こんにちは、確定拠出年金で100万円を運用しているシータ(@tsumitate_theta)です。
信託報酬が高い古い商品が中心で時代遅れとなっていたSBI証券のiDeCoですが、新プラン「セレクトプラン」が登場で一気にネット証券最強のラインナップに超強化されました。
iDeCoでは他社を寄せ付けない圧倒的なコストパフォーマンスを誇っていた「マネックス証券」と互角かそれを上回るスペックの商品が揃っています。
この記事では、新プラン「セレクトプラン」も対象に含み、SBI証券のiDeCoでおすすめの商品とあなたにふさわしい資産配分をご紹介します。
- 失敗しないiDeCo商品の選び方が分かる
- SBI証券のidecoで何を買えばいいか分かる
- あなたにあったideco資産配分が分かる
ここで紹介している商品選び、資産配分のやり方で現在年利6%で運用できているので、きっとあなたのお役に立てるのではと思います。
本当にiDeCoを始めるべきか?、運用商品の選び方、失敗しない受け取り方など、確定拠出年金の網羅的な情報は↓にまとめているのでぜひご覧ください。
また、SBI証券はiDeCoだけでなく米国株も低コストに取引が可能で、つみたてNISAや国内株などすべてにおいて平均点を超えてくる万能な証券会社です。「SBI証券をどう使おうかな?」と検討中の方は以下もあわせてご覧ください。
それでは早速見ていきましょう!
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目次
新iDeCoルールの「商品数35個上限」に対応するため、SBI証券は従来の「オリジナルプラン」と新プラン「セレクトプラン」いずれかを選べる仕組みに変更になった
2018年11月1日から新プラン「セレクトプラン」の申し込みがスタートし、このタイミングからSBIのiDeCoは新旧プランからいずれかを選んで利用できるようになりました。
商品ラインナップで言えば、「セレクトプラン」の方が圧倒的に低コストの投資信託が揃っているので、現在「オリジナルプラン」で運用中の方は、「セレクトプラン」に切り替えて運用するのが良いと思います。
確定拠出年金の商品は多すぎると僕らが選ぶのが大変になるから、上限は35個にしようという取り決めが2018年5月1日からスタートしました。
参考:確定拠出年金制度等の一部を改正する法律の主な概要(平成30年5月1日施行) |厚生労働省
これまでの利用者には不便がかからないようにするために、別プランとして優良商品が揃ったプランをスタートしたんだと思うよ
SBI証券「セレクトプラン」の商品ラインナップは35本
というわけで低コストで優良な投資信託が集まった新プラン「セレクトプラン」が誕生しました。
数が減ったとはいえまだ35個もあります。
初心者の方は何を選べば良いかわからない人も多いと思いますが、安心してください。
正しい選び方をマスターすれば、ここから消去法で1本〜3本に絞り込めます。
SBI証券以外でもそのまま使える失敗しないiDeCo商品の選び方
- 何度売買しても課税されないので気楽に選ぶ
- インデックスファンドから選ぶ
- アセットクラスは新興国株式、先進国株式、全世界株式型から選ぶ
- 各アセットクラスの中で信託報酬が安いものを選ぶ
- 純資産残高が一定以上に大きく、右肩上がりに増えているものを選ぶ
アセットクラスを新興国株式、先進国株式、全世界株式型に絞る理由は、iDeCoは60歳まで引き出しができないためです。
長期投資が前提であれば、債券を入れなくとも時間が価格変動のリスクを吸収してくれます。
また、リターンが高い株式に限定することで運用益が非課税のメリットを最大限活用することができます。
iDeCoでは絶対に選んじゃダメだよ!
