こんにちは、確定拠出年金で100万円以上を運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
「イオン銀行のiDeCoでおすすめ商品があれば知りたいな」
こんな投資初心者の方向けに、イオン銀行のiDeCoでおすすめの商品をご紹介します。
- iDeCoの商品の選び方が分かる
- イオン銀行のiDeCoでおすすめ商品が分かる
なお、「本当にiDeCoを始めるべきか?」「運用商品の選び方」「失敗しない受け取り方」など、確定拠出年金の網羅的な情報はこちらにまとめているのでぜひご覧ください。
目次
イオン銀行のiDeCo商品ラインナップは24本!
【2020年6月1日更新】
※元本保証商品を除く
ファンド名 | 信託報酬 | 純資産総額 (2021/03/31) |
---|---|---|
バランス マイバランス30(確定拠出年金向け) | 0.154% | 898.44億円 |
バランス マイバランス50(確定拠出年金向け) | 0.154% | 1616.03億円 |
バランス マイバランス70(確定拠出年金向け) | 0.154% | 1216.03億円 |
バランス たわらノーロード バランス(8資産均等型) | 0.154% | 169.43億円 |
バランス 投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2035) | 0.825% | 10.71億円 |
バランス 投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2045) | 0.913% | 4.32億円 |
バランス 投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2055) | 0.913% | 2.09億円 |
バランス イオン・バランス戦略ファンド | 0.968% | 26.92億円 |
国内債券 たわらノーロード 国内債券 | 0.154% | 177.58億円 |
国内株式 DIAM DC 国内株式インデックスファンド | 0.154% | 528.01億円 |
国内株式 ひふみ年金 | 0.836% | 489.82億円 |
国内株式 フィデリティ・日本成長株・ファンド | 1.683% | 4713.16億円 |
先進国債券 たわらノーロード 先進国債券 | 0.187% | 207.77億円 |
先進国債券 たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> | 0.22% | 92.51億円 |
新興国債券 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド | 0.572% | 117.75億円 |
先進国株式 たわらノーロード 先進国株式 | 0.10989% | 1013.17億円 |
先進国株式 フィデリティ・米国優良株・ファンド | 1.639% | 366.58億円 |
先進国株式 フィデリティ・欧州株・ファンド | 1.65% | 259.55億円 |
新興国株式 DIAM新興国株式インデックスファンド<DC年金> | 0.5995% | 108.34億円 |
全世界株式 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDC | 1.0769% | 3.39億円 |
国内リート たわらノーロード 国内リート | 0.275% | 102.4億円 |
海外リート たわらノーロード 先進国リート | 0.297% | 112.27億円 |
金 iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) | 0.5085% | 45.31億円 |
S&P先進国REITインデックス(除く日本) たわらノーロード 先進国リート | 0.297% | 112.27億円 |
iDeCoで商品を選ぶ5つのポイント
- 何度売買しても課税されないので気楽に選ぶ
- インデックスファンドから選ぶ(信託報酬0.5%以下から選ぶ)
- アセットクラスは全世界株式、先進国、新興国から選ぶ
- 各アセットクラスの中で信託報酬が安いものを選ぶ
- 純資産残高が一定以上に大きく、右肩上がりに増えているものを選ぶ
上記の5つのポイントを守って商品を選べば、iDeCoで大失敗する可能性を劇的に抑えられます。
イオン銀行のiDeCoでおすすめできる商品:たわらノーロード 先進国株式
ファンド名 | たわらノーロード 先進国株式 |
---|---|
設定日 | 2015/12/18 |
商品種別 | インデックス投信 |
資産クラス | 先進国株式 |
対象インデックス | MSCI コクサイ・インデックス |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.10989% |
純資産総額 | 1254.36億円 (2021/06/30) |
主な販売会社 | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券 |
「たわらノーロード 先進国株式」は、「先進国株式」へ投資できるため、米国を中心とした力強い経済成長の恩恵が受けられます。
「先進国株式」の商品は全世界の株式の約80%を占めるため、分散具合としても十分です。
また「たわらノーロード 先進国株式」は、「先進国株式」の中でも信託報酬が最安です。イオン銀行でイデコをやるなら、この商品一択になります。
アクティブファンドは手数料が高いから除外する。区別がつかなければ信託報酬0.5%以上のものを避ければOK
信託報酬が与える影響は長期投資になるほど大きくなるので、できるだけ手数料が安い商品を選ぶのが鉄則です。
アクティブファンドは銘柄選定のための企業調査など人件費がかかるため、インデックスファンドよりも信託報酬が高くなることを避けられません。
そのため、インデックスファンドの中から運用商品を選ぶのが無難です。
