こんにちは、企業型確定拠出年金を運用していたシータ(@tsumitate_theta)です。
先日、前の会社を卒業することになり、確定拠出年金も企業型から個人型へ移換することにしました。
初めて企業型から個人型へ移換するとき「何をどうすればいいのかわからん!」という人がきっと多いと思います。僕もそうでした。
そこで、この記事では僕が実際に移換したときの手続きをベースに、いつなにをどのように進めればよいかを徹底解説します。
- 移換で何をやればいいか、何をやらなくて良いかが分かる
- 移換時の注意点が分かる
なお、「本当にiDeCoを始めるべきか?」「運用商品の選び方」「失敗しない受け取り方」など、確定拠出年金の網羅的な情報はこちらにまとめているのでぜひご覧ください。
目次
会社を退職した!企業型からiDeCoへ移換するためにまず何をすればいいの?【手続きの流れを紹介】
僕の場合は、こんな流れで移換手続きをすすめました。
- 証券会社のiDeCoへ資料請求をする
- 会社から「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」が届く
- 申し込み資料を書いて、証券会社へ送る
- 1〜2ヶ月後に移換完了
何はともあれまずは証券会社へiDeCoの資料請求をしよう
「企業型からイデコへの切り替えは、勤務先の書類が何か必要なんでしょ?それが届いてからやればいいよね?」
と思ってる方も多いと思いますが、勤務先の書類を待つ必要は全くありません。
なんなら現職中に書類請求しても問題ありません。有給消化の期間中に書類請求をして、どこの証券会社に決めるか確定してしまいましょう。
iDeCoの証券会社は、「初めて投資をやるから難しいことはよくわからないよ」という初心者の方なら利便性に優れたSBI証券が、「いろんな商品を自分で組み合わせて運用したいよ」という中級者以上の方ならマネックス証券がおすすめです。
- マネックス証券 iDeCo:低コストかつ商品拡張性に優れる。長期運用にピッタリ
- SBI証券:初心者向けのiDeCoに最適。iDeCo以外も万能。全てが合格点
具体的なiDeCoサービスの比較は「【2021年4月版】iDeCo(イデコ)の比較!手数料・商品からおすすめ金融機関を紹介!」で解説しているので、ぜひ一度ご覧ください。
会社から「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」が届く
イデコの申し込みには、「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」という紙に書かれた情報が必要になりますが、この紙は退職後にしばらくすると届きます。
イデコの申し込みの際に、この紙の中の次の項目を使用することになります。
- 記録関連運営管理機関
- 実施事業所登録番号
- 資格喪失日
ちなみにこの書類は勤務先の方で「記録関連運営管理機関」(僕の場合は「日本インベスターソリューションアンドテクノロジー(JIS&T)」)へと手配をしてくれるため、特にこちら側から資料請求などをする必要はないと思います。
申込書類に記載をして証券会社へ資料を送ろう
勤務先から届いた「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」の情報を元に申込み用紙を記載しましょう。
申込みの際にイデコの年払い(年単位拠出)を選択すると、月ごとに掛金を指定できるのですが、僕は限度額を正しく理解していなかったため、書類不備として差し戻しを食らってしまいました。
限度額のルールはなかなかに複雑だったのですが、マネックス証券先生が非常に分かりやすい資料で指示してくれたため、限度額の理解が深まりました。
詳細は「iDeCo(イデコ)を年払いへ変更するときの注意点|年単位拠出限度額を徹底解説」で紹介しているので、イデコの年払い(年単位拠出)をされる方は、必ず一読してみてください。
企業型からiDeCoへの移換にかかる期間【僕の実例を紹介】
僕が実際にやった手続きの流れと日程は次のとおりです。
- 会社を退職する:6/30
- マネックスのiDeCoを資料請求:7/4
- マネックスから書類が届く:7/8
- 会社から「確定拠出年金加入者資格喪失手続完了通知書」が届く:7/9
- マネックスへ書類送付:7/9
- 書類不備で差し戻し:7/19
- 書類修正して再送付:7/20
- マネックスから「iDeCo加入審査開始のお知らせ」メールが届く:7/23
前述した書類不備があったため10日間ほどロスをしてしまいましたが、「iDeCo加入審査開始のお知らせ」というものが届いたため、無事先へ進めたような気がします。
メールによれば、ここから加入手続き完了までに1ヶ月〜2ヶ月かかるようです。
企業型から個人型へ移換するとき、既存の資産はどうなるの?【退職後1ヶ月はまだ運用されているよ】
放置されるのかぽっぽ?
僕の勤務先の企業型確定拠出年金は、野村證券でした。
野村證券の場合、退職から約1ヶ月たった7月23日時点で、次のように運用商品ごとの資産状況を確認できました。
この様子だと、移換が完了するときまで企業型確定拠出年金の証券会社の方で資産状況が確認できるのかもしれません。
移換期間の注意点:6ヶ月を過ぎると自動移管されてしまうのですぐに手続きを始めよう
企業型の確定拠出年金は、会社を退職後、移管手続きをしないまま6ヶ月放置すると自動移管がされてしまいます。
今は76万人がこの自動移管状態にあるそうです。
自動移管状態は百害あって一利なしです。
デメリットや対応方法などは「企業型確定拠出年金を退職後に放置すると危険!デメリットや対応方法を解説」で詳しく解説しているので、ぜひ一度ご覧ください。
まとめ:iDeCoはeMAXIS Slimが買えるSBI証券かマネックス証券で始めよう
企業型からイデコへの移換する際の具体的な流れをご紹介しました。
実際にご自身がイデコへ移換するときは、もう一度この記事を読み返していただくと、簡単に移換できるのではと思います。
また、イデコに乗り換える際は低コスト商品が充実しているネット証券を利用する方がお得です。
これからiDeCo口座を作る方は、業界最安水準の投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるマネックス証券かSBI証券「セレクトプラン」で始めるのがおすすめです。
- マネックス証券 iDeCo:低コストかつ商品拡張性に優れる。長期運用にピッタリ
- SBI証券:初心者向けのiDeCoに最適。iDeCo以外も万能。全てが合格点
2018年5月からiDeCoの取り扱い商品上限数に35個の上限が設定されましたが、マネックス証券は将来低コストな商品が登場してもiDeCoラインナップへの拡充が期待できます。
僕も今の会社を退職したら、iDeCoはマネックス証券に移管するつもりです。
iDeCoで長期に渡り低コストな運用を続けたい方は、マネックス証券で始めましょう。
CHECK! マネックス証券 iDeCo
また、初心者の方はSBI証券がおすすめです。iDeCo以外の「つみたてNISA」「米国株」など全てにおいて平均点を超えていて優秀です。
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その他の証券会社との比較はこちらの記事をご覧ください。