こんにちは、1000万円を資産運用中で100万円の含み益が出てきたシータ(@reuse_theta)です。
突然ですが、あなたはこんな考え方をしてはいませんか?
- 借金は悪いことだから絶対にNG
- 安心のために保険はしっかり入るべき
- 支払いは現金払いが安心
日本ではこのように考えている人が多いですが、実はこれらは全て「お金を増やすこと」「生産性を上げること」と真逆の行為です。
世界では「借金は時短ツールとしてうまく付き合う」「保険はできるだけ入らない」「支払いはクレカ・電子マネーでキャッシュレス」が当たり前です。
世界的にみて日本人は「お金の知識」が乏しく、お金を増やすことが下手くそです。
2017年の投資信託協会アンケートによると、投資信託・ETFの保有者は16%未満です。これほどiDeCo・NISAの税制優遇を打ち出しているのに。
参考:投資信託に関するアンケート調査報告書-2017年(平成29年)投資信託全般 – 投資信託協会
また、アンケートを見ていると、こんな風に考えて投資に踏み出せない人が多いことも見えてきました。
- 投資の知識がない
- 投資信託の仕組みがわからない
- 損をしそうで怖そう
- 元本保証がない
- 少額では購入しづらそう
そこで今回は投資の知識がない、投資信託の仕組みがわからない初心者でも、長期間継続すれば必ず成果が出せる超具体的な資産運用の実践術をご紹介します。
難しい理屈は抜きで、何をすべきか1つ1つ具体的に断言しているため、誰でも実行可能です。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
資産運用レベル1:投資経験がなく、勉強に挫折し、今後も勉強していく自信が持てない人
まずは、資産運用のレベル1です。レベル1は以下のような方が対象です。
- 過去に貯金以外、資産運用をしたことがない人(保険は資産運用にカウントしない)
- 投資の勉強はしてみたけど挫折してしまった
- 今後も自力で勉強していくのはちょっと無理そう
勉強しても理解ができないと、確かに独学で継続していくのは厳しいですよね。
僕も全く知らないジャンルでこの状態に陥ったら、心が折れてしまうと思います。
そんなあなたにはウェルスナビがおすすめ!
今はいい時代です。自分が理解できなくても、AIが代わりに100点満点の資産運用をしてくれます。
テクノロジーの発展がなければ、たった1%の手数料で「富裕層が実践している本物の資産運用」を変わりに誰かにやってもらうなんてことはできないと思います。
仮に僕が身内から資産運用をお願いされたとしたら、たった1%では割に合わなくてやってられません(笑)
1000万円の運用を任されたとしたら、1年頑張って10万円しかもらえませんから。
資産配分の決定、口座の管理、毎月の拠出、資産の推移、リバランスの実施など、やることは膨大にあります。
これらすべてをたった1%でお願いできるのは、本当にすごいことです。
自分の苦手なところはテクノロジーに任せるのは今後を生き抜く上でも大切な考え方になります。
自分の時間は自分の得意なものにフォーカスすれば良いのですから。
資産運用レベル2:投資経験はないけど、勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
資産運用レベル2はこんな方です。
- 過去に貯金以外、資産運用をしたことがない人(保険は資産運用にカウントしない)
- 投資の勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
ちょっとネットで資産運用を調べてみたり、本を買ってみようかな、と考えている人たちです。
資産運用って面白そうかも?と感じられた人。
そんなあなたは楽天証券で「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月100円積み立ててみよう!
ズバリ!超具体的に言います。
- 楽天証券で口座開設する
- 「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月100円分積み立てる
なぜ楽天証券が良いのか
楽天証券は楽天ポイントで投資信託の購入ができるからです。
もし、値下がりしてマイナスになったとしても、ポイントでの投資であればお金の損はしてません。精神的ショックも軽いです。
さらに100ポイントから投資信託を買えます。
100ポイントであれば、10%値下がりしてもマイナス10円になるだけです。
小学生だとうまい棒が買えなくてつらいかもしれませんが、僕ら30代サラリーマンなら痛くも痒くもないはずです!
