「NISA対応」についてここでご紹介します。
一括リバランス、リバランス積立が無料で使える
自分でポートフォリオを組んで運用する投資の上級者の方でも、リバランスだけはやっぱり面倒です。
リバランスを自分でやるのに必要は作業は次のとおりです。
リバランスに必要な作業
- 各資産の評価額から現状の資産配分を計算する
- 目標とする配分からのズレを計算する
- ズレを埋めるように各銘柄の購入金額を決定する
- 銘柄ごとに購入注文を出す
年に1回でも正直しんどいです。毎月の積立時にやっている人は皆無なんじゃないかと思います。
ですが、投信工房はこれらの作業を一度設定するだけで全自動で行うことができます。
ロボアドなのにNISAが使える!
ウェルスナビやテオといった投資一任型のロボアドは、NISAが使えないため、運用益に税金がかかってしまいます。
一方、投信工房はNISAが使えるため、運用益を非課税にできます。
松井証券にはeMAXIS Slimシリーズをはじめ、ニッセイシリーズなどの低コスト投資信託が十分に揃っているので、コストを抑えることで利益の最大化が狙えます。
ただし、今回のケースのように「目標ポートフォリオで積立設定する」場合は、「つみたてNISA」で買付ができないので注意してください。
投信工房のつみたてNISAの注意点
- つみたてNISA:個別銘柄ごとの積立に対応。目標ポートフォリオ(自動リバランス)には非対応
- 一般NISA:今回のような目標ポートフォリオ(自動リバランス)に対応
上記のように「目標ポートフォリオでの積立」でNISAを利用するには「一般NISA口座」を使う必要があるので覚えておきましょう。
投信工房のデメリットとその対策
投信工房には以下のようなデメリットがあります。
投信工房のデメリット
- 投資一任型のロボアドよりは多少手間がかかる
ウェルスナビやテオなど、いわゆる投資一任型のロボアドは投資プランを決めたら後は積立をするだけで終わりですが、投信工房は「積立設定」「いつリバランスをするか」などを自分で決めねばなりません。
とはいえ、最初に一度設定すればあとは全自動でいけるので、それほど気にする必要はありません。
投資の最初は「一括購入」でポートフォリオを作る
積立の初回は「一括購入」でポートフォリオを作ると「積立日」またずに始められるので便利です。
「一括購入」をするには「ヘッダメニュー→投信取引→一括購入」をクリックします。
「一括購入注文入力」画面で口座区分に「全銘柄まとめて選択」「特定口座」を指定し、投資金額を入力(僕は1万円にしました)、「目標比率で銘柄毎の金額を計算」を選択します。
購入銘柄一覧で、ポートフォリオ配分に沿った形で銘柄ごとの購入金額が自動計算されます。
問題なければ先にすすめて注文を完了させます。
毎月の積立設定をする
先に銀行口座からの定期入金の設定を済ませておきましょう。
「ヘッダメニュー→投信取引→積立設定一覧」から「定期入金を設定する」をクリックします。
入金設定は特に迷うところもないので割愛します。
入金設定が済んだら積立設定に進みます。
「ヘッダメニュー→投信取引→積立設定一覧」から「目標ポートフォリオを積立設定する」をクリックします。
「積立条件入力」画面になるので、積立金額や積立日を入力します。
毎月27日に銀行引き落とし、5営業日後に証券口座に入金されるので、年末年始などのお休みが重なることを考え、僕は「毎月7日積立」としました。
もし何か問題が起きたら日付変更しようと思います。
そのまま設定を進めれば積立設定は完了です。
リバランスは年に1回実行で設定
リバランスは頻繁にやりすぎてもリターンが下がるので、年に1回やれば十分です。
「ヘッダメニュー→投信取引→リバランス」から「自動リバランスを設定する」をクリック
リバランス頻度を「年1回」、リバランス日はちょうど1年後になるような日付を指定します。
正常に設定できるとこんな風になります。
投信工房の評判
Twitter界隈では見かけないが松井証券の投信工房を使ってる。
複数の投信を一括購入するとき指定ポートフォリオに近づくよう自動的に配分計算して発注してくれる。他にもリスク計算とか玄人好みの機能があっておもしろい。 https://t.co/17EF9Vma9M— ケンジ@Beer&Investment (@Leaving_Work_QQ) December 2, 2019
投信工房は、提案されたポートフォリオ、自作したポートフォリオどちらの場合でも、自動で購入配分を計算して買付できるから、初心者だけでなく上級者にとっても便利ですね。
非課税口座を使わないなら松井証券の投信工房を使えばポートフォリオの組み替えも簡単ですね!
