こんにちは、2016年からインデックス投資をしているシータ(@tsumitate_theta)です。
「インデックス投資に興味があるけどどのぐらい儲かるんだろう」
「運用している人の成績を参考にしたいなぁ」
こんな方向けに僕のインデックス投資のリアルな運用成績をご紹介します。
- インデックス投資のリアルな運用成績
- インデックス投資で僕が積み立てている商品・アセットアロケーション
- つみたてNISA・iDeCo・特定口座の使い分け
目次
資産運用の収益はトータルリターンで計算
トータルリターンの計算式はこちらです。
トータルリターン = 現在の評価金額 + 累計分配金 + 累計売却額 – 累計買付金額
これはつまり、過去に売買して利益確定した分や定期的にもらえる分配金も含めて、全ての受け取り金額から全ての支払い金額を差し引いたものをリターンとするぞ、という式になります。
2020年5月末:資産全体(確定拠出年金、NISA、特定口座の合計)のリターンは+6.29%
まずは資産全体のインデックス投資運用成績です。2020年5月末の確定拠出年金、NISA、特定口座すべてを含んだリターンは、+6.29%でした。
3月はコロナショックの影響でリターンが大きく下がりましたが、5月にはだいぶもとにもどってきました。
長期投資を邪魔するのは他でもない投資家自身の心の弱さ。
株価が急落するとめちゃくちゃ不安になるかもしれませんが、いっときの暴落に翻弄されて狼狽売りをしてしまうと、回復の急激な株価上昇を取りこぼしてしまうことになるのでもったいないです。
(本当はすぐにでも上がってほしいけどね!)
資産配分(アセットアロケーション)
現在の確定拠出年金、NISA、特定口座すべてを合計した全体のアセットアロケーションは、つぎのようになっています。
- 先進国株式:95%
- 新興国株式:5%
- 国内株式:0%
もともと新興国株式へ40%配分していましたが、トランプ劇場により何度も手痛い打撃を食らってしまったため、最近は「市場ポートフォリオ」どおりの配分となる10%以下の水準へ下げる方針へシフトしました。
新興国:先進国=40:60は流石に攻めすぎだなと反省したので、20:80ぐらいに調整しよう
— シータ@ブログ攻略中10万PV (@tsumitate_theta) 2018年9月11日
また、個人的にこれから人口減少、少子高齢化が加速する日本が世界と同レベルで経済成長していくことは厳しいと感じているので、国内株式にインデックス投資をするのはやめています。
- 生産と消費の鍵を握る労働人口が激減し、経済縮小
- 高齢化の進行による社会保険負担の増加
- 人口減、税収減からの増税
これからの日本は、国も企業も個人も出費が増えて、収入が減る未来が濃厚です。
海外移住予定の人は良いですが、これからも日本で暮らしていく方は「高負担・低福祉・増税が確定している日本の将来に投資するのはつらい」を一度ご覧になってみてください。色々思うところがあるかもしれません。
2020年5月末:確定拠出年金(iDeCo)のリターンは-1.57%
僕の確定拠出年金は、2019年8月の途中まで新興国株式へ75%の配分で運用していたため、米中貿易戦争の影響をモロに食らってしまいました。
新興国株式で減らした資産は1月にかけてだいぶ戻ってきていたのですが、3月にコロナショックを食らい再び低迷です。
確定拠出年金(iDeCo)のアセットアロケーション
- 先進国株式:100%
- 新興国株式:0%
これまでは新興国株式を「GDPに対して割安」と考えて配分を多めにしていました。
ですが、米中貿易戦争で簡単に暴落してしまうように新興国株式は米国への依存度が高いため、米国を出し抜くほどのリターンをあげにくい状態にあると思います。
なので、移換のタイミングで一旦仕切り直しました。移換後は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で積立中です。
初心者でもわかる確定拠出年金でおすすめのアセットアロケーションは「マネックス証券のiDeCoでおすすめの商品と資産配分を徹底解説!」で紹介しています。
確定拠出年金の保有銘柄
僕は企業型の確定拠出年金に加入していました。
企業型は、証券会社を選べないので、今まではしぶしぶ以下の銘柄を購入していました。
- 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI:
- 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
しかし、先日ついに前の会社を卒業することになったので、今はeMAXIS SlimがiDeCoでも買えるマネックス証券へ移換をしました。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):積立中
