こんにちは、インデックス投資で1000万円を運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
「ろうきんのつみたてNISAってどうなんだろう。おすすめがあれば知りたいな」
そんな方向けにろうきんのおすすめの商品とその理由をご紹介します。
- つみたてNISAの商品の選び方が分かる
- ろうきんのつみたてNISAでおすすめ商品が分かる
なお、「iDeCo・NISAとの違い」「おすすめの資産配分」「金融機関」「商品」などつみたてNISAの網羅的な攻略情報は「つみたてNISAサイトマップ」にまとめているので、これからつみたてNISAを始めようという方は、ぜひご覧ください。
CHECK! つみたてNISAサイトマップ
また、その他のおすすめ商品について知りたい方は「【2020年】積立NISA(つみたてNISA)のおすすめ商品・銘柄と選び方まとめ」もあわせてご覧ください。
目次
ろうきんの積立NISAの商品ラインナップは10本!
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産総額 (2021/06/30) |
---|---|---|
先進国株式 たわらノーロード 先進国株式 | 0.10989% | 1254.36億円 |
先進国株式 野村インデックスファンド・外国株式・為替ヘッジ型 | 0.605% | 60.41億円 |
先進国株式 eMAXIS NYダウインデックス | 0.66% | 238.72億円 |
新興国株式 iFree 新興国株式インデックス | 0.374% | 63.83億円 |
日本株式 iFree TOPIXインデックス | 0.154% | 48.92億円 |
日本株式 たわらノーロード 日経225 | 0.187% | 454.36億円 |
バランス つみたて8資産均等バランス | 0.242% | 464.7億円 |
バランス eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー) | 0.55% | 30.29億円 |
バランス eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー) | 0.55% | 21.21億円 |
バランス eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー) | 0.55% | 60.1億円 |
バランス eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー) | 0.55% | 56.94億円 |
バランス eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード) | 0.55% | 35.62億円 |
- 先進国株式:2本
- 新興国株式:1本
- 日本株式:2本
- バランス:5本
それで、この中からどれを選べば良いんだぽっぽ?
つみたてNISAで商品を選ぶ5つのポイント
- 市場平均の成果を目指す「インデックスファンド」の中から選ぶ
- アセットクラスは新興国株式、先進国株式、全世界株式の中から選ぶ
- 各アセットクラスの中で信託報酬が安いものを選ぶ
- 純資産残高が一定以上に大きく、右肩上がりに増えているものを選ぶ
- 信託報酬の値下げ実績があると理想
商品選びの詳細は「つみたてNISAの商品の選び方!失敗しない5つのポイント」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
CHECK! つみたてNISAの商品の選び方!失敗しない5つのポイント
ろうきんの積立NISAでおすすめできる商品:たわらノーロード 先進国株式
ファンド名 | たわらノーロード 先進国株式 |
---|---|
設定日 | 2015/12/18 |
商品種別 | インデックス投信 |
資産クラス | 先進国株式 |
対象インデックス | MSCI コクサイ・インデックス |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.10989% |
純資産総額 | 1254.36億円 (2021/06/30) |
主な販売会社 | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券 |
「eMAXIS 最適化バランスシリーズ」は「バランスファンド」だからおすすめしない
つみたてNISAは「20年間の運用益が非課税」になる制度なので、基本的に利益を最大化するのがお得です。
債券のメリットは「価格変動を和らげるクッションの働き」があることですが、20年以上の長期投資では「株式だけも十分変動を抑えられる」ことが知られています。
偉大なるシーゲル先生の「株式投資の未来」で紹介されている、保有期間別で株と債券のリスクの移り変わりを示したものがこちらです。
参考:株式投資の未来
保有期間が伸びるにつれて「株式」のリスクはどんどん下がっていき、20年になると債券のリスクと並びます。さらに30年までいくと債券の3/4程度までリスクが下がります。
「長期投資に債券は不要」の詳細はこちらの記事も合わせてご覧ください。
CHECK! 積立NISAで債券は必要?【長期投資では不要です】
「iFree TOPIXインデックス」「たわらノーロード 日経225」は日本株式なのでおすすめしない
日本株式は次の理由でおすすめしません。
- 少子高齢化が進み、国内で社会保険料・税金の負担増が進む
- 労働生産人口が減るため、国内での消費は減少し続ける
- グローバル企業を除き、経済成長を続けるには難易度が高すぎる
国が年金破綻を認めたということで、年金について話題になっていますが、僕ら現役世代は「企業の利益が増えないため、給料が上がらない」「少子高齢化が進むため税金・社会保険の負担が増える」というダブルパンチを喰らいます。
日本の稼ぎ手がお金を使えないジリ貧状況になっていくので、日本で国内向けに商売をしている企業が継続的に利益を上げ続けるのはこれからとても難しくなっていきます。
日本の厳しい将来は「高負担・低福祉・増税が確定している日本の将来に投資するのはつらい」で解説しているので、興味のある方はご覧ください。
初心者の方には全世界株式がおすすめ。なければ先進国株式でOK
「全世界株式」の商品であれば、1本買うだけでその名のとおり全世界の株式に分散投資ができます。
世界各国の株式を時価総額比率で保有する「市場ポートフォリオ」で配分するのが、資産運用の王道です。
最近はざっくり「日本:先進国:新興国=10:80:10」程度の配分になっています。
「市場ポートフォリオ」で保有していれば、世界の平均的な経済成長の恩恵をそのまま受けることができるので大失敗することはありません。
つみたてNISAで買える「全世界株式」の商品は「市場ポートフォリオ」になっているものが多いから、基本的には「全世界株式」の商品を買っておくと安心です。
「先進国株式」は全世界の80%を占めます。「全世界株式」の商品がない場合は「先進国株式」で代用してしまえばOKです。
「新興国株式」は全世界の10%しかないので、「新興国株式」の商品1本だけを買ってしまうとリスクが高い配分になります。
すべてを理解できている中級者以上の方であれば問題ないと思いますが、初心者の方は控えておく方がいいです。
ろうきんの手数料は?【つみたてNISAはどこでやっても無料です】
- 販売手数料はゼロ
- インデックスファンドの信託報酬を制限
国内資産への投資:信託報酬0.5%以下
海外資産への投資:信託報酬0.75%以下 - 毎月分配型でないこと
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
長期投資に適しているもの
「つみたてNISA」で売られている商品であれば、信託報酬以外の手数料は気にしなくてもだいじょうぶです。
ろうきんのつみたてNISAの口コミ・評判は?
