こんにちは、インデックス投資で1000万円を運用しているシータ(@reuse_theta)です。
「ウェルスナビの分配金はいつどのぐらいもられるのか知りたい」
「ウェルスナビの分配金は再投資されるの?複利効果は働くの?」
こんなことを知りたい方向けに、ウェルスナビの分配金(配当金)にまつわる疑問を徹底解説します。
- ウェルスナビの分配金がいつどのぐらいもらえるのかわかる
- ウェルスナビの分配金はちゃんと再投資され、複利効果が効くのかわかる
- ウェルスナビの分配金の税金について
「資産運用に初めてチャレンジする」という方は「ウェルスナビ」を通じた長期の資産形成にとって重要なことを「ウェルスナビを完全攻略!資産運用初心者向けに考え方・運用法まとめ」に網羅的にまとめているのでぜひご一読ください。
目次
ウェルスナビの分配金(配当金)はいつもらえるの?配当利回りはどのぐらい?
ウェルスナビの分配金は、対象の銘柄(ETF)ごとにタイミングが異なります。
銘柄 | 配当を もらえる月 | 配当利回り (2019年11月時点) | 参考URL |
---|---|---|---|
米国株 (VTI) | 3月、6月、9月、12月 | 1.79% | ETF詳細 |
日欧株 (VEA) | 3月、6月、9月、12月 | 2.56% | ETF詳細 |
新興国株 (VWO) | 3月、6月、9月、12月 | 4.85% | ETF詳細 |
米国債券 (AGG) | 毎月 | 2.68% | ETF詳細 |
物価連動債 (TIP) | 毎月 | 0.20% | ETF詳細 |
金 (GLD) | なし | 0% | ETF詳細 |
不動産 (IYR) | 3月、6月、9月、12月 | 2.84% | ETF詳細 |
株式と不動産は3ヶ月ごとに、債券は毎月分配金をもらうことができます。
ただし、分配金は市況が悪いと払われないこともあるので、利回りはあくまで参考程度にとどめておいてください。
上記の銘柄の配分は、ウェルスナビの「リスク許容度」に応じて異なるため、ポートフォリオ全体での分配金利回りも「リスク許容度」別で異なります。
リスク許容度 | 分配金 利回り (2019年11月時点) | 分配金 (運用資金 10万円の場合) | 分配金 (運用資金 50万円の場合) | 分配金 (運用資金 100万円の場合) |
---|---|---|---|---|
リスク許容度1 | 1.75% | ¥1,747 | ¥8,736 | ¥17,472 |
リスク許容度2 | 2.08% | ¥2,080 | ¥10,400 | ¥20,801 |
リスク許容度3 | 2.32% | ¥2,321 | ¥11,605 | ¥23,210 |
リスク許容度4 | 2.29% | ¥2,292 | ¥11,461 | ¥22,922 |
リスク許容度5 | 2.39% | ¥2,391 | ¥11,953 | ¥23,906 |
配当利回りが2%だと10万円を運用している場合は2000円の配当金が、100万円運用の場合は2万円の配当金がもらえる、ということになります。
ウェルスナビの分配金はいつ再投資される?