もしアクティブファンドとインデックスファンドの違いがわからなければ、シンプルに「信託報酬が0.5%以上のものは買わない」と覚えておけばOKです。
この制約により、以下のファンドは候補から除外しましょう。
商品名 | 信託報酬 |
---|---|
バランス型 イオン・バランス戦略ファンド (愛称:みらいパレット) | 0.9504% |
バランス型 投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2035) | 0.8100% |
バランス型 投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2045) | 0.8964% |
バランス型 投資のソムリエ(ターゲット・イヤー2055) | 0.8964% |
国内株式 ひふみ年金 | 0.8208% |
国内株式 フィデリティ・日本成長株・ファンド | 1.6524% |
全世界株式 ピクテ・グローバル・インカム 株式ファンドDC 愛称:グロインDC | 1.05732% |
先進国株式 フィデリティ・米国優良株・ファンド | 1.6092% |
先進国株式 フィデリティ・欧州株・ファンド | 1.6200% |
長期でリターンを最大化するには株式が最善。定期預金、コモディティ、債権、バランス型は避けよう
定期預金、保険はリターンが低すぎてiDeCoの無駄遣い
2019年2月1日〜2月5日に行われたiDeCoアンケート調査によると、iDeCoの保有金融商品のうち48.4%が定期預金、14.2%が保険商品で運用されているようです。
参考:投資信託に関するアンケート調査報告書-2018年(平成30年)NISA、iDeCo等制度に関する調査) – 投資信託協会
定期預金、保険はお金を増やす意味では、最も効率の悪い商品です。iDeCoという税制優遇の無駄遣いとも言えます。
元本保証商品のデメリットは「確定拠出年金(iDeCo)「元本保証」の5つのデメリットとおすすめ商品を紹介」で詳しく紹介しているので、現時点でなんとなく元本保証商品で運用してしまっている方は必ず目を通してみてください。
コモディティ(金)、債権、バランス型も長期投資では株式にリターンが劣るのでおすすめしない
株式投資の権威、シーゲル教授は「株式投資の未来」の中で、株式、短期国債、長期国債、金、ドルの実質トータル・リターンを次のように示しています。
このグラフはインフレ調整後のトータルリターンです。1802年の1ドルは2003年では0.07セントに価値が目減りしています。
1802年の1ドルだった金は、2003年に1.39ドルにしか増えていません。これは金の値上がりの中身の大部分はインフレ影響のみということです。
短期国債、長期国債も悪くはありませんが、株式のリターンと比べると見劣りします。株式のすごいところは200年という長期に渡り年率6.5%〜7%というリターンを維持し続けていることです。
よって、以下のファンドは候補から除外しましょう。
商品名 | 信託報酬 |
---|---|
バランス型 マイバランス30 (確定拠出年金向け) | 0.2376% |
バランス型 マイバランス50 (確定拠出年金向け) | 0.2484% |
バランス型 マイバランス70 (確定拠出年金向け) | 0.2592% |
バランス型 たわらノーロード バランス (8資産均等型) | 0.2376% |
国内債券 たわらノーロード 国内債券 | 0.1512% |
先進国債券 たわらノーロード 先進国債券 | 0.1836% |
先進国債券 たわらノーロード 先進国債券 <為替ヘッジあり> | 0.2160% |
新興国債券 三菱UFJ DC新興国債券 インデックスファンド | 0.5616% |
国内リート たわらノーロード国内リート | 0.2700% |
海外リート たわらノーロード先進国リート | 0.2916% |
金 iシェアーズゴールドインデックス・ファンド (為替ヘッジなし) | 0.5038% (実質負担) |
定期預金 イオン銀行iDeCo定期預金 5年 | – |
日本株式は今後の成長が悲観的だからおすすめしない
日本は過去30年間、全く経済成長ができませんでした。これからは少子高齢化が加速していくので、労働生産人口は減り、消費は下火になっていきます。
高齢者が増えることで、莫大な社会保障費が必要になるので、税金や社会保険料の増加は避けられそうにありません。
そんな状況で、日本が世界経済をリードするだけの成果を上げるのは相当厳しいのではないかと個人的には思っています。
日本の将来についてはこちらの記事も一度ご覧ください。
よって、以下のファンドも候補から外しましょう。
商品名 | 信託報酬 |
---|---|
国内株式 DIAM DC 国内株式インデックスファンド | 0.1674% |
イオン銀行のiDeCoの手数料は?【ネット証券と同じ水準に安い】
イオン銀行のiDeCoにかかる手数料と、手数料最安の部類になるSBI証券、マネックス証券の手数料を比較したのが次の表です。
項目 | イオン銀行 | SBI証券 | マネックス 証券 |
---|---|---|---|
加入時 初期手数料 | ¥2,829 | ¥2,829 | ¥2,829 |
毎月の手数料 (拠出あり) | ¥171 | ¥171 | ¥171 |
毎月の手数料 (拠出なし) | ¥66 | ¥66 | ¥66 |
給付手数料 (1回あたり) | ¥440 | ¥440 | ¥440 |
還付手数料 (1回あたり) | ¥1,488 | ¥2,148 | ¥1,488 |
移管手数料 | 記載なし | ¥4,400 | ¥4,400 |
公式URL | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
加入時の初期手数料、毎月の手数料(拠出あり、拠出なし)、給付手数料、還付手数料のすべてにおいてイオン銀行は最安水準です。
ただし、iDeCoを他の金融期間に移管するときに発生する「移管手数料」については記載がなかったため、こちらは他のネット証券と同様4,320円の費用が掛かる可能性があります。要確認です。
イオン銀行のiDeCoの口コミ・評判は?