ネット証券と比べると商品の運用コストが高い
ネット証券代表として楽天証券とろうきんの「主な資産クラスでの最安商品」を比較したものがこちらです。
投資対象 | ろうきん | 楽天証券 |
---|---|---|
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式 0.216% | eMAXIS Slim 先進国株式 0.11772% |
新興国株式 | iFree 新興国株式 インデックス 0.3672% | eMAXIS Slim 新興国株式 0.20412% |
全世界株式 | 取り扱い なし | eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) 0.15336% |
全世界株式 (除く日本) | 取り扱い なし | eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本) 0.15336% |
さきほどおすすめにあげた「たわらノーロード 先進国株式」は、ろうきんの中では良い商品です。
ですが「たわらノーロード 先進国株式」は手数料が今よりも高かった一昔前の商品です。
今の時代は業界最低水準の手数料の「eMAXIS Slimシリーズ」があります。
楽天証券などのネット証券では「eMAXIS Slimシリーズ」をつみたてNISAで買うことができます。
「手数料の差」は長期投資ではボディブローのように地味にリターンに響いてきます。
ポイントサービス面でもネット証券が優れている
ろうきんと楽天証券のポイントサービスを比較したものがこちらです。
項目 | ろうきん | 楽天証券 |
---|---|---|
購入時 ポイント利用 | なし | ポイント 利用可能 |
購入時 ポイント還元 | なし | 楽天カード払いで 購入金額の1%還元 楽天銀行から毎日積立 で最大3%還元 |
保有時 ポイント還元 | なし | 年率0.048% 10万円ごとに毎月4pt |
ろうきんには「つみたてNISA」で利用できるポイント還元サービスはありません。
投資信託の積立にクレジットカードが利用できて、さらに1%ポイントバックがもらえるのは楽天証券だけです。
実質的には「信託報酬の値引き」と考えてOKです。もらったポイントの分だけ追加投資していけば、その分だけ他社を利用するよりリターンを増やすことができます。
遊びじゃなく本当に資産を増やしたいならネット証券を僕はおすすめするよ!
まとめ:積立NISAはポイント還元がお得な楽天証券で始めよう
ろうきんでは10本のつみたてNISA取り扱い商品がありますが、その中でもおすすめは「たわらノーロード 先進国株式」です。
また、つみたてNISAの商品の選び方もおさらいしておきます。
- 市場平均の成果を目指す「インデックスファンド」の中から選ぶ
- アセットクラスは新興国株式、先進国株式、全世界株式の中から選ぶ
- 各アセットクラスの中で信託報酬が安いものを選ぶ
- 純資産残高が一定以上に大きく、右肩上がりに増えているものを選ぶ
- 信託報酬の値下げ実績があると理想
どの証券会社を使う場合でもそのまま当てはめることができます。ぜひ覚えておいてください。
ろうきんのおすすめ商品をご紹介しましたが、ネット証券に抵抗がない方であれば楽天証券を利用する方がお得になります。
楽天証券なら「楽天カード払いで積立をすると1%ポイント還元」があるので、他社と比べて相対的にお得です。
1%コストを安くできると、長期の資産運用で有利に働きます。少しでもリターンを増やしたいので、僕もSBI証券から楽天証券のつみたてNISAへ移管をしました。
口座開設は少し面倒に感じるかもしれませんが、ノーリスクでリターンが増やせるので単純にやらないともったいないです。
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まだの口座をお持ちでない方は、お得なこのタイミングで申し込んでおきましょう。
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楽天証券と他証券会社の比較は、こちらの記事をご覧ください。