失敗しないiDeCo商品の選び方は「マネックス証券のiDeCoでおすすめの商品と資産配分を徹底解説!」で詳細を解説しているのでぜひご覧ください。もちろんSBI証券、楽天証券でもそのまま使える選び方になっています。
SBI証券のideco「セレクトプラン」のおすすめ商品
- 先進国株式(リターンやや大)
- 新興国株式(リターン大)
- 全世界株式(リターン並)
従来の「オリジナルプラン」では、全世界株式で長期投資に適した商品がなかったのですが、新プラン「セレクトプラン」では、素晴らしい商品が設定されました。
先進国株式のおすすめ商品:eMAXIS Slim先進国株式インデックス
世界時価総額の大部分を占める「先進国株式」の資産クラスでは、なんと言ってもこれ「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がオススメです。
ファンド名 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
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設定日 | 2017/02/27 |
商品種別 | インデックス投信 |
資産クラス | 先進国株式 |
対象インデックス | MSCI コクサイ・インデックス |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.1023% |
純資産総額 | 1835.3億円 (2021/03/31) |
この商品を買える 主な金融機関 | マネックス証券、SBI証券(セレクトプラン) |
- 先進国株式で信託報酬が最安
- 過去5回もの信託報酬値下げ実績がある
- 純資産総額は右肩上がり
「eMAXIS Slimシリーズ」は業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けると公式サイトで宣言しているだけあって、低コストっぷりが伊達じゃないです。
参考:eMAXIS Slimシリーズ公式サイト
参考:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | eMAXIS
やっぱり「eMAXIS Slimシリーズ」は偉大だね
eMAXIS Slim先進国株式インデックスの実質コストや利回りなどの詳細は「eMAXIS Slim先進国株式インデックスの評価は?運用コストを抑えたい人に必須の1本」をご覧ください。
新興国株式のおすすめ商品:eMAXIS Slim新興国株式インデックス
今後20年で大きく成長が期待される「新興国株式」クラスでは、やっぱりこの方「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」をおすすめします。
ファンド名 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
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設定日 | 2017/7/31 |
商品種別 | インデックス投信 |
資産クラス | 新興国株式 |
対象インデックス | MSCI Emerging Markets Index |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.187% |
純資産総額 | 588.46億円 (2021/03/31) |
この商品を買える 主な金融機関 | マネックス証券、SBI証券(セレクトプラン) |
- 新興国株式で信託報酬が最安
- 過去3回、信託報酬値下げ実績がある
- 純資産総額は右肩上がり
参考:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | eMAXIS
全世界株式のおすすめ商品:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
「全世界株式」からは「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」です。
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
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設定日 | 2018/03/19 |
商品種別 | インデックス投信 |
資産クラス | 全世界株式 |
対象インデックス | MSCI ACWI Index(除く日本) |
購入手数料 | 0% |
信託財産留保額 | 0% |
信託報酬 | 0.1144% |
純資産総額 | 504.6億円 (2021/03/31) |
この商品を買える 主な金融機関 | SBI証券(セレクトプラン) |
- 全世界株式で信託報酬が最安
- 2019年8月9日に初の信託報酬値下げ
- 純資産総額は右肩上がり
みんな大好き「楽天全世界株式(VT)」とは違い、「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」はその名の通り「日本」へ投資地域に含まれていません。
ですが、それ以上に信託報酬の安さの方が長期投資には影響してくるので、全世界株式枠には適しています。
参考:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | eMAXIS
結局全てのおすすめが「eMAXIS Slimシリーズ」で埋まってしまいました。
eMAXIS Slimシリーズの詳細は「泣く子も黙る最安の投資信託「eMAXIS Slim」の実質コストが判明!今後はeMAXIS Slimだけ買えばいい」もぜひご覧ください。
