【2019年7月24日追記】
2019年7月22日から、SBI証券、楽天証券、マネックス証券3社の米国株最低手数料が「無料」となりました。
これにより、手数料負けを意識する必要がなくなりました!
1株だけの少額購入でもペナルティがないため、自分のペースで米国株投資を楽しみましょう!
【以下は2019年7月21日以前の情報です】
こんにちは、シータ(@tsumitate_theta)です。
「手数料負けするってどういうこと?」
「手数料負けしないためにはどうしたらいいの?」
こんな方向けに、米国株で手数料負けしない最低限守るべき買い方をご紹介します。
結論から言うと「米国株は1111ドル以上のまとまった金額で買付けする」を守れば手数料負けしません。
- 米国株は最低手数料が高く、手数料負けすることがある
- 米国株で手数料負けしないためには1111ドル以上買えばいい
- 4444ドル以上買うと手数料率は0.45%以下になり、お得に買える
目次
米国株の売買手数料は最低5ドルと高く、手数料負けすることがある
米国株は1株から買うことができます。ですが「少ない金額で買える!やった!」と喜んでいると、手数料が予想以上に負担となり、手数料負けすることがあります。
米国株は最低手数料が高いです。ネット証券3社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)の米国株売買手数料は最低でも5ドルかかります。
少額で株を買うと、価格変動で得られる利益よりも手数料で負担する金額の方が高くなってしまい、リターンを得にくくなってしまいます。
無邪気にコカ・コーラを1株だけ買ってしまうと、手数料率が10%になってしまう
コカ・コーラが1株50ドルだとします。50ドルの株を1株買う場合にも、売買手数料は無情にも5ドル発生します。
- 売買代金:50ドル = 50ドルx1株
- 売買手数料:5ドル
- 手数料率:10% = 5ドル/50ドル
これでは「コカ・コーラの株価が10%上昇してやっとプラスマイナスゼロ」です。
手数料で10%も取られてしまったら絶望です。米国株の長期リターンは年率7%と言われていますが、手数料の負担が高すぎてマイナスです。
米国株で手数料負けしないためには1111ドル以上買えばいい【SBI証券、楽天証券、マネックス証券共通】
SBI証券、楽天証券、マネックス証券では米国株を1111ドル以上買えば手数料負けせずに済みます。
3社の手数料は次のとおりです。
項目 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 |
---|---|---|---|
最低手数料 (税抜) | 無料 | 無料 | 無料 |
最高手数料 (税抜) | 20ドル | 20ドル | 20ドル |
手数料 (税抜) | 0.45% | 0.45% | 0.45% |
公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
上記のとおり、手数料は3社横並びになってます。
- 最低:5ドル(税抜き)
- 最高:20ドル(税抜き)
- 手数料:0.45%(税抜き)
手数料は、売買金額に対して0.45%かかるのがベースです。0.45%をかけた後の金額が5ドルに満たなければ手数料は5ドルに、20ドルを超えていれば20ドルとなります。
売買金額ごとの手数料の変化を表したのが次のグラフです。
- 1111ドル以下:5ドル(手数料率0.45%以上)
- 1111ドル〜4444ドル以下:5ドル〜20ドル(手数料率0.45%)
- 4444ドル以上:20ドル(手数料率0.45%以下)
1111ドル以下で買うと、手数料率は0.45%を超えてしまい割高になる
上記のとおり、1111ドル以下の場合、手数料は5ドル固定です。
1111ドル以下では手数料率が0.45%を超えてしまい割高になります。もったいないです。
「1ヶ月2万円を6ヶ月分ためて半年に1回購入する」って感じでもだいじょうぶ!
無理に毎月1111ドル以上を積み立てる必要はないので安心してください。ただし、長期リターンでみれば手数料負けは必ず回避したいところです。
半年ごとでも良いので1111ドル以上をためてから、まとめて購入することをおすすめします。
1111ドル以上で買えれば手数料率は0.45%で手数料負けしない
1111ドル以上で買えれば手数料率は0.45%で手数料負けしません。
実際に1111ドル以上の売買金額で購入すると、次のようになります。
上記は僕が利用しているSBI証券の画面ですが、「概算手数料」が6.29USDとなっており、手数料が割高となる5ドルゾーンを抜けていることが分かると思います。
4444ドル以上買うと手数料率は0.45%以下になり、お得になる
4444ドル以上買うと手数料率は0.45%以下になり、さらにお得になります。
4444ドル以上をまとめて買えるお金を用意できる人はごく一部に限られてしまうと思いますが、予備知識として頭の片隅に入れておくと良いと思います。
為替手数料はSBI証券+住信SBIネット銀行を使うと最安にできる
売買手数料は1111ドル以上の買付けをすれば問題ありませんが、米国株では為替手数料の存在も忘れてはなりません。
- 為替手数料
- 売買手数料
為替手数料は日本円を米ドルに交換するときに発生し、米国株投資では必ず発生する費用です。
いくつかある米ドルの調達方法の為替手数料をまとめました。
米ドル 購入方法 | 為替手数料 (1米ドルあたり) |
---|---|
SBI証券 | 25銭 |
楽天証券 | 25銭 |
マネックス証券 | 25銭 |
住信SBIネット銀行 外貨預金 | 4銭 |
住信SBIネット銀行 外貨積立 | 2銭 |
SBI FX | 0.2銭 |
SBI FXで米ドルに交換するやり方が最も為替手数料は安く済みますが、交換は1万ドル(約110万円)単位のため、気軽に使えません。
日常使いで為替手数料を安く済ませる方法は次のとおりです。
- 住信SBIネット銀行「外貨積立」:毎月の積立に利用
- 住信SBIネット銀行「外貨預金」:スポットの積立に利用
- SBI FX:110万円以上の一括投資に利用
為替手数料の面で見れば楽天証券やマネックス証券は、SBI証券に劣ります。
特別な事情がなければ、米国株はSBI証券を利用するのが良いと思います。
また、住信SBIネット銀行はSBI証券と相性がよく、為替手数料も安くできるので、米国株投資には必須です。
米国株投資をするときは口座を開設しておくといいと思います。
CHECK! 住信SBIネット銀行
まとめ:米国株は手数料が最安のSBI証券で始めよう
- 米国株は1111ドル以下で買付けすると手数料負けする
- 米国株で手数料負けしないためには1111ドル以上買えばいい
- 4444ドル以上買うと手数料率は0.45%以下になり、お得に買える
- 為替手数料を考慮すると、SBI証券+住信SBIネット銀行が組み合わせがベスト
米国株を買うときは、必ず1111ドル以上のまとまった金額で買付けをしましょう。
また、米国株をやるなら手数料が最安になるSBI証券が相対的にお得です。
僕は積立NISAは楽天証券を使っていますが、米国株は手数料を最安にできるSBI証券でスタートしました。
口座を作るのは面倒かもしれませんが、ノーリスクで手数料を下げられるので、やらないともったいないです。
もし、まだお持ちでない方は、口座開設をして米国株を攻略するベストな装備を整えましょう!
CHECK! SBI証券
その他の証券会社との比較はこちらの記事をご覧ください。