マネックス証券の優位性は「iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!」で比較をしているので参考にしてください。
また、2018年11月1日からiDeCoに新プラン「セレクトプラン」が追加されたSBI証券もiDeCoで使える証券会社に生まれ変わりました。
最安の投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるので申し分ありません。
セレクトプランの詳細は「【2020年セレクトプラン対応】SBI証券のiDeCoでおすすめ商品銘柄と資産配分を紹介」をご覧ください。
2020年5月末:NISAのリターンは+7.00%
僕は2018年頃はSBI証券で「一般NISA」を利用していましたが、2019年からは楽天証券の「つみたてNISA」へ変更しました。
2018年のNISA枠は7月に「MAXISトピックス上場投信」の利確で大きくリターンを増やしたのですが、そのお金で「eMAXIS Slim新興国株式」を買ったところ爆下げをいただき、大きくリターンを減らしています(笑)
NISAの資産配分(アセットアロケーション)
- 先進国株式:69%
- 新興国株式:31%
つみたてNISAの資産配分も、今後は新興国を減らして、先進国を増やしています。
僕が「一般NISA」から「つみたてNISA」へ変更したのは、「一般NISAとつみたて(積立)NISAはどっちがお得?節税額を徹底比較」で、つみたてNISAの方が節税効果が高いことが分かったからです。
また、一般NISAの非課税期間は5年ですが、この程度の期間だとプラスになるかは運に左右される可能性が高いです。
つみたてNISAなら20年間猶予があり、NISAより運に振り回される可能性が減るので、堅実なリターンを得たい場合はつみたてNISAをおすすめします。
初心者向けのつみたてNISAの始め方は「つみたてNISA(積立NISA)の始め方!初心者でも失敗しない完全ガイド」にまとめているのでぜひご覧ください。
また、「iDeCo・NISAとの違い」「おすすめの資産配分」「金融機関」「商品」などつみたてNISAの網羅的な攻略情報は「つみたてNISAサイトマップ」にまとめているので、これからつみたてNISAを始めようという方は、ぜひご覧ください。
CHECK! つみたてNISAサイトマップ
NISAの保有銘柄
NISA保有銘柄は、過去にいくらか食い散らかした痕跡が残っています。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):積立中
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:
- iFree S&P500インデックス
- たわらノーロード 先進国株式
2019年8月分から「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の積立にシフトしました。これは米国の時価総額上位の個別企業を調べるに連れて、その収益性に惚れ込んでしまったからです。
ただし、米国1点集中投資になるので万人にはおすすめしません。
初心者の方は「【初心者向け】つみたてNISAで本当におすすめできる商品ランキングベスト3【これ1本でOK】」、または「楽天証券のつみたてNISA(積立NISA)対象商品からおすすめを紹介」で紹介している商品を中心に選ぶのが無難です。
また、つみたてNISAをするならポイントバックがある楽天証券がお得です。
僕は楽天証券のクレジットカード払いで積立金額の1%をポイント還元でもらっています。ノーリスクで1%がもらえるのは楽天証券だけなので、よほどの理由がない限りは楽天証券をおすすめします。
CHECK! 【楽天証券】口座開設キャンペーン
つみたてNISAの他証券会社との徹底比較はこちらの記事をぜひご覧ください。
2020年5月末:特定口座(課税口座)のリターンは+7.97%
特定口座(課税口座)の資産配分
- 先進国株式:100%
- 新興国株式:0%
- 国内株式:0%
少しずつ新興国の配分を減らしてきたのですが、2019年7月に新興国は全て売却しました。トランプの一言で、中国をはじめとした新興国株式は簡単に暴落してしまうためです。
いまさらながらテクニカル分析を学び始めたのですが、買うタイミングは「値段が上がり始めた後に順張りで買え」と昔の偉人たちが口を揃えて言っています。
特定口座(課税口座)の保有銘柄
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
