アクティブファンドはなぜインデックスファンドに勝てないのか





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こんにちは、シータ(@tsumitate_theta)です。

投資信託には2種類の投資先があります。

  • アクティブファンド
  • インデックスファンド

短期間で大幅な利益をあげるアクティブファンドに投資をすることは夢がありますが、長い目で見るとインデックスファンドには勝てません。

今回は、アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由をご紹介します。




アクティブファンドとは

アクティブファンド

アクティブファンドとは、個別の銘柄を調査し、値上がりが期待できるものを選んで投資する運用のプロたちです。

例えば「Amazonは今後も成長し続けるに違い無いからAmazon株を買おう」 といった選別を行います。

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インデックスファンドとは

インデックス投資
インデックスファンドは、市場平均のリターンを狙う運用のプロです。

インデックスファンドは個別の調査や選定を行いません。

目標とするインデックス(指標)を再現するよう忠実に銘柄を保有します。

インデックス指標とは

インデックス指標
インデックス指標には、国内株式市場では「TOPIX」や「日経平均」、海外では「S&P500」や「ダウ平均」といったものがあります。

「TOPIX」は日本の上場企業全ての時価総額を基準時点(1968年1月4日)を100とした場合、現時点でどのぐらいになっているか、を示しています。

時価総額とは「株価x発行済株式数」で計算される金額です。

主要なインデックス指標のリストとリターンは、myINDEXで見ることができます。

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アクティブファンドの84%はインデックスファンドに負けている

5年後84%のアクティブファンドはインデックスファンドに負けている

S&Pダウ・ジョーンズはSPIVAで、毎年アクティブファンドとインデックスファンドの勝率を公開しています。

アメリカ市場での最新の数字によると、5年運用したアクティブファンドの84.23%は、インデックスファンドの成績に負けています。

Five three one years underperformed

5年よりも手前の期間で見ると、1年後は63%が、3年後は80%がインデックスファンドを下回る結果になっています。

時間が経過するほど、アクティブファンドがインデックスファンドに勝つことが難しくなっているんですね。

なぜアクティブファンドはインデックスファンドに勝てなくなってしまうのでしょうか。

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アクティブファンドが勝てないのは手数料が高いから

アクティブファンドはコストが高い

アクティブファンドは狙っている銘柄が値上がりすれば売却をし、割安な銘柄を見つければ購入をするため、売買の頻度がインデックスファンドよりも高くなります。

株の売買には手数料がかかり、利益が出たときは税金も支払います。

また、買い時な企業を探すため、企業の分析に人手が必要になります。

結果としてインデックスファンドより信託報酬は高くなり、アクティブファンドの84%は、インデックスファンドよりも成果が出せなくなってしまうのです。

6人のアクティブファンドマネージャーと1人のインデックスファンドマネージャーが市場で戦うとどうなるか

アクティブvsインデックスバトル

この世の株式市場に7人のファンドマネージャしか存在せず、全員が同じ金額の資産を運用する仮想ファンドマネージャバトルを例に考えてみます。

6人のアクティブファンドマネージャは企業を分析し、割安な企業銘柄を探し、売買を繰り返すアクティブ運用とします。

1人はインデックス運用を行い、みんなの平均を狙うとします。

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アクティブファンドマネージャは活発な売買を繰り返し、手数料・税を消費する

アクティブファンドマネージャは活発な売買で手数料・税を消費する

アクティブファンドマネージャは、保有銘柄が値上がりしたら売却します。

売却する=購入する人がいることので、どちらかは利益が出て、どちらかは損失が出ることになりますよね。

こうしてアクティヴファンドマネージャ間で利益の奪い合いが生まれ、少しずつ1人1人の差は開いていきます。

さらに活発な売買によって手数料がとられ、税金の支払いが発生します。

インデックスファンドマネージャはどっしりと平均を狙う

インデックスファンドは手数料が安い

インデックスファンドマネージャは、6人のアクティブファンドマネージャの保有銘柄を平均的に保有しています。

アクティブファンドマネージャ同士が売買をしている間、インデックスファンドマネージャは見ているだけです。

無駄な手数料は発生しません。

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1年後:インデックスファンドはど真ん中の4位になる

1年後はインデックスファンドは中間順位になる

1年後はインデックスファンドマネージャは、7人のうちの真ん中である4位に落ち着くでしょう。

なぜなら、他の6人の保有銘柄の平均を持っているからです。

他の6人の方では、見事予想を当てたファンドが1位になり、外してしまったファンドが最下位になっていることでしょう。

5年後:インデックスファンドは3位に上昇する

5年後にはインデックスファンドは3位にあがる

5年も立つと平均狙いのインデックスファンドマネージャの順位は3位に浮上してきます。

これはアクティブファンドマネージャ達の手数料が高いためです。

全員が完全に手数料0円という条件下であれば、インデックスマネージャは万年4位のままですが、手数料の差があれば平均狙いでも順位があがってきます。

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10年後:インデックスファンドは2位に上昇する

10年後はインデックスファンドは2位にあがる

10年も立つと手数料差によって2位まであがります。

手数料の差はこれほどまでに大きな影響を及ぼすのです。

これがアクティブファンドの84%がインデックスファンドに勝てない構造です。

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まとめ

実質コストの分だけ利益は減少する

コストが高いため、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てません。

運用コストはボディブローのようにファンドの利益を圧迫します。運用期間が長くなればなるほど、その影響は大きくなります。

僕ら投資家は、実質コストが安いインデックスファンドを買うのが良いです。

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