SBI証券のiDeCo「セレクトプラン」のおすすめポートフォリオ
ここからはあなたの資産運用レベルに応じて3種類の運用方法をご紹介します。
- 初心者:自分で資産配分を決めるのは難しい人
- 中級者:iDeCo内で資産配分を決められる人
- 上級者:iDeCo外も含めて資産配分できる人
あなたにマッチしたマッチした部分を読んで、運用方法の参考にして見てください。
それでは1つずつ見ていきましょう。
初心者:自分で資産配分を決めるのは難しい人
「自分で資産配分を決めるには不安だ」というあなたには、全世界の株式時価総額配分である「市場ポートフォリオ」に沿って資産配分をすることをおすすめします。
最近はざっくり「日本:先進国:新興国=10:80:10」程度の配分になっています。
(最新の全世界時価総額配分はmyINDEXで確認できます。)
参考:世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) – myINDEX
ここから日本は除外して、先進国:新興国=90:10ぐらいで保有するのがおすすめです。
実はこの配分は「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」を1つ買うだけで実現できます。
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本):100%
初心者の方は「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」を1本、脳死で積み立て続ければ、60歳になる頃は一財を成していると思います。
中級者:iDeCo内で資産配分を決められる人
iDeCo内での資産配分を自信を持って自分で決められる人には「eMAXIS Slim先進国株式」と「eMAXIS Slim新興国株式」を想い想いの配分で買って見ましょう。
初心者向けで紹介した「市場ポートフォリオ」に近い先進国:新興国=90:10をベースに、あなたの考える未来を少しだけ反映させるのがおすすめです。
もし、一度決めた資産配分で保有してみて後から何か違うなと思っても、iDeCoなら手数料無料で税金も0で好きなだけ資産配分の変更ができます。
臆せず、好きなだけ資産配分の調整をしてみましょう。
上級者:iDeCo外も含めて資産配分できる人
自分でiDeCo外のNISAや特定口座も含めて資産配分できる人は「eMAXIS Slim先進国株式」と「eMAXIS Slim新興国株式」で、自分の資産全体のアセットアロケーションを組みましょう。
選ぶときは、まず確定拠出年金の枠を先進国株式or新興国株式から埋めて、溢れた部分をNISA枠で使うようにします。
- 確定拠出年金:まずここで先進国株式or新興国株式を買う
- NISA:次にここで新興国株式or先進国株式を買う
- 特定口座:残りをここで買う
自分で決めた資産配分どおりに、リターンの高いアセットクラスを上記の順に埋めていく
僕は、確定拠出年金は新興国75%、先進国25%で配分していて、NISAが新興国と先進国のブレンド、特定口座は先進国メインの配分にしてます。
以下のアセットアロケーションで運用中です。
- 先進国株式:80%
- 新興国株式:20%
詳しくは「インデックス投資のアセットアロケーション(資産配分)と運用成績」で紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ:SBI証券でiDeCoをするなら「セレクトプラン」に切り替えよう
SBI証券のiDeCoおすすめ商品と資産配分の考え方をご紹介しました。
新プラン「セレクトプラン」の登場で、SBI証券のiDeCoラインナップは、これまで最強だったマネックス証券と互角かそれ以上のラインナップに成長しました。
これまではネット大手3社ではマネックス証券でしか買えなかった「eMAXIS Slimシリーズ」をSBI証券でも買うことができます。
まだSBI証券の口座を持っていない方は、こちらからSBI証券の口座を開設しておくと、iDeCo口座の開設がスムーズです。
口座数はネット証券No1なので開設しておいて後悔することはありません。(僕も持っています)
すでにSBI証券でiDeCoを利用中の方は、忘れないうちに「セレクトプラン」に切り替えてください。
初心者の方であれば「セレクトプラン」に切り替えて、あとは「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」に積立設定をしてほったらかしておけば、60歳になる頃にはそれなりの資産が作れます。
また、SBI証券は2020年にかけて各種手数料無料化がどんどん進む予定です。
- 投資信託:対象商品の買付手数料が無料【2019/12/16(月)より】
- 信用取引:対象商品の取引手数料が実質無料【2019/12/16(月)より】
- 夜間PTS:取引手数料が実質無料【2019/12/16(月)より】
- 国内株式(現物・信用):手数料の無料化範囲を拡大【2019/12/23(月)より】
- 国内ETF(97銘柄):取引手数料が実質無料【2020/1/14(火)より】
- 米国ETF(9銘柄):買付手数料が実質無料【2020/1/2(木)より】
- 日計り信用:取引手数料 実質無料&買方金利・貸株料を1.80%へ引き下げ【2020年1月中旬より】
今なら期間限定でキャンペーンが開催中なので、まだ口座をお持ちでない方はお得なこのタイミングで作っておきましょう!
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CHECK! iDeCoはこちらからどうぞ
SBI証券の万能神っぷりは、以下の記事にまとめているのであわせてご覧ください。