こんにちは、資産1000万円をインデックス投資で運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
「流石に100円じゃ意味ないんじゃない?」と思った方もいるかもしれませんが、本当に意味があります。
この記事では、これから資産運用をはじめようという20代〜30代の初心者の方向けに、いくらから資産運用を始めると良いかをご紹介します。
- 今すぐ100円から積立投資を始めるべき理由
- 100万円貯めてから本格的に資産運用を始めるべき理由
- 毎月1万円の資産運用でどのぐらいお金が増えていくのか
それでは早速みていきましょう!
目次
いくらあれば資産運用を始める意味がある?
中には「1000万円以上ないと資産運用する意味はないよ」なんていう人もいますが、僕は今すぐ始めることをおすすめします。
答えが人によって違うのは、「何の為に資産運用を始めるべきか」が異なるためです。
僕がおすすめする資産運用を始めるタイミングは次のとおりです。
- 今すぐ100円から積立投資を始める:
→学習のための資産運用。資産の増減を体感する - 生活費3ヶ月分(100万円)の貯金が貯まったら始める:
→資産を増やすための資産運用
1つずつみていきます。
今すぐ100円から積立投資を始める
本当にやる意味あるぽっぽ?
でもどのぐらい増えて、どのぐらい減るものなのか、体験として学習するには小さい金額で始めるのがおすすめだよ
いくらお金をたくさん持っている人でも、いきなり100万円を資産運用に使う、なんていうことはあまりおすすめできません。
「初めて資産運用をする」なんて人はなおさらです。
資産運用の王道は、長期の国際分散投資。途中退場せずに継続できる人が資産を築ける
資産運用の王道は、長期の国際分散投資です。途中退場せずに淡々と10年、20年、30年と継続できる人は着実に、それでいて大きく資産を増やすことができます。
全世界株式時価総額の過去の推移を見てみましょう。
参考:世界開発指標 – Google Public Data Explorer
だいたい、世界経済は10年おきに大きいバブル崩壊を経験してきてます。
資産を増やせる人は、こうした大きいバブル崩壊の時も、投資をやめない人です。
数年もすればバブル時の高音は更新されます。
この例であげている「ITバブル」や「リーマンショック」が特別な例だというわけではありません。
これまでの全てのバブルは、高値を更新されています。必ずです。
初心者はちょっとした暴落でも怖くなり、狼狽売りをしてしまう
この事実を知らない人は、ちょっとした暴落で怖くなって株や投資信託を売約してしまいます。
持ち続けられない理由は2つあります。
- 過去に暴落を経験して復活したことがないから
- 余剰資金で資産運用をやっていないから
暴落はできれば経験したくないですが、長期で資産運用していくと避けては通れません。必ず暴落します。断言できます。
そのとき、資産運用初心者の方が大きい金額を運用していたら「どこまで下がり続けるんだろう。底が見えない。このままだと資産が0になっちゃうぅっ!!!」と恐怖に襲われ、安心したいあまり株や投資信託を売却してしまいがちです。
なので、まずは下がっても痛くもかゆくもない100円からの積立投資を僕はおすすめします。
今は100円で国際分散投資が体験できるいい時代
昔はできませんでしたが、今はたった100円から投資信託の積立投資ができます。
これは投資の経験を積むには、ものすごく恵まれた環境と言えます。
それなら僕でもすぐにできるぽっぽね
100円で何を買えばいいか分からない人はまず「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を買うといいです。
これ1本で全世界への分散投資ができるので、世界経済の動きを体感するには申し分ありません。
資産の値動きは金額ではなく、変動した割合「%」で捉えておくと、運用金額が増えたとしてもそのまま適用できるのでおすすめです。
初めての100円投資は、ポイントで投資ができる楽天証券がおすすめ
楽天証券は、楽天ポイントを使って積立投資ができるので、初心者の人にもおすすめできます。
ポイントであれば、仮に減ったとしても実質元手はゼロに等しいので、余裕を持って見ていられるはずです。
口座開設も無料ですぐできるので、もし口座をまだ持っていない人は作っておくと良いでしょう。
貯金が生活費3ヶ月分(100万円)以上あれば、増やすための資産運用を始めよう
最初は100円からの積立投資で相場の値動きを学びつつ、生活費3ヶ月分のお金を貯めましょう。
3ヶ月分の生活費を用意するのは、事故や病気など突破的な出費が必要になった場合でも対応可能な状態にしておくためです。
僕はキリよく100万円で考えてます。僕の場合は100万円以上の現金はどうせ使わないので、現金として持っておく必要がありません。
なので、できる限り運用に回してます。
種銭はいくらから?まずは毎月の収入から天引きで1万円を積立投資をしよう
もし100万円以上のお金を持っていたとしても、一度に100万円以上のお金を運用に回すのはおすすめしません。
先ほども話したとおり、もし運用経験が少ないまま多くのお金を投資に回してしまうとちょっとした暴落で怖くなり売却して負けてしまう人が多いからです。
緩やかに確実に投資に入っていくためにも、最初は毎月1万円など少額からの定額の投資信託積立がおすすめです。
まとまったお金は1度に運用に回さず、半年ぐらいかけて運用に回していく
慣れてきたタイミングで、余剰資金も半年ぐらいに分けて運用に回していくのが良いと思います。
例えば、余剰資金が500万円あるとしたら、毎月100万円ずつを5ヶ月かけて買っていくような流れです。
1度に500万円買う場合に比べて、値下がりしたときのリスクを抑えることができるので、精神的に余裕を持って見ていられると思います。
だから、それからは何回かに分けて買うようにしているよ
もし突発的にお金が必要になったらどうする?