ネット証券のiDeCoと比べると商品の運用コストが高い
今回おすすめした「たわらノーロード先進国株式」は決して悪い商品ではありません。
ですが、ネット証券には国内で最も手数料が安い優良商品が揃っています。
ネット証券を代表してSBI証券・マネックス証券とイオン銀行の「主な資産クラスの最安商品」を比較したものが次の表です。
投資対象 | イオン銀行 | SBI証券 セレクトプラン | マネックス 証券 |
---|---|---|---|
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式 0.2160% | eMAXIS Slim 先進国株式 0.107892% | eMAXIS Slim 先進国株式 0.107892% |
新興国株式 | DIAM 新興国株式 インデックス ファンド 0.5886% | eMAXIS Slim 新興国株式 0.20412% | eMAXIS Slim 新興国株式 0.20412% |
全世界株式 | 取り扱い なし | eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本) 0.15336% | 取り扱い なし |
米国株式 | 取り扱い なし | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) 0.162% | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) 0.162% |
「eMAXIS Slimシリーズ」は国内でも信託報酬が最安水準の投資信託です。
SBI証券やマネックス証券では「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるので、長期投資でリターンに有利に働きます。
マネックス証券はiDeCo商品数の上限に余裕があるので、将来低コストな商品が登場したとしても柔軟に対応できる
「確定拠出年金の商品が多すぎると投資家の商品選びが大変になるから、上限を35個にしよう」という取り決めが2018年5月1日からスタートしました。
参考:確定拠出年金制度等の一部を改正する法律の主な概要(平成30年5月1日施行) |厚生労働省
ネット証券各社のiDeCo商品は以下のようになっています。
項目 | SBI証券 オリジナル プラン | SBI証券 セレクト プラン | 楽天証券 | マネックス 証券 |
---|---|---|---|---|
商品数 | 63 (後に37へ) | 36 | 32 | 26 |
SBI証券のセレクトプランは低コストな商品が充実していますが、商品を追加する余力がないため将来の拡張性という面ではやや不安が残ります。
一方、マネックス証券は枠に余裕があるため、今後の新商品追加にも対応が可能です。
SBI証券ならiDeCoだけでなく、つみたてNISAや米国株まで万能。シンプルに1つの証券会社ですべてを運用できる
iDeCoの拡張性はマネックス証券に劣るものの、SBI証券ならiDeCoだけでなく、つみたてNISAや米国株も安い手数料と商品ラインナップが充実しています。
「iDeCoだけでなくつみたてNISAや米国株もやろうか考えている」「でも、証券口座を複数作るのは管理が大変そうだから避けたい」
こんな方は、多少のお得よりも「利便性」を優先して、SBI証券で口座を作ると幸せになれると思います。
まとめ:ネットができる人ならSBI証券かマネックス証券でiDeCoを始めよう
イオン銀行のiDeCoは24本の投資信託がありますが、その中で最もおすすめな商品は「たわらノーロード先進国株式」です。
他の証券会社でもそのまま使えるiDeCoの商品選びのポイントもおさらいしておきます。
- 何度売買しても課税されないので気楽に選ぶ
- インデックスファンドから選ぶ(信託報酬0.5%以下から選ぶ)
- アセットクラスは全世界株式、先進国、新興国から選ぶ
- 各アセットクラスの中で信託報酬が安いものを選ぶ
- 純資産残高が一定以上に大きく、右肩上がりに増えているものを選ぶ
この記事では、イオン銀行のおすすめ商品をご紹介しましたが、ネットが少しでも使える方であれば絶対にネット証券を利用する方がお得です。
これからiDeCo口座を作る方は、業界最安水準の投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるマネックス証券かSBI証券「セレクトプラン」で始めるのがおすすめです。
- マネックス証券 iDeCo:低コストかつ商品拡張性に優れる。長期運用にピッタリ
- SBI証券:初心者向けのiDeCoに最適。iDeCo以外も万能。全てが合格点
2018年5月からiDeCoの取り扱い商品上限数に35個の上限が設定されましたが、マネックス証券は将来低コストな商品が登場してもiDeCoラインナップへの拡充が期待できます。
僕も今の会社を退職したら、iDeCoはマネックス証券に移管するつもりです。
iDeCoで長期に渡り低コストな運用を続けたい方は、マネックス証券で始めましょう。
CHECK! マネックス証券 iDeCo
また、初心者の方はSBI証券がおすすめです。iDeCo以外の「つみたてNISA」「米国株」など全てにおいて平均点を超えていて優秀です。
「証券会社を切り替えて使うのが面倒。できるだけほったらかしがいい」と感じる方はSBI証券で始めましょう。(うちの妻もSBI証券を利用してます)
今なら期間限定でキャンペーンが開催中です。
CHECK! SBI証券
CHECK! iDeCoはこちらからどうぞ
その他の証券会社との比較はこちらの記事をご覧ください。