— ポンチ熊@パチスロが得意なフレンズ🎰 (@ponchiwork) November 23, 2019
投信工房が気になる!
自分でカスタマイズしたポートフォリオでリバランスとかするのか!— ゆるてぃ@公務員ゆるふわ投資家 (@ulty_investor) December 7, 2019
そして、僕が投信工房についてのインタビューに回答した記事が「マネーの研究所」さんのサイトに掲載されました。よかったら以下のリンクからみてください!
CHECK! 投信工房の評判は?運用実績やメリット・デメリット、口コミなど徹底解説|マネーの研究室
投信工房と他のロボアドバイザーとの違いを比較
以下は、投信工房とウェルスナビ、テオを比較した表になります。
項目 | 投信工房 | ウェルスナビ | テオ |
---|---|---|---|
手数料 | 無料 | 1% | 1% |
信託報酬 | 最大0.3669% | 最大0.14% | 非公表 |
手数料合計 | 最大0.3669% | 最大1.14% | 1%以上 |
最低投資額 | 100円 | 10万円 | 1万円 |
自動積立額 | 100円 | 1万円〜 | 1万円〜 |
自動積立 | ◯ | ◯ | ◯ |
自動リバランス | ◯ | ◯ | ◯ |
資産配分変更 | カスタマイズを 自分でできる | リスク許容度 を変更 | カスタマイズを 自分でできる |
投資銘柄数 | 1000以上 | 7 | 33 |
銘柄変更 | ◯ | × | × |
DeTAX | × | ウェルスナビ のみ | × |
クイック入金 | ◯ | ◯ | ◯ |
アプリ | ◯ | ◯ | ◯ |
NISA | ◯ | × | × |
比較をすると、改めて手数料の安さが際立ちますね。
表中の投信工房の信託報酬0.3669%は提案されるプランの最大値なので、自分で低コスト投信と入れ替えればさらに安くすることができます。
他社では1万円以上がスタートラインとなるところを、投信工房なら最低投資額・積立額が100円からできるのもメリットですね。
これまでと重複になる部分もありますが、投信工房は他社よりも優れている点をリストアップすると以下のようになります。
投信工房が他社より優れているところ
- 手数料が安い(カスタマイズでさらに安くできる)
- 100円からスタートできる
- 銘柄の入れ替えが可能
- NISAに対応
投信工房の始め方【口座開設は簡単です】
投信工房は次の3ステップで始められます。
投信工房の始め方
- リスク許容度を診断(1分で完了)
- 口座開設
- 購入
まずは、リスク許容度の診断をしちゃいましょう。簡単な質問なので1分で終わります。
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口座開設にはマイナンバーと運転免許証が必要です。
ウェブアップロードで提出すると、最短4日で取引可能になるのでおすすめです。
スマホで写真をとり、送信するだけなので簡単です。
4日後ぐらいにログイン情報などが書かれた書類が届くので、入金して積立設定などをすれば、積立投資がスタートします。
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投信工房はこんな人におすすめ
投信工房はこんな人におすすめ
- ロボアドを使いたいけど、手数料はできるだけ安くしたい人
- ロボアドを使いつつ、NISAの恩恵も受けたい人
- 投信選びはできるけど、リバランスが面倒な人
投信工房は「ロボアドなのに低コスト」なので「ロボアドを使いたいけどウェルスナビやテオの手数料1%は不満」という方にピッタリだと思います。
また「ロボアドでNISAを使いたい」という人も投信工房なら実現できます。
何気に1番需要がありそうなのは「自作ポートフォリオで自動積立・リバランスをしてくれる」機能です。
「リバランスはやるべきと思いつつ、面倒だから放置しちゃってる」人にとっては投信工房は最強のお助けツールになってくれるはずです。
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まとめ:投信工房は手数料を抑えたい初心者や楽したい上級者にもおすすめできるロボアド
投信工房は、手数料を抑えつつロボアドを使いたい初心者の方から、リバランスを楽にやりたい上級者まで幅広い人におすすめできるロボアドです。
小額の100円から始められるので、もし迷っているようなら試しに使ってみると良いと思います。
また、松井証券はネット証券の中でも積極的に手数料無料化を先導してくれている素晴らしい証券会社です。
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