たわらノーロード 新興国株式:売却済eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:売却済ニッセイTOPIXインデックスファンド:売却済
つみたてNISAや特定口座はポイント還元が充実している楽天証券が圧倒的にお得
僕は2019年から楽天証券のつみたてNISAを始めました。それは他社にはないポイント還元があったからです。
- 楽天カード払いで積立額の1%ポイント還元(月最大5万円)
楽天カード払いで積立額の1%ポイント還元(月最大5万円)
僕は楽天カード払いでつみたてNISAを使っていて、1%のポイント還元をもらっています。
投資信託の積立額に対して1%のポイント還元をしてくれるのは楽天証券だけです。
例えば、毎月33,333円=毎年40万円をつみたてNISAで20年間投資をし続けると、楽天証券と他社では8万円もポイント還元で差が生まれます。
- 楽天証券:1年間で4000円、20年間で8万円のポイントバック
- 他社証券:還元なし、0円
CHECK! 【楽天証券】口座開設キャンペーン
楽天カード払いの買い方についての詳細は次の記事で画像付きで解説しているので、ぜひご覧ください。
インデックス投資でよくある質問
何を買ったらいいかわからないよ
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、これ1本で全世界の株式へちょうどいい配分で投資ができる優れものです。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
さらに全世界株式へ投資できる商品の中でも最も運用コスト(信託報酬)が安いため、長期投資も安心です。
これ1本を積立投資してほったらかしにしておくだけで、世界経済と同じ緩やかな資産増加が見込めます。
初心者向けのおすすめ商品については「【初心者向け】つみたてNISAで本当におすすめできる商品ランキングベスト3【これ1本でOK】」で選び方から詳細に解説しているので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
株高が続いてるしそろそろ暴落が来そうで始めにくいです。いつから始めたらいいですか?
相場の動きを読み「買うタイミング」を正確に見抜くことは不可能に近いです。
「そろそろ暴落が来そうだ」と思っても「2年間暴落は来ず、その間に世界の株価は1.5倍に上昇した」ということも全然起こりえます。
もちろん1ヶ月後に暴落が来る可能性もありますが、その場合でさえ20年という長期投資をすれば利益が出る可能性が高いです。(「積立NISA(つみたてNISA)で元本割れする可能性は?【長期保有で確率を下げられます】」で調査したところ、20年間の長期保有で元本割れ確率は0%でした)
元本割れ確率を下げる最も確かな方法は「長期間運用すること」です。なのでタイミングを気にせず「今すぐ」つみたてNISAを始めるのが懸命です。
まとめ:つみたてNISAは楽天証券、iDeCoはSBI/マネックスで始めよう
2018年は米国をはじめ、全世界の株価が大きく下落しました。
下がって欲しくないなぁとは思いつつ、20年、30年続ける長期投資では絶対に避けられない道です。
短期的に見れば暴落ですが、数年〜10年もすれば大きく高値を超えて成長してくれるのが、全世界の市場平均に投資するメリットです。
上記グラフからもわかるとおり運用期間が長ければ長いほどリターンは増えるため、今すぐ積立投資を始めるのが懸命です。
つみたてNISAやiDeCoは、eMAXIS Slimシリーズが買える以下の証券会社を選ぶと失敗しません。
- 楽天証券:つみたてNISAならカード払いでポイントもらえる楽天証券が最良
- SBI証券:総合口座は口座数No1。初心者向けのiDeCoに最適。
- マネックス証券 iDeCo:中級者向けのiDeCoにピッタリ
詳しい比較はこちらの記事もご覧ください。
積立金額に対してポイントがもらえる楽天証券より保有残高に応じてポイントがもらえるSBI証券の方が長期的には得かと思うのですがどうなのでしょうか
あさん、コメントありがとうございます。
実は楽天証券は積立金額に対するポイント還元とは別で、保有残高に応じて年率0.048%ポイントがもらえるサービスもあります。
参考:つみたてNISAのポイントサービス比較
積立時と保有時、両方でポイントがもらえるので楽天証券がやはりお得になると思います!
他所のサイトで楽天証券は4/10万ポイントしかつかないからSBI証券の方が良いという旨の記事を見てコメントしたのですが、楽天は月率でSBIは年率になっているのを見落としていたようです
年率に直せば1.00004^12でだいたい0.048%ですから確かにクレジットカードの分も含めて楽天証券の方が良さそうですね(購入日が自由に設定できないのはアレですが)
返信ありがとうございました!