こんにちは、インデックス投資で1000万円を運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
つみたてNISAで毎月いくら積み立てるべきか。
最も大切なことは少額でもよいので20年間完走することです。
その上で生活費の削減、月収アップを経て年間40万円を使い切ることを目指しましょう。
この記事ではつみたてNISAで毎月いくら積み立てるか検討中のあなたに、意味のある積立金額や積立額のシミュレーションから長期継続の大切さをご紹介します。
- 100円積立投資の価値がわかる
- 積立金額ごとにどれだけ資産、運用益が増えるかわかる
- 短期で多額を積み立てるより、少額でも長期間積み立てる方がお得と分かる
なお、「iDeCo・NISAとの違い」「おすすめの資産配分」「金融機関」「商品」などつみたてNISAの網羅的な攻略情報は「つみたてNISAサイトマップ」にまとめているので、これからつみたてNISAを始めようという方は、ぜひご覧ください。
CHECK! つみたてNISAサイトマップ
また、その他の「抑えておきたい運用のポイント」について知りたい方は「積立NISA(つみたてNISA)の運用方法|抑えておきたいポイントまとめ」をご覧ください
文字を読むのが面倒な方向けに動画でも解説しているので、簡単に内容を理解したい方はぜひ一度ご覧ください。
目次
積立NISAは毎月いくら設定すればいいの?
つみたてNISAで毎月積み立てる金額は、あなたの投資経験や余剰資金に合わせて決めるのがいいです。
- 投資初心者は毎月100円の積立でOK
- 既に毎月5万円以上の貯金できている人は毎月の限度額33333円がおすすめ
初めての投資で、投資経験を積みたい場合なら毎月100円からのつみたてでも意味がある
初めてでちょっとこわいぽっぽよ
資産運用初心者によくある失敗例は市場から退場してしまうこと
つみたてNISAで資産形成をする上で大切なことは、20年間という長い期間運用を継続させることです。
資産運用初心者は、とにかく市場から退場します。相場が上がっても下がってもです。
「やったーーー!!!めっちゃ利益出てるうううう!!!!イェーイ!!!利益確定だああああ!!!美味しいもの食べちゃおおおおお!!!!」
「うわああああああ!なんだこの暴落は!!!このままじゃ資産が全部なくなっちゃうううう!!!!売却だーーー!!!!」
初めて投資をする人は10人いたら8人はこんな感じになりますが、正解は動じず淡々と積立を続けることです。
冷静さを失ってしまうのは、金額が本人の扱える許容範囲を超えてしまっていること、経験不足が原因です。
100円投資であれば痛くも痒くもない。値動きは絶対値じゃなく割合(%)で体感して経験値を積もう
これが100円投資であれば、いたって冷静でいられるはずです。100円なら半額になっても50円しか損をしません。小学生以上であれば我慢できる金額でしょう。
100円投資でも増減の割合(%)に注目するといいです。
1000万円、1億円、10億円を運用していたとしても増減する割合(%)は変わりません。
40%下落したときに「1000万運用してたらこれで400万減ってることになるのか」と思いを馳せてこの下落は流石にキツイと思ったら、より下落の少ない資産配分に調整するなどしていけばいいです。
100円でも未経験と経験者は雲泥の差だよ!
既に毎月5万円以上の貯金できている人は毎月の限度額33333円がおすすめ
既に毎月5万円以上の貯金できている人は、NISA枠の限度額まで毎月使い切るのがおすすめです。
つみたてNISAの節税効果で考えると、非課税限度額まで毎月使い切るのが最もお得になるからです。
つみたてNISAで40万円使い切る方法は「【画像付き】楽天証券のつみたてNISAで限度額40万円を使い切る|増額設定のやり方を解説」で紹介しています。意図せず非課税枠が余ってしまっていることもあるので、一度記事内の手順で確認してみることをおすすめします。
限度額まで積み立てられない人は、どのぐらい積み立てるのがいいぽっぽ?
