こんにちは、インデックス投資で1000万円を運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
全然わからないから教えてくれだぽっぽ!
「つみたてNISAをやると20年後にどれくらい利益が出るんだろう」
「つみたてNISAが終了する20年後はどうすればいいんだろう」
こんな悩みを持つ方向けに、ごく平均的なつみたてNISAの利回りで20年間運用するといくら利益が出るのか、20年後はどうすれば良いのかをご紹介します。
結論を先に言ってしまうと、毎月33,333円を20年間積み立て続ければ、約700万円の利益が出て、合計1500万円の資産が築ける可能性が高いです。
- 20年後にいくら儲かるのかが分かる
- 20年後儲かった利益をどのように受け取るのが良いか分かる
なお、「iDeCo・NISAとの違い」「おすすめの資産配分」「金融機関」「商品」などつみたてNISAの網羅的な攻略情報は「つみたてNISAサイトマップ」にまとめているので、これからつみたてNISAを始めようという方は、ぜひご覧ください。
CHECK! つみたてNISAサイトマップ
また、その他の「始める前に知っておくべき基本」について知りたい方は「積立NISA(つみたてNISA)の基礎知識|始める前に知っておきたい仕組み・基本まとめ」もあわせてご覧ください。
文字を読むのが面倒な方向けに動画でも解説しているので、簡単に内容を理解したい方はぜひ一度ご覧ください。
目次
20年後つみたてNISAの利益はどのぐらい儲かる?
つみたてNISAは、2037年までの最大20年間、毎年40万円までの投資ができます。
- 非課税期間:2037年までの最大20年
- 年間の非課税枠:40万円
1年間でどれだけ利益が出るかは、さらに「利回り」がわかれば計算できます。
つみたてNISAで期待できる利回りはどのぐらい?
つみたてNISAは2037年までの最大20年の間、運用益が非課税になる制度です。長期投資では「債権」を含まず、100%「株式」の商品に投資する方が高い利益が期待でき、非課税の恩恵も最大化できます。
株式の中でも「先進国株式」「先進国株式」「国内株式」など投資できるエリアはいろいろありますが、初心者の方は最も無難な「全世界株式」の商品がおすすめです。
「全世界株式」の平均的な過去20年の利回りは6%です。信託報酬0.24%(費用)を差し引いた5.76%の利回りが、つみたてNISAでは期待できます。
利回りに関しての詳細は「積立NISA(つみたてNISA)の利回りの平均は?どのぐらいの利益が出るのか相場を紹介」もご覧ください。
つみたてNISAの利益をシミュレーション
毎年の平均利回りが5.76%期待できるとして、毎月積立NISAの上限となる33,333円を20年間継続したらいくら儲かるのか、シミュレーションしてみました。
結果は、元本+運用益の合計が「14,883,066円」、儲けは「6,883,146円」、非課税になる税金は「1,398,311円」でした。
- つみたてNISAの非課税効果:円
= 運用益円 x 税率20.315% - 元本+運用益:円
元本:円
運用益:円
今回のシミュレーションは積立限度額にあたる33,333円のケースでしたが、
「そんなに積み立てる余裕はないから、もう少し少ない金額でシミュレーションしてみたい!」
という方は、好きな金額で運用結果を計算できるこちらのシミュレータを使ってみてください。
非課税期間が終了する20年後、つみたてNISAはどうなる?【課税はされません】
終わる前に売却しておかないと損しちゃうぽっぽ?
つみたてNISAの非課税期間は20年です。20年経つとNISA口座から一般口座・特定口座に移管されて課税されてしまうと誤解する人もいますが、移管のタイミングでは課税されません。
非課税期間が終わったときの「時価」で課税口座に移されます。つまり、非課税期間終了時の時価で新たに投資信託を買い直したような扱いになります。
そのため、20年が終わる前に急いで利益確定する必要はありません。
金融庁のQ&Aでは、次の問いに対する回答が掲載されています。
「Q22:つみたてNISA勘定で非課税期間(20年間)が終了すると、口座内で保有している金融商品はどうなりますか?」
(1)非課税期間20年間が終わると、つみたてNISA勘定のETFや株式投資信託は、特定口座や一般口座などの課税口座に非課税期間終了時の時価で払い出されることとなり、つみたてNISA勘定で保有していた間の値上がり分には課税されません。
参考:つみたてNISA Q&A : 金融庁
つみたてNISAで途中売却したくなったらどうすればいい?デメリットはあるの?
もし途中でお金が必要な緊急事態になったら、どうすればいいぽっぽか
緊急事態になっては、非課税だの損得を言っている場合ではありません。
緊急事態のためのお金ですから、遠慮することなく必要なもののために売却して現金を確保しましょう。
つみたてNISAを途中で売却するデメリットは、次のたった1つです。
- つみたてNISAの非課税枠が消滅する
なので、非課税になる権利は放棄することになってしまいますが、有事の際はそんなに気にしなくても良いです。
ただ、売却理由が「安い投資信託が登場したから乗り換えたい」「別の証券会社に乗り換えたい」などの場合は、一旦踏みとどまってほしいです。
つみたてNISAの途中解約の代わりになりうる手段は以下の3つがあります。
- 積立金額の変更
- 積立銘柄の変更
- NISA金融機関の変更
詳しくは「積立NISA(つみたてNISA)は途中で売却(解約)して現金引き出しできる?」で紹介しているのでぜひご覧ください。
まとめ:つみたてNISAは楽天証券で始めればもっと利益を増やせる
つみたてNISAは、最も無難な「全世界株式」に投資をしても、20年間33,333円で積立続ければ、約700万円の利益が出て、合計1500万円の資産を残せます(あくまで期待値です)
ただし、緊急事態ではない限り、積立を継続することが条件です。暴落では何もしないことが正解だと歴史が物語っています。途中で暴落が来てもパニックにならずに積立を続けましょう。
さらに、つみたてNISAをやるなら「楽天カード払いで積立をすると1%ポイント還元がもらえる楽天証券」が圧倒的にお得です。
1%コストを安くできると、長期の資産運用で有利に働きます。少しでもリターンを増やしたいので、僕もSBI証券から楽天証券のつみたてNISAへ移管をしました。
口座開設は少し面倒に感じるかもしれませんが、ノーリスクでリターンが増やせるので単純にやらないともったいないです。
今なら期間限定で楽天ポイントをもらえるキャンペーンも開催中です。
まだの口座をお持ちでない方は、お得なこのタイミングで申し込んでおきましょう。
CHECK! 【楽天証券】口座開設キャンペーン
楽天証券と他証券会社の比較は、こちらの記事をご覧ください。
いつも拝見させてもらってます。こちらの文章を読ませてもらうたびにああすればよかった、こういうやり方があったのかという後悔の連続です。さて私は来年一月から本格的にお金を入れて運用を開始しようと思ってます。SBI証券で口座を開設したのですが、SBI証券の代理店を介しました。その店はIFAの認可を受けてます。やはり手数料が発生するのでしょうか。いろいろなところで諸経費の安さの重要度は言われています。場合によっては代理店を介さないやり方を取り直したほうがいいのでしょうか。教えていただければと思います。
なかちゃんさん
いつもご覧いただきありがとうございます。
代理店を介してSBI証券を始められたのですね。僕の方で軽く調べてみたところ、おそらくは代理店を経由するとIFAコースというものが適用されるのかなと思いました。
多少、手数料が高くなるようです。
なかちゃんさんのようにご自身でネット上の情報収集ができる方であれば、代理店を介してSBI証券を始めるメリットは少なそうに個人的には思います。
可能であれば代理店を介さないやり方にされた方が、将来的に良いと思います!