なぜ「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が良いのか
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を選んだ理由は2つです。
- これ1本で全世界の株式にバランス良く投資できる
- 全世界に投資できるのに安い
全世界の株式時価総額の国別シェアは、以下の割合になっています。
参考:世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) – myINDEX
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、この「全世界株式時価総額の国別シェア」と同じ配分で各地域に投資してくれます。
「全世界株式時価総額の国別シェア」どおりに資産配分すると最もリターンが高くなるという考え方は、実はウィリアムシャープがノーベル賞を受賞した考え方で、投資の世界では「王道」と呼ばれているやり方です。(ウェルスナビもこの方針に乗っ取ったAIになっています。)
たった1本で理想的な資産配分が実現できる、さらに同種のファンドと比較しても安い!という点で「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を選びました。
「それならウェルスナビより始めからこっちの方がいいじゃないか」と思うかもしれませんが、ウェルスナビの方はリスクを抑えるために債権や金、REITなどにも気を使って配分してくれるので高性能です。
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は株式のみなので、株価変動リスクを抑える要素がなく単純な構成です。
金額は少なくてもいい。むしろ少ないから始めやすい
「金額が少額すぎてちゃっちいな。これ意味があるのかな」と思うかもしれませんが、最初は100円からの投資で十分です。
むしろ、100円だから痛くもかゆくもなく投資ができます。
「損をするのがこわい人」「元本保証がなくて嫌な人」にとっては、ものすごく入りやすく感じるはずです。
「少額では購入しづらそう」と感じていた人も実際には100円から投資ができるので安心してもらいたいです。
まず始めることが大切。少額でも大きな一歩
さらに、100円でもいいから早く始めることは本当に資産を増やす意味で有利なんです。
極端な例ではありますが、年利7%で100年運用すると867倍に増えます。
これは「複利効果」と呼ばれる利息が利息を生む効果によるものです。
今投資する100円が100年後には86700円になるんです。毎月100円投資していれば毎月86700円がもらえるようなものです。
でも、投資をはじめていない人は100年後も0円です。当たり前ですよね。
長期運用に向けて動き出すことが大切です。
毎月100円の定期積立を開始して、冷静な心で日々の値動きを体感していきましょう。
資産運用レベル3:少額でも良いから投資信託の積立をしている、勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
資産運用レベル3はこんな方です。
- 投資信託の積立をしている(少額でもOK)
- 投資の勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
そんなあなたは「eMAXIS Slim先進国株式」と「eMAXIS Slim新興国株式」を100円ずつ定期積立に追加しよう
- eMAXIS Slim先進国株式を毎月100円分積み立てる
- eMAXIS Slim新興国株式を毎月100円分積み立てる
なぜ定期積立に追加するのか
レベル2で紹介した「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」ですが、実は複数の投資信託から自分で配分を決めて購入すれば、同じ資産配分を安い費用で実現することができるんです。
なので、ゆくゆくは資産配分まで含めて自分で考えられるようになって欲しいですが、流石にまだその時期には早いので、まずは複数の投資信託を保有するところから始めましょう、という意図になります。
2本追加しても合計で月に300円です。生活には何の支障もないと思います。
300円だとしても惜しいのなら、先ほどのように楽天ポイントで買っても良いでしょう。
なぜ「eMAXIS Slim先進国株式」「eMAXIS Slim新興国株式」なのか
日本で投資をするとき、投資対象エリアを3つに分けて考えることが多いです。
- 日本国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
これらエリアと「株式」「債権」などの商品ごとに似た値動きをするグループをアセットクラスと言いますが、アセットクラスについては「アセットクラスとは?投資の成否の8割を握る資産配分を理解する」を参照ください。