ウェルスナビの分配金は一定金額を超えたらしっかり再投資に回され、複利効果の恩恵を受けることができます。
ただし、分配金を再投資するには、一定金額以上の現金が必要です。条件はつぎのようになります。
参考:追加投資はどのように行われますか? – よくあるご質問
- 追加入金後の資産評価額が250万円未満:
現金部分>「資産評価額x0.4%」 + 「約3ヶ月分の手数料」 - 追加入金後の資産評価額が250万円以上:
現金部分>「1万円」+「約3ヶ月分の手数料」
ウェルスナビのミリトレ(少額ETF取引機能)のおかげで、1株に満たない小額でも再投資ができる
運用資金が少ないともらえる分配金はとても少ないです。例えば、運用資金が10万円のときの分配金は年間で約2000円程度です。
2000円では通常ETFの1株価格に足りないため再投資はできません。例えば、米国株ETF(VTI)は1株買うのに約17,000円が必要です。
ウェルスナビを使わず、自力でETF運用しようとすると少なくとも運用資金を80万円へ増やすか、分配金がたまるまで数年待たなければ、分配金の再投資ができないんですね。
参考:少額でも世界約50カ国1万1000銘柄に投資できるのはなぜ? | ロボアドバイザーならWealthNavi(ウェルスナビ)
1000分の1株単位で取引ができる秘密は、ウェルスナビが保有している1株を1000分割して利用者に販売しているから。
分配金を再投資すると働く複利効果とは
毎月もらえる分配金ですが、分配金をボーナスや臨時収入、お小遣いと捉えて何かご褒美でも買おうともし考えたとしたら、ここで一度踏みとどまってください。
世界の資産家や富裕層は、分配金をそんな目で見ません。分配金は再投資することで資産形成が加速するのです。
それは、複利効果が働くからです。
複利効果を利用すると雪だるま式にお金が増えていく
複利効果とは、利息がさらに利息を生む効果で、時間をかけると雪だるま式に毎年どんどん金額が増えていきます。
元本100万円で年利10%のとき、1年後は10円増えて110万になるだけですが、2年目以降は110万円全額に10%が効いてくるため、増える量が加速していきます。
- 1年後:100万円 x 110% で 110万円
- 2年後:110万円 x 110% で 121万円
- 3年後:121万円 x 110% で 133万円
- 4年後:133万円 x 110% で 146万円
- 5年後:146万円 x 110% で 161万円
- 10年後:236万円 x 110% で259万円
一方、分配金を毎回消費してしまう=利息を全て使ってしまうと、毎回元本にしか金利10%が効かないことになってしまいます。
利息としてもらえる10万を毎年つかいきってしまったら、5年後も110万円にしかなりません。10年後も110万円です。
使わずに再投資をすれば、5年後は161万円、10年後は259万円まで増やせます。
目先の利益にとらわれず、長期的な資産形成のために分配金は再投資にまわしましょう!
ウェルスナビの分配金は税金がかかる?
分配金は、「配当所得」という所得に分類されて20.315%(所得税15.315%、地方税5%)の税金が発生します。
- 税率:20.315%
- うち所得税:15.315%
- うち地方税:5%
これはウェルスナビだけの話ではなく、市場購入した株からもらえる配当金や投資信託からもらえる分配金も同様です。
「配当所得」は「申告分離課税」となり、僕ら給料などの所得とは別の分類で課税されます。
税率は20.315%と覚えておけばだいじょうぶです。
ウェルスナビの口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、ウェルスナビ側で20.315%の税金を自動的に国に支払ってくれるので楽ちんです。
口座開設の際は「特定口座(源泉徴収あり)」で開設することをおすすめします。
注意:ウェルスナビの分配金は米国で税金が源泉徴収された後の金額になっている
分配金に関して1つ残念な点は、日本に住む人が米国株の配当をもらうと、アメリカで10%の税金が取られてしまうことです。
ウェルスナビのETFは、米国籍のETFなので10%の税金が取られることになります。
この金額は、僕らが分配金として受け取る前に差し引かれています。
日本でも20%の源泉徴収がされるので、いわゆる「二重課税」となってしまっています。
- 真の分配金 – 米国源泉徴収(10%)= 日本に届く分配金(真の配当金の90%)
- 日本に届く分配金 – 国内源泉徴収(20%)= 僕らが受け取る配当金(真の分配金の72%)
二重課税を回避するには「確定申告」をする必要がありますが、複雑なためなかなか実践するのは難しいかもしれません。
ただし、二重課税問題はウェルスナビだけの問題ではなく、実は海外へ投資する国内投資信託も同じ問題をはらんでいるので、そこまで気にしなくてもだいじょうぶです。
2017年末に、やっと投資信託も二重課税の税金を取り戻せるよう税制改正の話が出ました。
なので、ウェルスナビでも「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しておけば確定申告をする必要もありません。
海外へ投資をするときは、配当は現地で課税されるということだけ頭の片隅においておいてください。
まとめ
ウェルスナビの分配金は小額でもしっかり再投資され、複利効果の恩恵が受けれます。
資産形成には複利効果を生かした長期投資が不可欠です。
複利効果を生かした全自動資産形成が可能な「ウェルスナビ」に興味がある方は、ぜひ登録してみてください。
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