こんにちは、インデックス投資で1000万円を運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
「つみたてNISAの分配金は受け取りと再投資どっちがいいのか教えて!」
こんな方向けに、つみたてNISAの分配金はどうするのがベストなのかをご紹介します。
結論を先に言ってしまうと配当金はそもそも「分配金なし」の投資信託を選ぶのが最も運用効率がよくなり、資産を増やす上でベストな選択になります。
- 「分配金なし」がベストな理由が分かる
- 分配金コースは何を選ぶべきか分かる
なお、「iDeCo・NISAとの違い」「おすすめの資産配分」「金融機関」「商品」などつみたてNISAの網羅的な攻略情報は「つみたてNISAサイトマップ」にまとめているので、これからつみたてNISAを始めようという方は、ぜひご覧ください。
CHECK! つみたてNISAサイトマップ
また、その他の「抑えておきたい運用のポイント」について知りたい方は「積立NISA(つみたてNISA)の運用方法|抑えておきたいポイントまとめ」をご覧ください
文字を読むのが面倒な方向けに動画でも解説しているので、簡単に内容を理解したい方はぜひ一度ご覧ください。
目次
つみたてNISAの分配金は再投資と受け取り、どっちがいいの?
投資信託の分配金に関して、資産を増やす上で最も有利なのは「分配金を払い出さない投資信託」を選ぶことです。
もしかすると「え?分配金ってお金がもらえるんでしょ?それならもらう方がいいに決まってるじゃん!」とお思いの方もいるかもしれません。
「分配金なし」の投資信託は無駄に税金を取られないから運用効率がいい
投資信託でもらえる分配金には、通常20.315%の税金がかかります。
- 所得税:15.315%
- 住民税:5%
分配金をもらえると確かに嬉しいですが、その度に20%が税金として消えてしまいます。
「分配金なし」と「分配金再投資」では次のような違いが出てきます。
- 分配金再投資:税金20%。分配金の80%しか再投資できない
- 分配金なし :税金ゼロ。100%再投資に等しい効果
「分配金なし」の場合、課税対象がないので僕ら投資家が税金を払う必要はありません。
「分配金なし」の投資信託は、分配金を払い出す代わりにファンド内でそのお金は有効活用されます。
つまり、分配金を100%再投資に回したことと同じ効果が期待できちゃうんです。
つみたてNISAで買えるインデックスファンドはほぼ分配金なしだから安心
そもそも「つみたてNISA」は僕たち国民の資産を長期投資で増やすことを目的とした制度なので、金融庁が販売可能な商品に規制をかけています。
実際に、資産形成に有利な商品で固められているため、分配金なしの商品がほとんどです。
このようにつみたてNISAで、インデックスファンドを買っていれば「分配金あり」の商品を買ってしまう可能性は少ないと思うので安心してください。
とはいえどの投資信託でも分配金コースの選択は必要【常に再投資を選べばOK】
画像は楽天証券のものですが、「分配金なし」の投資信託でも購入時は分配金コースを選択する必要があります。
このときはいつも「再投資」を選んでおけば問題ありません。
- 分配金なしの投資信託:分配金はないので自然に収益はファンド内で有効活用される
- 分配金ありの投資信託:受け取った分配金が自動的に投資信託の購入に使われる
受け取った分配金を現金として寝かせておくより、再投資して複利効果を効かせると資産は加速度的に増えていきます。
つみたてNISAの注意点:分配金を再投資すると、非課税枠が使われてしまう
分配金の再投資は複利効果が効くので、資産を効率的に増やすには必須なのですが、悲しいことにつみたてNISAの非課税枠に含まれてしまいます。
「分配金なし」の投資信託であれば、再投資が発生しないので非課税枠の消費もありません。
資産の取り崩しフェーズなら分配金の受け取りもあり!【もちろん非課税】
つみたてNISAなので、分配金で受け取るお金はもちろん非課税です。税金はかかりません。
もし「もう資産は十分増やしたから、これからはこの資産で生活してきたいな」という場合は、分配金を受け取るのもいいと思います。
ただ、現状のつみたてNISA対象商品の中には、老後にふさわしい商品はないからこういう使い方はできないかもしれません。
今後登場する商品の中にそういうものが出てくるかもしれないので「そういう使い方もあるんだ」ということを頭の片隅にでも入れておくと良いのではと思います。
まとめ:つみたてNISAをやるなら最も運用効率が高い楽天証券で始めよう
つみたてNISAの投資信託は「分配金なし」のものを選びましょう。
ローコストなインデックスファンドを選べば自然に「分配金なし」になるのでコストを意識した商品選びをしていれば難なくクリアできると思います。
また、分配金コースは「再投資」を選択しておけば完璧です。複利効果が効いてくるので、時間が経つにつれて加速度的に資産が増えるようになります。
さらに投資効率を高めるには「楽天カード払いで積立をすると1%ポイント還元がもらえる楽天証券」でつみたてNISAを始める、あるいは乗り換えるのがおすすめです。
1%コストを安くできると、長期の資産運用で有利に働きます。少しでもリターンを増やしたいので、僕もSBI証券から楽天証券のつみたてNISAへ移管をしました。
口座開設は少し面倒に感じるかもしれませんが、ノーリスクでリターンが増やせるので単純にやらないともったいないです。
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まだの口座をお持ちでない方は、お得なこのタイミングで申し込んでおきましょう。
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楽天証券と他証券会社の比較は、こちらの記事をご覧ください。
分配金なしでファンド内で有効活用されると、個人には具体的にどういう効果が出るんですか?
>山田さん
コメントありがとうございます。
分配金なしのファンドによる個人へのメリットは次のようになります。
・分配金にかかる税金を払わずに済む(税金は利益の20%)
・自分で再投資をする手間を省ける
ざっくり言ってしまえば「無駄な出費が減り、ほったらかしで運用できる」ようになります。