生活費3ヶ月分、もしくは現金100万円は生活防衛資金として確保してあるものの、万が一もっとお金が必要な状況になったとしても慌てる必要はありません。
その場合は、運用中の投資信託を必要な分だけ売却して現金を確保すればOKです。
1週間もあれば現金化することができるので、過剰に心配して現金を銀行においておく必要はありません。
毎月1万円を積立運用した場合の効果をシミュレーション
毎月1万円を年利5%で30年間運用したとき、資産がいくらに増えるかをシミュレーションして見ました。
比較対象として、以下のケースもシミュレーションしました。
- 年利0.2%の定期預金に毎月1万円積み立て
- 年利5%で毎月1万円積立
- 年利5%で毎月2万円積立
- 年利5%で毎月3万円積立
- 年利5%で毎月5万円積立
表にすると次のとおりです。
運用年数 | 年利0.2% 1万円積立 | 年利5% 1万円積立 | 年利5% 2万円積立 | 年利5% 3万円積立 | 年利5% 5万円積立 |
---|---|---|---|---|---|
5 | ¥602,960 | ¥680,061 | ¥1,360,122 | ¥2,040,182 | ¥3,400,304 |
10 | ¥1,211,978 | ¥1,552,823 | ¥3,105,646 | ¥4,658,468 | ¥7,764,114 |
15 | ¥1,827,117 | ¥2,672,889 | ¥5,345,779 | ¥8,018,668 | ¥13,364,447 |
20 | ¥2,448,438 | ¥4,110,337 | ¥8,220,673 | ¥12,331,010 | ¥20,551,683 |
25 | ¥3,076,003 | ¥5,955,097 | ¥11,910,194 | ¥17,865,291 | ¥29,775,485 |
30 | ¥3,709,874 | ¥8,322,586 | ¥16,645,173 | ¥24,967,759 | ¥41,612,932 |
「1万円の積立では大した効果が出ないのでは?」と思った方もいるかもしれませんが、30年つみたてると定期預金は370万円に対して、投資信託では830万円にもなります。
その差は460万円です。これが元本割れが怖くて定期預金が限界だった人と、リスクをとって国際分散投資へ踏み込んだ人の人生の差です。
積み立てる金額を毎月5万円まで増やせば、4160万円にもなります。大きいですね。
過剰に現金を持つことは資産運用の観点でみると、お金が死んでいる状態になるのであまりよろしくありません。
無理のない範囲で投資信託などのリスク資産にお金を配分するのが良いと思います。
まとめ
おさらいをすると、資産運用をはじめるタイミングは次のとおりです。
- 今すぐ100円から積立投資を始める:
→学習のための資産運用。資産の増減を体感する - 生活費3ヶ月分(100万円)の貯金が貯まったら始める:
→資産を増やすための資産運用
100円から始める積立投資はほぼノーリスクで資産運用を体感することができます。お金がない学生でも取り組めるので、気づいた今から始めるべきです。
経験を積みながら、お金を貯めて、増やすための資産運用にシフトしていきましょう。
30年後には莫大な差が生まれます。
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