「先進国株式」という分類の中でも、多くの投資信託があります。僕ら投資家はその中で最も安い投資信託を選ぶのが良いです。
長期投資では、保有中の費用による影響は馬鹿にできないほど大きくなります。
数ある中で最もローコストで破綻の恐れもない安心できる投資信託が「eMAXIS Slim先進国株式」「eMAXIS Slim新興国株式」の2つになります。
これが「eMAXIS Slim先進国株式」「eMAXIS Slim新興国株式」を選んだ理由です。
詳細は「【2018年8月版】先進国株式・新興国株式・国内株式でおすすめのインデックスファンド」をご覧ください。
日本国内は僕の主観で入れていません。理由は「高負担・低福祉・増税が確定している日本の将来に投資するのはつらい」で書いているので時間があればどうぞ。
たった300円とは思えない経験ができる
値上がりの率、値下がりの率から予行演習ができる
複数の積立をすると「あー新興国株式ってこんなに上がったり下がったりするんだ」「先進国株式は淡々とどんどん上がっていくなぁ」とかそれぞれの特徴が見えてきます。
だいたい値動きは、1年間で-35%〜45%ぐらいの範囲に収まることが多いです。平均すると5%〜7%とかそのぐらいです。
1年間の間にどのような上がり下がりを経て、+5%〜+7%に着地するのかを見ていくのも相場を体験するという勉強になると思います。
少しだけニュースが自分ごと化してくる
値動きを確認したら、少しだけニュースを見てみると、「あーあれがあったから先進国株式は上がったのか」とか「あーこれが原因で下がったのね」などという情報もわかるようになってきます。
100円でも保有すると、世の中の出来事が自分ごとのように感じられるのがメリットです。
とはいえ、僕はあまり意識してないので大きいことは言えません 笑
意識しなくても問題はありませんが、意識すると良いことがあるかもしれません。
資産運用レベル4:投資信託の積立をしている、勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
資産運用レベル4はこんな方です。
- 複数の投資信託積立をしている(少額でもOK)
- 投資の勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
そんなあなたはiDeCo用口座を楽天証券で開設して「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月5000円分積み立てよう
- iDeCo用口座を楽天証券で開設する
- iDeCoで「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月5000円分積み立てる
積立になれてきたら、積立をしつつさらに節税もできる確定拠出年金(iDeCo)にトライして見ましょう。
確定拠出年金は、自分で運用して資産を増やす自分年金で、3つの税制優遇があります。
- 拠出する金額が全額所得控除
- 運用益は非課税
- 受取時も優遇
確定拠出年金の詳細は「サラリーマンもOK!確定拠出年金で節税しながら資産形成をしよう!」をご覧ください。
確定拠出年金の運用は、ここまでの知識だけで十分できます。
「確定拠出年金はやってるけど元本保証の預金しかしてないや」という人もぜひこのタイミングで預金から「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に切り替えてもらいたいです。
仮に年収400万円の人が1ヶ月5000円積み立てた場合、所得税と住民税で1ヶ月750円減ります。普通に積み立てるよりお得ですね。
企業型確定拠出年金だと、さらに社会保険料代から毎月1410円も減ります。さらにお得ですよ。
なぜ楽天証券でiDeCoなのか
これは初心者の場合、複数の証券会社に分散させない方が良いと考えたからです。
管理が複雑になり、それが原因で辞めてしまったら元も子もないですよね。シンプルに管理できる楽天証券を選びました。
もし「俺は複数の証券会社も管理できるぞ!」という方には「マネックス証券」でiDeCoをやるのがおすすめです。
先ほど紹介した「eMAXIS Slimシリーズ」は楽天証券では買えません。iDeCoで買えるのはマネックスです。
マネックス証券、楽天証券、SBI証券のiDeCo(確定拠出年金)を徹底比較
なぜ5000円なのか
確定拠出年金は毎月5000円が最低拠出金額だからです。
もし毎月5000円積み立ては家計にきついぜ・・・という場合は、収入を増やすか、支出を減らすことの方を先にやるべきです。
もし、まだDoCoMo、Softbank、auケータイを使っているなら格安スマホを検討してください。僕が2018年8月に楽天モバイルに変えて月額980円になったときの様子は「楽天モバイル「スーパーホーダイ」は口コミ・評判通り?実際に使って分かった評価をレビュー」にまとめているので参考にしてください。