それなら積み立て金額別で20年間運用するとどのぐらいに増えるのか、教えてあげるよ
毎月の積立額によって運用後の資産がいくらになるのかシミュレーションしてみる
20年間運用すると資産がいくらになるのか、毎月の積立金額別でシミュレーションしてみます。
myIndexによると、投資初心者に相応しい「楽天全世界株式インデックスファンド」が連動する指数「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」の過去20年の平均リターンは5.7%です。
参考:『FTSE 全世界指数 (All-World) (円)』 |株価指数
「楽天VT・VTI・VWO・VYM(楽天バンガード)の実質コストは高かった!今後の積立はどうする?!」で、楽天全世界株式の実質コストが0.502%であることもわかりました。
リターンから実質コストを差し引けば、実質リターンがわかります。
5.7% – 0.5% = 5.2%
年間利回り5.2%程度は、現実的に到達できそうなラインです。少し保守的にみて年利5%として、シミュレーションをしてみます。
年利5%で20年間積み立てると資産残高はいくらになるのか
毎月の 積立額 | 1年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 |
---|---|---|---|---|---|
¥1,000 | ¥12,279 | ¥68,006 | ¥155,282 | ¥267,289 | ¥411,034 |
¥5,000 | ¥61,394 | ¥340,030 | ¥776,411 | ¥1,336,445 | ¥2,055,168 |
¥10,000 | ¥122,789 | ¥680,061 | ¥1,552,823 | ¥2,672,889 | ¥4,110,337 |
¥20,000 | ¥245,577 | ¥1,360,122 | ¥3,105,646 | ¥5,345,779 | ¥8,220,673 |
¥30,000 | ¥368,366 | ¥2,040,182 | ¥4,658,468 | ¥8,018,668 | ¥12,331,010 |
¥33,333 | ¥409,291 | ¥2,266,847 | ¥5,176,024 | ¥8,909,542 | ¥13,700,985 |
- 毎月1000円積立:40万円
- 毎月10000円積立:400万円
- 毎月30000円積立:1200万円
毎月10万円積み立てられる人は20年後は4000万円、毎月30万円積み立てられる人は1.2億円まで増やせます。
年利5%で20年間積み立てると運用益はいくらになるのか
毎月の 積立額 | 1年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 |
---|---|---|---|---|---|
¥1,000 | ¥279 | ¥8,006 | ¥35,282 | ¥87,289 | ¥171,034 |
¥5,000 | ¥1,394 | ¥40,030 | ¥176,411 | ¥436,445 | ¥855,168 |
¥10,000 | ¥2,789 | ¥80,061 | ¥352,823 | ¥872,889 | ¥1,710,337 |
¥20,000 | ¥5,577 | ¥160,122 | ¥705,646 | ¥1,745,779 | ¥3,420,673 |
¥30,000 | ¥8,366 | ¥240,182 | ¥1,058,468 | ¥2,618,668 | ¥5,131,010 |
¥33,333 | ¥9,295 | ¥266,867 | ¥1,176,064 | ¥2,909,602 | ¥5,701,065 |
- 毎月1000円積立:17万円
- 毎月10000円積立:170万円
- 毎月30000円積立:510万円
毎月10万円積み立てられる人は20年後は1700万円、毎月30万円積み立てられる人は5100万円の運用益になります。
「僕は毎月15000円ぐらい積み立てようと思ってるんだけど、その場合の運用益も知りたいな」
こんな方向けに、自分の好きな金額で運用益や非課税額をシミュレーションできる、積立NISAの積み立てシミュレーターを作ったのでぜひ利用してみてください。
時間は万人に平等。生活費を下げたり、副業で収入を増やして積み立て金額はできる限り増やそう
ここまで見てきたように、積立額が多いほど長期投資による運用益は増えて行きます。
つみたてNISAで最も得をするにはやはり上限額の年間40万を使い切ることです。
現時点で年間40万円の投資が厳しい場合は、生活費を見直したり、副業で収入を増やすなどして投資に回せるお金が増やすことにトライして見ましょう。
例えば、僕の場合は月額4000円だった月々のスマホ代が、楽天モバイルに変えてから980円で済むようになりました。
あとはふるさと納税で米、肉、野菜、果物をもらうことで生活費を抑えてます。
あとは、このブログを書き始めてから僅かながら副収入も増えてきました。まだ挑戦したことがない方はブログにトライして副収入を増やすのもおすすめです。
お得だからと無理な積立金額は禁物。金額は少なくても長期間継続する方がお得度は上がる
積立額が多いほど運用益が増えることがわかると、「生活が苦しいけど我慢して積立額を増やそう」と思うかもしれませんが、無理は禁物です。
多くの金額を短期間積み立てるより、少ない金額でも長期間を継続できる方がお得なので、続けられる金額で積み立てることの方が大切です。
毎月の 積立額 | 1年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 |
---|---|---|---|---|---|
¥1,000 | ¥279 | ¥8,006 | ¥35,282 | ¥87,289 | ¥171,034 |
¥5,000 | ¥1,394 | ¥40,030 | ¥176,411 | ¥436,445 | ¥855,168 |
¥10,000 | ¥2,789 | ¥80,061 | ¥352,823 | ¥872,889 | ¥1,710,337 |
¥20,000 | ¥5,577 | ¥160,122 | ¥705,646 | ¥1,745,779 | ¥3,420,673 |
¥30,000 | ¥8,366 | ¥240,182 | ¥1,058,468 | ¥2,618,668 | ¥5,131,010 |
¥33,333 | ¥9,295 | ¥266,867 | ¥1,176,064 | ¥2,909,602 | ¥5,701,065 |
毎月20000円を1年間積み立てると利益は5500円ですが、毎月1000円を5年間積み立てると利益は8000円です。
無理をして20000円積み立てて1年でやめてしまうぐらいなら、1000円で長く続ける方がマシです。
なので、少額でも良いのでまずは始めることが大切です。
積立を始めつつ、同時に生活費の見直しや月収アップを進めて、積立額を増やしていきましょう。
まとめ:つみたてNISAはポイントバックがお得な楽天証券で始めよう
つみたてNISAの積立額は、非課税枠の年間40万MAXまで使うのが最もお得ではありますが、生活に無理のない金額で長く続けることの方がお得度は上がります。
投資初心者であれば100円投資でも、経験値を積むという意味で価値があります。
いずれにせよ少額でも良いので早く始めることが大切です。時間は万人に平等に与えられているので、うまく活用していきましょう!
つみたてNISAをやるなら「楽天カード払いで積立をすると1%ポイント還元がもらえる楽天証券」が他社と比べて圧倒的にお得です。
1%コストを安くできると、長期の資産運用で有利に働きます。少しでもリターンを増やしたいので、僕もSBI証券から楽天証券のつみたてNISAへ移管をしました。
口座開設は少し面倒に感じるかもしれませんが、ノーリスクでリターンが増やせるので単純にやらないともったいないです。
今なら期間限定で楽天ポイントをもらえるキャンペーンも開催中です。
まだの口座をお持ちでない方は、お得なこのタイミングで申し込んでおきましょう。
CHECK! 【楽天証券】口座開設キャンペーン
楽天証券と他証券会社の比較は、こちらの記事をご覧ください。