なぜ「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」がいいのか
まだ資産配分を自分で調整するのは早いと思うからです。
もちろん、自分で調整したいんだ!ということであればガンガン調整してもらった方が良いと思います。
ここでは「自分で調整しないといけない?無理だよ無理」という負担を取り除き、楽に確定拠出年金を運用することを優先してますm。
なぜNISAより確定拠出年金を先に始めるべきなのか
あまり知られていませんが、実は確定拠出年金は加入期間が長いほど受け取り時に支払う税金を少なくできるんです。
確定拠出年金を一括で受け取る場合、税制上は退職金として処理されます。
退職金は以下の所得控除が受けられます。
- 拠出期間が20年間まで:
年数 x 40万円 - 拠出期間が20年を超えたら:
800万円 + 年数 x70万円
確定拠出年金を始めた年齢によって、受取時に非課税額は結構差が出てきます。
- 40歳から始めた人:800万円
- 30歳から始めた人:1500万円
- 20歳から始めた人:2200万円
遅くとも30歳にははじめておきたいですね。これに気付いたらすぐにでも始めることをおすすめします。
これについても詳細は「サラリーマンもOK!確定拠出年金で節税しながら資産形成をしよう!」をご覧ください。
資産運用レベル5:確定拠出年金で投資信託の積立をしている、勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
資産運用レベル5はこんな方です。
- 確定拠出年金で投資信託の積立をしている
- 投資の勉強はちょっと手応えがある・楽しそう
そんなあなたはつみたてNISA用口座を楽天証券で開設して、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月5000円積み立てよう
- つみたてNISA用口座を楽天証券で開設する
- つみたてNISA口座で「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を毎月5000円積み立てる
なぜ「NISA」ではなく「つみたてNISA」なのか
「NISA」と「つみたてNISA」は名前がよく似た税制優遇ですが、中身は結構違います。
僕がつみたてNISAをオススメする理由は以下です。
- 非課税期間が20年でNISAより長期投資にふさわしい
- 年間非課税上限が40万円で少額でのつみたて投資に向いている
- そもそも「長期投資にふさわしい商品」しか買えないルールなので、投資家判断で失敗しにくい(銀行・証券会社に騙される可能性が低い)
- トータルでの非課税額はNISAより多い
2018年はNISAを選んでいた僕ですが、2019年からつみたてNISAへ移行する予定です。
NISAとつみたてNISAの詳細比較は「NISAとつみたて(積立)NISAはどっちがお得?節税額を徹底比較」をご覧ください。
なぜ「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」なのか
確定拠出年金の時と同様、負担を軽くするためですね。
自分で資産配分の調整ができそうならガンガン攻めましょう!
なぜ5000円なのか
確定拠出年金とのバランスを合わせるためです。
確定拠出年金は毎月23,000円(企業型だと最大55,000円)、つみたてNISAは毎月33,000円と非課税になる金額に上限があります。
金銭的な余裕があり、精神的負担が少ないようであれば、一気にMAXまでいってしまっても問題ありません。
ただ、「少し不安だ」「慎重にいきたい」という場合は、徐々に両方の金額を引き上げていくのが良いと思います。
確定拠出年金 5000円 → つみたてNISA 5000円 → 確定拠出年金 10000円 → つみたてNISA 10000円 → 確定拠出年金 15000円 ・・・
という感じで、上限額まで進めていけば良いと思います。
基本的にこの2つの枠を使い切るまでは通常の「特定口座」で投資信託を買う必要はありません。
まとめ
超具体的な初心者向けの実践方法をまとめました。
最後のつみたてNISAまでクリアされた方は、いよいよご自身で資産配分を楽しむフェーズに入っていくのが良いと思います。
もちろん、「資産配分は無理そうだ、全くわからん!」という場合は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のままでも問題ないので安心してください。
ついでに最後まで進んだ後に、もう1度ウェルスナビに戻って仕組みや内容を調べてみると、もの凄さがきっとわかると思うのでぜひウェルスナビも最初に試しに使ってみてください。